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一文目で決定するものは何か。いくつあるか。

2 つである。サービス可用性の要求事項と目標。

及びサービス可用性の要求事項及び目標を決定することを理解する。

「要求事項」と「目標」が「及び」でつながれている。 一方だけにしない。

なお、一文目にはもう 1 つ行いがある —「サービス可用性のリスクのアセスメントを行う」。

二文目で、サービス可用性に対して行うことを 3 つ挙げよ。

監視し、結果を記録し、目標と比較するの 3 つである。

サービス可用性を監視し,結果を記録し,目標と比較すること,…

比較する相手は「目標」である。 目標は一文目で決定するものでもある。

調査の対象は「サービス可用性の喪失」すべてか。

違う。「計画外のサービス可用性の喪失」である。

計画外のサービス可用性の喪失を調査し,必要な処置をとる

「計画外の」という限定が付いている。

用語例の MTBF・MTTR・MTBSI・MTRS に展開は付いているか。

付いていない。4 つとも略称だけである。

用語例 サービス可用性管理,サービス可用性,信頼性,回復力,保守性,MTBF,MTTR,MTBSI,MTRS

それぞれが何の略か、何を測るか、計算式は書かれていない。 補って書くことは spec.md §8.1a に反する。

シラバスはサービス可用性のリスクのアセスメントを行うこと、及びサービス可用性の要求事項及び目標を決定することを理解するとしている。あわせてサービス可用性を監視し、結果を記録し、目標と比較すること、計画外のサービス可用性の喪失を調査し、必要な処置をとることを理解するとしている。要求事項と目標の 2 つを決定する点、監視・記録・比較の 3 つが並ぶ点、調査の対象が計画外の喪失に限られている点が要点である。用語例は 9 語で、うち MTBF・MTTR・MTBSI・MTRS の 4 つは略称だけが並び展開も計算式も書かれていない。サービス可用性そのものが何を指すか、どう計算するかも書かれていない。

説明文の二文

文内容
一文目リスクのアセスメント/要求事項及び目標の決定
二文目監視・記録・比較/計画外の喪失の調査と処置

一文目が挙げる 2 つ

順行い対象
1アセスメントを行うサービス可用性のリスク
2決定するサービス可用性の要求事項及び目標(2 つ)

この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 2 つは「及び」でつながれている。

二文目が挙げる行い

順行い対象
1監視するサービス可用性
2記録する結果
3比較する目標(と)
4調査する計画外のサービス可用性の喪失
5処置をとる必要な(処置)

この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序だと書かれているわけではない。 1〜3 が 1 つの読点のまとまり、4〜5 がもう 1 つのまとまりである。

用語例 9 個(シラバスの並び順のまま)

順用語例展開・括弧
1サービス可用性管理—
2サービス可用性—
3信頼性—
4回復力—
5保守性—
6MTBF無し
7MTTR無し
8MTBSI無し
9MTRS無し

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実行の順序でもない。 9 語のどれにも括弧が付いていない。 後半の 4 語は略称だけで、展開が一切付かない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文二文
列挙に付くラベル用語例
用語例の数9
略称の展開4 語とも無し
末尾「など」は付かない

説明文は二文である。

サービス可用性のリスクのアセスメントを行うこと,及びサービス可用性の要求事項及び目標を 決定することを理解する。また,サービス可用性を監視し,結果を記録し,目標と比較すること, 計画外のサービス可用性の喪失を調査し,必要な処置をとることを理解する。

続けて 9 個が列挙されている。

用語例 サービス可用性管理,サービス可用性,信頼性,回復力,保守性,MTBF,MTTR,MTBSI,MTRS

行いは 2 つで、「及び」でつながれている。

1 つ目は「サービス可用性のリスクのアセスメントを行う」である。

同じ言い回しは、同じ小分類の 2.(19)サービス継続管理 の一文目にもある。

細目逐語
2.(18)(この細目)サービス可用性のリスクのアセスメント
2.(19)サービス継続管理サービス継続のリスクのアセスメント

「〜のリスクのアセスメントを行うこと,及び〜」という書き出しが 2 つの細目に現れる。 ただし続きは 2.(18)が「決定すること」、2.(19)が「決定し」で表記が違う。 シラバスが両者を対比しているわけではない。 アセスメントをどう行うかは、どちらの細目にも書かれていない。

