要件の定義
説明文は何を書いているか。
要件定義で明確化する内容を理解する。
これで全文である。18 字の一文。
この 25 細目で最も短い(次は 1.(3)② 要員教育計画 の 19 字)。
読点を一つも持たない。
明確化する内容そのものは説明文に書かれていない。
この細目の材料はどこにあるか。
用語例 11 語である。
ただし用語例は名前だけで、それぞれに何を書くのかは示されていない。
11 語の語尾はどう分かれるか。
| 語尾 | 語数 | 例 |
|---|---|---|
| 「要件定義」 | 3 語 | 業務要件定義、機能要件定義、非機能要件定義 |
| 「要件」 | 7 語 | 性能要件、運用要件、移行要件、保守要件 ほか |
| それ以外 | 1 語 | 業務処理手順 |
この表は語尾で分けたものであり、 シラバスが 11 語を分類しているわけではない。
2 語目「業務処理手順」だけが「要件」の文字を含まない。
表記で注意するところはどこか。
7 語目「周辺インタフェース要件」である。「インタフェース」で、長音の「インターフェース」ではない。
この 25 細目に「インターフェース」という表記は無い。そろえ直さない。
8 語目「情報・データ要件」の中黒も、読点や「と」に置き換えない。
シラバスは要件定義で明確化する内容を理解するとしている。説明文は 18 字の一文で、この 25 細目で最も短く、読点を一つも持たない。明確化する内容そのものは説明文に書かれておらず、材料は用語例 11 語である。11 語のうち 3 語が「要件定義」で終わり、7 語が「要件」で終わる。11 語それぞれに何を書くのか、どう定義するのかは書かれていない。
用語例 11 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 語尾 |
|---|---|---|
| 1 | 業務要件定義 | 要件定義 |
| 2 | 業務処理手順 | — |
| 3 | 機能要件定義 | 要件定義 |
| 4 | 非機能要件定義 | 要件定義 |
| 5 | 性能要件 | 要件 |
| 6 | セキュリティ要件 | 要件 |
| 7 | 周辺インタフェース要件 | 要件 |
| 8 | 情報・データ要件 | 要件 |
| 9 | 運用要件 | 要件 |
| 10 | 移行要件 | 要件 |
| 11 | 保守要件 | 要件 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも検討の順序でもない。 「語尾」の列はシラバスの表記を写したものであり、 シラバスが 11 語を分類しているわけではない。 11 語のいずれについても、中身・書き方・判断の基準は書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(18 字。この 25 細目で最短) |
| 文末 | 「〜内容を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 11 |
| 括弧を持つ用語例 | 0 |
| [タスクの例] | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
要件定義で明確化する内容を理解する。
続けて用語例が 11 語挙げられている。
業務要件定義,業務処理手順,機能要件定義,非機能要件定義,性能要件,セキュリティ要件, 周辺インタフェース要件,情報・データ要件,運用要件,移行要件,保守要件
これがこの細目の根拠のすべてである。
説明文はこの 25 細目で最も短い
Section titled “説明文はこの 25 細目で最も短い”18 字で、読点を一つも持たない。
この 25 細目で説明文が読点を持たないのは、この細目と 1.(3)⑤ 情報システム導入リスク分析、2.(1)② 要求分析の手法 の 3 件である。
「明確化する内容」とだけ述べ、その内容を説明文の側には書いていない。 用語例は名前の列挙であり、11 語が「明確化する内容」にあたるとは書かれていない。
2.(2)① 要件定義の目的 は「システムや業務全体の枠組み,システム化の範囲と機能」と 目的の中身を説明文に書くが、この細目の説明文に中身は無い。
「要件」で終わる語が 7 語ある
Section titled “「要件」で終わる語が 7 語ある”5 語目から 11 語目まで、性能要件・セキュリティ要件・周辺インタフェース要件・ 情報・データ要件・運用要件・移行要件・保守要件 と「要件」で終わる語が七つ続く。
1・3・4 語目は「要件定義」で終わり、2 語目「業務処理手順」だけがどちらでもない。
シラバスは「要件」と「要件定義」の使い分けを説明していない。 ノートでもどちらかにそろえない。
3 語目「機能要件定義」と 4 語目「非機能要件定義」は、「非」が付くかどうかだけが違う。 両者の違いも、非機能要件に何が含まれるかも書かれていない。 5 語目以降の「要件」が非機能要件にあたるのかどうかも書かれていない。
表記をそろえない
Section titled “表記をそろえない”7 語目は「周辺インタフェース要件」である。この 25 細目に「インターフェース」は現れない。
8 語目「情報・データ要件」は中黒で二つをつなぐ。 この 25 細目には中黒が 9 箇所あり、これはその一つである。
2 語目「業務処理手順」の「手順」は、1.(1)や 1.(2)の説明文にある「手順」と同じ語だが、 シラバスは両者を結び付けていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 11 語それぞれの意味、書くべき項目、決め方
- 機能要件と非機能要件の違い、分け方
- どの要件を先に定義するか、どれが重要か
- 11 語で要件が尽きるかどうか
- 要件定義書の書式、章立て
- 2.(2)① 要件定義の目的 との順序(シラバスは ①〜④ の順序を述べていない)
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。