売上と利益の関係
説明文の一文目が挙げる、理解する対象は何か。
- 売上高と利益,費用の関係
- 固定費
- 変動費
- 原価
売上高と利益,費用の関係,固定費,変動費,原価を理解する。
一文目に「など」は付かない。
それぞれの意味、計算のしかたは書かれていない。
二文目が挙げる指標は何か。末尾の形にも注意せよ。
- 損益分岐点
- 安全余裕率
また,損益分岐点,安全余裕率など関連する指標, 変動費及び固定費の変化との関連を理解する。
末尾が「など」で開かれている。この二つで全部だとは書かれていない。
「関連する指標」が何に関連するのかは書かれていない。
説明文の語が用語例にもそのまま現れるのはどれか。
「損益分岐点」である。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 説明文 | 損益分岐点,安全余裕率など |
| 用語例 | …,変動損益計算書,損益分岐点(12 語目) |
説明文のもう一方「安全余裕率」は用語例に無い。
用語例 12 語のうち、「原価」を含むのは何語か。
5 語である。
| 順 | 用語例 |
|---|---|
| 6 | 費用分解原価計算 |
| 7 | 原価制度 |
| 8 | 原価分析 |
| 9 | 原価構成 |
| 10 | 原価管理 |
この表の「順」はシラバスの並び順のうち、該当する 5 語だけを抜き出した番号である。 重要度でも扱う順でもない。
5 語が連続して並んでいるが、シラバスがこの 5 語を一組として扱っているわけではない。
シラバスは売上高と利益、費用の関係、固定費、変動費、原価を理解すること、および損益分岐点、安全余裕率など関連する指標、変動費及び固定費の変化との関連を理解するとしている。説明文は二文で、二文目にある損益分岐点は用語例の最後にも同じ文字列で現れる。用語例は 12 語で、この語数の細目はこの一件だけであり、うち 5 語が「原価」を含む。
説明文の組み立て
| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 売上高と利益,費用の関係,固定費,変動費,原価を理解する。 |
| 二文目 | また,損益分岐点,安全余裕率など関連する指標,変動費及び固定費の変化との関連を理解する。 |
この表はシラバスの説明文を文で切ったものであり、シラバスが二文を対比しているわけではない。 一文目に「など」は無く、二文目にある。 「固定費」「変動費」は両方の文に現れる。
一文目が挙げる四つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 売上高と利益,費用の関係 |
| 2 | 固定費 |
| 3 | 変動費 |
| 4 | 原価 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 一つ目は「関係」で終わり、残る三つは名詞である。 一つ目の中にある「利益」「費用」と、二つ目以降の「固定費」「変動費」「原価」の 関係は書かれていない。
二文目が挙げるもの(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 損益分岐点,安全余裕率など関連する指標 |
| 2 | 変動費及び固定費の変化との関連 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 一つ目の列挙は「など」で開かれている。 指標の求め方、式はいずれも書かれていない。
用語例 12 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 販売量 | — |
| 2 | 機会損失 | — |
| 3 | 利益図表 | — |
| 4 | 限界利益図表 | — |
| 5 | 目標利益売上高 | — |
| 6 | 費用分解原価計算 | — |
| 7 | 原価制度 | — |
| 8 | 原価分析 | — |
| 9 | 原価構成 | — |
| 10 | 原価管理 | — |
| 11 | 変動損益計算書 | — |
| 12 | 損益分岐点 | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 12 語のいずれにも括弧が付かない。 12 語のいずれについても、意味・式・求め方は書かれていない。 3 語目と 4 語目は「図表」で終わり、「限界」が付くかどうかだけが違う。 12 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例には現れない。
語で分けた用語例
| 含む語 | 語数 | 用語例 |
|---|---|---|
| 原価 | 5 | 費用分解原価計算、原価制度、原価分析、原価構成、原価管理 |
| 利益 | 3 | 利益図表、限界利益図表、目標利益売上高 |
| 損益 | 2 | 変動損益計算書、損益分岐点 |
この表は語の一部で分けたものであり、シラバスが分類しているわけではない。 分類に入らない 2 語(販売量、機会損失)がある。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(73 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所(二文目) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 12(この 35 細目でこの語数はこの細目だけ) |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
売上高と利益,費用の関係,固定費,変動費,原価を理解する。また,損益分岐点, 安全余裕率など関連する指標,変動費及び固定費の変化との関連を理解する。
続けて 12 個が列挙されている。全語は ## 図 の表にある。
「損益分岐点」が説明文と用語例の両方にある
Section titled “「損益分岐点」が説明文と用語例の両方にある”二文目の「損益分岐点,安全余裕率など」の一つ目と、用語例の 12 語目が同じ文字列である。
もう一方の「安全余裕率」は用語例に無い。
同じ語が両方に置かれていることに、シラバスが理由を書いているわけではない。
損益分岐点が何か、どう求めるかはどちらの側にも書かれていない。
「固定費」「変動費」が二回ずつ出る
Section titled “「固定費」「変動費」が二回ずつ出る”| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 固定費,変動費,原価を理解する |
| 二文目 | 変動費及び固定費の変化との関連 |
この表は同じ語が現れる位置を並べたものである。
一文目は「固定費,変動費」の順、二文目は「変動費及び固定費」の順で、 並びが入れ替わっている。
つなぐ語も読点と「及び」で違う。
このノートで順序や表記をそろえない。
用語例の 5 語が「原価」を含む
Section titled “用語例の 5 語が「原価」を含む”6 語目から 10 語目の 5 語が連続して「原価」を含む。
この 35 細目には、3.(2)財務会計と管理会計 の用語例にも「原価」を含む語が 6 語ある
(ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算) の括弧の中にもあるが、
括弧の中であるためこの数に入れていない)。
ただし文字列としては別の語である。
「原価制度」「原価分析」「原価構成」「原価管理」は、いずれも「原価」+二字の形である。
それぞれが何を指すか、互いにどう違うかは書かれていない。
このノートで 5 語を体系として並べ直さない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 売上高・利益・費用の定義、関係式
- 固定費と変動費の区別の基準
- 損益分岐点・安全余裕率の式、求め方、図の描き方
- 用語例 12 語それぞれの意味、算出方法
- 利益図表と限界利益図表の違い
- 原価に関する 5 語の体系、相互の関係
- 3.(2)財務会計と管理会計 の原価計算との関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。