技術開発戦略の立案手順
細目名は「立案手順」である。説明文は何を理解するとしているか。
技術開発戦略の立案に先立って必要な分析の内容,核となる技術を見極め,柔軟に外部資源を活用するなど,技術開発戦略の立案の考え方を理解する。
「技術開発戦略の立案の考え方」である。 説明文に「手順」の語は無い。
この 6 細目の逐語で「手順」を持つのは、この細目名と節 1 の【目標】1 項目目(「立案手順を修得し」)の 2 箇所だけである。 (細目名・説明文・用語例の 3 種と【目標】を対象に照合した結果である。) どちらにも手順の中身は書かれていない。
PoC・PoV・PoB・MVP のうち、括弧の中に日本語を持たないのはどれか。
PoB(Proof of Business) の 1 語である。
| 用語例 | 括弧の中の英語 | 括弧の中の日本語 |
|---|---|---|
| PoC(Proof of Concept:概念実証) | Proof of Concept | 概念実証 |
| PoV(Proof Of Value:価値実証) | Proof Of Value | 価値実証 |
| PoB(Proof of Business) | Proof of Business | 無し |
| MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品) | Minimum Viable Product | 実用最小限の製品 |
PoV だけが Of を大文字で書く。 シラバスの表記のまま置き、揃えない。
ノートの側で PoB の訳を足さない。
説明文の「など」はどこにあるか。
「柔軟に外部資源を活用する」の直後にある。 「など」の後は「技術開発戦略の立案の考え方を理解する。」と続く。
この 6 細目で説明文に「など」を持つのは、この細目の 1 箇所だけである。 用語例には「など」が無い。 「など」の前には、読点で区切られた 3 つの事柄(「立案に先立って必要な分析の内容」「核となる技術を見極め」「柔軟に外部資源を活用する」)がある。
シラバスは技術開発戦略の立案の考え方を理解するとしている。細目名は「立案手順」だが、説明文は手順そのものを書いていない。説明文の「など」はこの 6 細目でここの 1 箇所だけである。用語例は 18 語でこの 6 細目のなかで最も多く、括弧を持つ 4 語のうち PoB(Proof of Business)だけが訳を持たない。
用語例 18 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | 製品動向 | — |
| 2 | 技術動向 | — |
| 3 | 標準化動向 | — |
| 4 | コア技術 | — |
| 5 | 技術研究 | — |
| 6 | 委託研究 | — |
| 7 | 共同研究 | — |
| 8 | 技術マーケティング | — |
| 9 | 発想法 | — |
| 10 | 成功事例 | — |
| 11 | デザイン思考 | — |
| 12 | システム思考 | — |
| 13 | ペルソナ法 | — |
| 14 | バックキャスティング | — |
| 15 | PoC(Proof of Concept:概念実証) | Proof of Concept:概念実証 |
| 16 | PoV(Proof Of Value:価値実証) | Proof Of Value:価値実証 |
| 17 | PoB(Proof of Business) | Proof of Business |
| 18 | MVP(Minimum Viable Product:実用最小限の製品) | Minimum Viable Product:実用最小限の製品 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 18 語のいずれについても、意味・使い方はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(68 字) |
| 文末 | 「〜立案の考え方を理解する。」 |
| 説明文の「手順」 | 無し(この細目では細目名にだけある) |
| 説明文の「など」 | 1 |
| 説明文の中の括弧 | 無し |
| 用語例の数 | 18 |
| 括弧を持つ用語例 | 4(うち訳を持たないもの 1) |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文、68 字である。細目名の「立案手順」に対して、説明文の文末は「立案の考え方を理解する。」である。 手順の中身は、この細目にも節 1 の【目標】にも書かれていない。
用語例は 18 語で、この 6 細目のなかで最も多い(次は 1.(1)① の 16 語)。
シラバスはこの細目を 1.(1)技術開発戦略 の見出しの下の 3 番目に置いている。
語の末尾が同じ用語例
Section titled “語の末尾が同じ用語例”| 末尾 | 用語例 |
|---|---|
| 動向 | 製品動向・技術動向・標準化動向 |
| 研究 | 技術研究・委託研究・共同研究 |
| 思考 | デザイン思考・システム思考 |
| 法 | 発想法・ペルソナ法 |
語の文字列の共通点であって、シラバスの分類ではない。 同じ末尾の語どうしの関係はシラバスに書かれていない。 用語例と説明文の「分析の内容」「核となる技術」「外部資源を活用する」との対応も書かれていない。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 外部資源 — 説明文の語。1.(1)④ 外部資源活用戦略 の細目名・説明文にもある
- 標準化 — 標準化動向 の一部。1.(1)④ の用語例 標準化戦略 にもある
- 価値 — PoV の訳「価値実証」の一部。1.(1)① の用語例 市場価値、1.(1)② の細目名・説明文にもある
- 技術動向 — 用語例の語。節 1【目標】2 項目目(「技術動向の把握」)に完全一致で現れる
- 成功 — 成功事例 の一部。1.(1)① の説明文(「事業を成功へ導く」)にもある
- 製品 — 製品動向 の一部。1.(1)② の説明文(技術・製品価値創造)、2.(2)の用語例 製品応用ロードマップ にもある
(細目名・説明文・用語例の 3 種と【目標】を対象に、部分一致で照合した結果である。 この細目の語の一部がほかの細目と重なる例はほかにもあり(「技術」「戦略」など)、ここでは列挙しない。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 細目名「立案手順」の中身
- 18 語それぞれの意味
- PoB の日本語の訳
- PoC・PoV・PoB・MVP の 4 語の関係
- 説明文の「外部資源」と 1.(1)④ の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。