2 つ目は「サービス可用性の要求事項及び目標を決定する」である。

決定するものが 2 つある。

順決定するもの
1サービス可用性の要求事項
2(サービス可用性の)目標

この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。

目標は二文目で「比較する」相手にもなる。

何をもって要求事項とするか、どの水準を目標とするかは書かれていない。

3 つが読点で並ぶ。

サービス可用性を監視し,結果を記録し,目標と比較する

記録するのは「結果」である。 比較する相手は「目標」である。 これは一文目で決定するものと同じ語である。

「監視」という語は、同じ小分類の複数の細目の説明文に現れる — 2.(7)(8)(9)(10)(11)(14)とこの細目。

これは同じ語が現れることだけを示す。それぞれが同じ活動を指すとは書かれていない。

二文目 — 調査の対象は「計画外の」喪失

Section titled “二文目 — 調査の対象は「計画外の」喪失”

調査の対象に限定が付いている —「計画外のサービス可用性の喪失」。

「計画外の」という語は、同じ小分類の 2.(15)① インシデントの対応 の定義にも現れる。

細目逐語
2.(15)①サービスに対する計画外の中断
2.(18)(この細目)計画外のサービス可用性の喪失

「中断」と「喪失」で語が違う。どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。 シラバスが両者を結び付けているわけではない。

処置には「必要な」という限定が付く —「必要な処置をとる」。 何が必要な処置かは書かれていない。

順用語例同じ語が現れる別の細目
1サービス可用性管理—
2サービス可用性1.(4)SLA の用語例
3信頼性1.(4)SLA の用語例
4回復力—
5保守性—

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実行の順序でもない。 右の列は同じ語が現れることを示すためのもので、同じものを指すとは書かれていない。

「サービス可用性」と「信頼性」は、同じ中分類の 1.(4)SLA の用語例にも同じ語で現れる。

1.(4)は「代表的なサービスレベル目標を理解する」と求めているが、 用語例に並ぶ語がその「代表的なサービスレベル目標」だとは書かれていない。 この細目とのつながりも書かれていない。

「回復力」と「保守性」は、この 29 細目のなかでこの細目の用語例にしか現れない。

5 語のそれぞれが何を指すか、互いの違いは書かれていない。

MTBF・MTTR・MTBSI・MTRS の 4 つが並ぶ。

4 つとも展開が付いていない。

このバッチには展開の付かない略称がほかにもある — 1.(4)の SLO・SLI、2.(1)の PDCA、2.(4)の SAM、2.(5)の CI・CMDB、2.(8)の SaaS・PaaS・IaaS、2.(11)の CPU(管理指標の括弧の中)、2.(12)② の RFC、2.(12)③ の CAB・PIR。

この細目の 4 語について、次はいずれも書かれていない。

  • 何の略か(英語のつづり、日本語の呼び名)
  • 何を測る指標か
  • 計算式
  • 4 つの互いの違い、関係

MTBF と MTTR、MTBSI と MTRS のような対を作って説明することも、根拠が無い。

小分類 02 の 25 細目のなかで用語例が 9 語なのは、 この細目、2.(1)SMS の計画と支援、2.(16)サービス要求管理、2.(19)サービス継続管理 の 4 つである。

29 細目全体での最多は 2.(17)問題管理 の 14 語である。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • 「サービス可用性」が何を指すか、どう計算するか
  • MTBF・MTTR・MTBSI・MTRS の展開、意味、計算式、互いの違い
  • 「信頼性」「回復力」「保守性」の定義、互いの違い
  • リスクのアセスメントの手法
  • 「計画外の」喪失と、計画された停止の違い
  • 「必要な処置」が何を指すか
  • 1.(4)SLA の「代表的なサービスレベル目標」がこの細目の用語例と対応するかどうか

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。

2.(19)サービス継続管理 の内容を、この細目に書かない。 別の細目である。