デジタルリテラシー
説明文は何を理解する対象としているか。
経営目標の実現を目指して,デジタル技術を安全,有効,効率的に活用するために, デジタルリテラシーを確立することを理解する。
「デジタルリテラシーを確立すること」である。
デジタルリテラシーが何であるかは書かれていない。
確立の方法、確立できたと判断する基準も書かれていない。
デジタル技術をどう活用するのか。
「安全,有効,効率的に」の三つが挙がる。
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 安全 |
| 2 | 有効 |
| 3 | 効率的 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも優先順でもない。
三つの後ろに「など」は付かない。
三つそれぞれの中身、測り方はいずれも書かれていない。
三つが同時に満たせない場合の扱いも書かれていない。
細目名は用語例に現れるか。
現れない。
| 順 | 用語例 | 「リテラシー」 |
|---|---|---|
| 1 | ITリテラシー | 有り |
| 2 | メディアリテラシー | 有り |
| 3 | セキュリティ意識 | 無し |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
「デジタルリテラシー」という語は用語例に無い。
3 語がデジタルリテラシーを構成する要素だとも書かれていない。
シラバスは経営目標の実現を目指して、デジタル技術を安全、有効、効率的に活用するために、デジタルリテラシーを確立することを理解するとしている。理解する対象は「確立すること」であって、デジタルリテラシーが何かではない。用語例は ITリテラシー、メディアリテラシー、セキュリティ意識の 3 語で、細目名の「デジタルリテラシー」は用語例に無い。確立の方法と三つの用語例の意味は書かれていない。
説明文の組み立て
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 目的(遠い) | 経営目標の実現を目指して |
| 目的(近い) | デジタル技術を安全,有効,効率的に活用するために |
| 理解する対象 | デジタルリテラシーを確立すること |
| 文末 | を理解する。 |
この表はシラバスの一文を位置ごとに切り出したものであり、 シラバスがこの四つの見出しを立てているわけではない。 「など」は付かない。 目的が二段になっているが、シラバスは二つの関係を説明していない。
活用の仕方として挙がる三つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 安全 |
| 2 | 有効 |
| 3 | 効率的 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも優先順でもない。 三つの後ろに「など」は付かない。 三つそれぞれの中身、測り方、両立しない場合の扱いはいずれも書かれていない。 三つ目だけが「的」で終わる。シラバスの表記のままである。そろえない。
用語例 3 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 | 「リテラシー」 |
|---|---|---|---|
| 1 | ITリテラシー | — | 有り |
| 2 | メディアリテラシー | — | 有り |
| 3 | セキュリティ意識 | — | 無し |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも学ぶ順序でもない。 3 語のいずれにも括弧が付かない。IT も展開されていない。 3 語それぞれの意味、身につけ方、水準はいずれも書かれていない。 3 語がデジタルリテラシーの構成要素だとも、下位概念だとも書かれていない。 3 語は、この 31 細目でこの細目の用語例にしか現れない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(60 字) |
| 文末 | 「〜とを理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 「デジタル」 | 2 回 |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 3 |
| 括弧を持つ用語例 | 0 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
経営目標の実現を目指して,デジタル技術を安全,有効,効率的に活用するために, デジタルリテラシーを確立することを理解する。
続けて 3 個が列挙されている。
用語例 ITリテラシー,メディアリテラシー,セキュリティ意識
理解する対象は「確立すること」である
Section titled “理解する対象は「確立すること」である”説明文は「デジタルリテラシーを確立することを理解する」と書く。
デジタルリテラシーそのものの定義は書かれていない。
そのため、次はいずれもこの細目からは分からない。
- デジタルリテラシーが何を指すか
- 誰が身につけるものか
- どうやって確立するか
- 確立できたと判断する基準
細目名は「デジタルリテラシー」だが、説明文はその中身を書いていない。
目的が二段に書かれている
Section titled “目的が二段に書かれている”| 段 | 逐語 |
|---|---|
| 遠い | 経営目標の実現を目指して |
| 近い | デジタル技術を安全,有効,効率的に活用するために |
この表は説明文の二つの目的を並べたものである。
「経営目標の実現」のためにデジタル技術の活用があり、 その活用のためにデジタルリテラシーの確立がある、という形に読める。
ただしシラバスは二つの関係を説明していない。 このノートで因果を断定しない。
なお「経営目標」という語は、この 31 細目でこの細目の説明文にしか現れない。
用語例に細目名が無い
Section titled “用語例に細目名が無い”細目名は「デジタルリテラシー」だが、用語例にこの語は無い。
用語例 3 語のうち 2 語は「リテラシー」で終わるが、 「デジタルリテラシー」ではなく「ITリテラシー」「メディアリテラシー」である。
3 語目の「セキュリティ意識」は「リテラシー」を含まない。
シラバスは 3 語とデジタルリテラシーの関係を書いていない。
3 語がデジタルリテラシーの一部だと書くと、それはこのノートの創作になる。
「デジタル」を含む語がこの細目に集まる
Section titled “「デジタル」を含む語がこの細目に集まる”| 語 | 位置 |
|---|---|
| デジタル技術 | 4.(1)② の説明文(この細目) |
| デジタルリテラシー | 4.(1)② の説明文・細目名(この細目) |
| デジタル経営改革のための評価指標(DX推進指標) | 1.(1)③ の用語例 |
| デジタルディバイド | 4.(1)③ 普及啓発 の用語例 |
この表は同じ語を含む語を並べたものであり、 シラバスが四つを対応づけているわけではない。
この 31 細目で「デジタル」を含む語は、この四つだけである。
「デジタル技術」が何を指すかは、どの細目にも書かれていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- デジタルリテラシーの定義、構成要素、水準
- 確立の方法、判断基準、対象となる人
- 「デジタル技術」が何を指すか
- 安全・有効・効率的それぞれの中身、測り方
- ITリテラシー・メディアリテラシー・セキュリティ意識の意味、身につけ方
- 3 語がデジタルリテラシーの一部だという読み
- 4.(1)③ 普及啓発 の内容をこの細目の説明として持ち込むこと
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。