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この細目の説明文は二文に分かれている。それぞれ細目名のどちらに対応するか。
文逐語細目名
一文目サービスマネジメントシステムの計画を作成,実施及び維持することを理解する。計画
二文目…サービスの運用を支援するために必要な知識を決定し,維持することを理解する。支援

細目名「計画と支援」の 2 語は、それぞれ一文目・二文目に現れる。 ただし、シラバスが二文と細目名を対応づけていると述べているわけではない。

計画に対して行うことは何か。3 つ挙げよ。

作成、実施、維持の 3 つである。

サービスマネジメントシステムの計画を作成,実施及び維持することを理解する。

同じ小分類 01 の細目 02 は、細目名が「確立,実施,維持及び継続的改善」の 4 つだった (説明文では「確立し,実施し,維持し,継続的に改善する」という語形である)。 こちらは「作成,実施及び維持」の 3 つで、「確立」ではなく「作成」であり、 「継続的改善」が無い。 どちらもシラバスの表記のままである。

支援のために必要なものとして、シラバスは何を挙げているか。

「知識」だけである。

サービスマネジメントシステム及びサービスの運用を支援するために必要な知識を決定し, 維持することを理解する。

用語例には資源・力量・認識・コミュニケーション・文書化した情報も並ぶが、 説明文がそれらを「支援するために必要なもの」として挙げているわけではない。

シラバスはサービスマネジメントシステムの計画を作成、実施及び維持することを理解するとし、あわせてサービスマネジメントシステム及びサービスの運用を支援するために必要な知識を決定し、維持することを理解するとしている。説明文は二文に分かれ、細目名の「計画」は前半に、「支援」は後半に現れるが、シラバスが二文と細目名を対応づけていると述べているわけではない。支援の対象は「サービスマネジメントシステム及びサービスの運用」で、「及び」で 2 つが並ぶが「の運用」がどちらに係るかは書かれておらず、支援のために必要なものとして挙げられているのは「知識」だけである。用語例は 9 語で、そのうち PDCA は展開の無い略記、JIS Q 9001 は規格番号だが、どちらも展開も規格名称も書かれていない。

説明文の二文と細目名の対応

文対象行い細目名
一文目サービスマネジメントシステムの計画作成,実施及び維持計画
二文目支援するために必要な知識決定し,維持する支援

二文目が支援する対象は「サービスマネジメントシステム及びサービスの運用」である。 「及び」で 2 つが並ぶが、「の運用」がどちらに係るかはシラバスに書かれていない。 この表はシラバスの二文を切り出したものであり、シラバスがこの見出しを立てているわけではない。

用語例 9 つ(シラバスの並び順のまま)

順用語例括弧・展開
1PDCA無し(展開なし)
2JIS Q 9001無し(規格名称なし)
3マネジメントシステム無し
4資源無し
5力量無し
6認識無し
7コミュニケーション無し
8文書化した情報無し
9知識無し

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 9 語のうち、説明文に独立した語として現れるのは「知識」だけである。 (3 つ目の「マネジメントシステム」は、説明文の「サービスマネジメントシステム」の 一部として現れるが、その形では現れない。) シラバスは 9 語のどれにも括弧を付けていない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文二文(「…理解する。また,…理解する。」)
列挙に付くラベル用語例
用語例の数9
末尾「など」は付かない

説明文は二文である。

サービスマネジメントシステムの計画を作成,実施及び維持することを理解する。 また,サービスマネジメントシステム及びサービスの運用を支援するために必要な知識を決定し, 維持することを理解する。

続けて 9 つが列挙されている。

用語例 PDCA,JIS Q 9001,マネジメントシステム,資源,力量,認識,コミュニケーション, 文書化した情報,知識

細目名は「計画と支援」である。

  • 一文目に「計画」— 計画を作成し、実施し、維持する
  • 二文目に「支援」— 運用を支援するために必要な知識を決定し、維持する

シラバスが二文と細目名を対応づけていると述べているわけではない。 同じ語が細目名と説明文の両方に現れる、というところまでである。

「維持」は両方の文に現れる。

一文目は「作成,実施及び維持する」と 3 つを挙げる。

同じ中分類の小分類 01 の細目 02 と並べると、次のようになる。

細目対象行い
1.(2)(細目名)サービスマネジメントシステム確立,実施,維持及び継続的改善
1.(2)(説明文)同上確立し,実施し,維持し,継続的に改善する
2.(1)(この細目)(説明文)サービスマネジメントシステムの計画作成,実施及び維持

1.(2)は細目名と説明文で語形が違う。 この細目の行は説明文の側であり、 出所をそろえて読む。

対象が違う。 1.(2)はシステムそのもの、この細目はシステムの計画である。 行いも違う。 1.(2)は「確立」で始まり「継続的改善」で終わる 4 つ、 この細目は「作成」で始まる 3 つで「継続的改善」が無い。

どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。 シラバスが両者を対比しているわけでもない。

二文目は「サービスマネジメントシステム及びサービスの運用を支援する」と書く。

「及び」で 2 つが並ぶ。ただし「の運用」がどちらに係るかは、シラバスに書かれていない。

「サービスマネジメントシステム」と「サービス」を並べる形は、 同じ中分類の 1.(4)SLA の用語例 「サービス及びサービスマネジメントシステムのパフォーマンス」にも現れる。 ただし、シラバスが両者を結び付けているわけではない。

支援に必要なものは「知識」だけ

Section titled “支援に必要なものは「知識」だけ”

二文目が名指ししているのは「知識」の 1 語だけである。

…支援するために必要な知識を決定し,維持することを理解する。

用語例には「資源」「力量」「認識」「コミュニケーション」「文書化した情報」も並ぶが、 シラバスがそれらを「支援するために必要なもの」として挙げているわけではない。

用語例の 9 語のうち、説明文に独立した語として現れるのは「知識」だけである。

このノートで、用語例を「支援に必要なもの」として振り分けない。 名前から分類を組み立てることは spec.md §8.1a に反する。

用語例の先頭 2 語は、ほかの 7 語と性格が違って見える。

  • PDCA — 展開が書かれていない。 4 文字がそれぞれ何を指すかも無い
  • JIS Q 9001 — 規格名称が書かれていない。 何についての規格かも無い

シラバスが展開していないものを、このノートで補うことはしない。

JIS Q 9001 は、同じ中分類の 1.(2)の JIS Q 20000 とは別の規格番号である。

細目規格番号
1.(2)JIS Q 20000の規格群(ISO/IEC 20000シリーズ)
2.(1)(この細目)JIS Q 9001
2.(4)資産管理JIS X 0164シリーズ
2.(20)情報セキュリティ管理ISO/IEC 27000 シリーズ

4 つはそれぞれ別の細目の別の規格である。混同しない。 どの規格についても、規格名称も内容もシラバスには書かれていない。

なぜこの細目に JIS Q 9001 が挙がるのかも、シラバスに書かれていない。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • PDCA の 4 文字がそれぞれ何を指すか、どんな順で回すか
  • JIS Q 9001 の規格名称、内容、制定年、この細目との関係
  • 「マネジメントシステム」の定義、「サービスマネジメントシステム」との違い
  • 「資源」「力量」「認識」「コミュニケーション」「文書化した情報」がそれぞれ何を指すか
  • 「知識」をどう決定し、どう維持するか
  • 計画に何を書くか、誰が作るか

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。