プロセッサの構造と方式
説明文の一文目と二文目は、それぞれ何を理解するとしているか。
プロセッサを構成する制御装置と演算装置の役割,それらを構成する加算器,レジスタ,デコーダ(命令解読器,復号器)などの役割,プロセッサの能力とシステムの処理能力の関係を理解する。また,命令実行時のレジスタの動作を理解する。
一文目は 3 つを並べる。 「制御装置と演算装置の役割」、それらを構成する「加算器,レジスタ,デコーダ(命令解読器,復号器)などの役割」、「プロセッサの能力とシステムの処理能力の関係」である。 二文目は「また,」で始まり、「命令実行時のレジスタの動作」を理解するとしている。
役割・関係・動作の中身を、シラバスは書いていない。
用語例 13 語のうち、「レジスタ」の文字列を持つ語はどれか。
命令アドレスレジスタ(…)・IR(…)・GR(…)・インデックスレジスタ(…)・ベースレジスタ・MAR(…)・DR(…)・MR(…) の 8 語である。 括弧の中に「レジスタ」を持つ語(IR(…) など)も数えた。
「器」で終わる語は 補数器・乗算器・積和演算器 の 3 語で、説明文の「加算器」「命令解読器」「復号器」と同じく「器」で終わる。 13 語それぞれの意味を、シラバスは書いていない。
用語例の 命令アドレスレジスタ(…) と インデックスレジスタ(…) は、括弧の中に何を置いているか。
命令アドレスレジスタ(…) は「命令カウンター,プログラムカウンター,逐次制御カウンター」の 3 つを、インデックスレジスタ(…) は「指標レジスタ」を置く。 前者の 3 つはどれも「カウンター」で終わる。
括弧の中の呼び方が見出しの語と同じものを指すかを、シラバスは書いていない。
シラバスは、プロセッサを構成する制御装置と演算装置の役割、それらを構成する加算器、レジスタ、デコーダ(命令解読器、復号器)などの役割、プロセッサの能力とシステムの処理能力の関係を理解するとし、また、命令実行時のレジスタの動作を理解するとしている。用語例は 13 語で、13 語それぞれの意味は書かれていない。
用語例 13 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | アキュムレーター | — |
| 2 | 補数器 | — |
| 3 | 乗算器 | — |
| 4 | 積和演算器 | — |
| 5 | 命令アドレスレジスタ(命令カウンター,プログラムカウンター,逐次制御カウンター) | 命令カウンター,プログラムカウンター,逐次制御カウンター |
| 6 | IR(Instruction Register:命令レジスタ) | Instruction Register:命令レジスタ |
| 7 | GR(General Register:汎用レジスタ) | General Register:汎用レジスタ |
| 8 | インデックスレジスタ(指標レジスタ) | 指標レジスタ |
| 9 | ベースレジスタ | — |
| 10 | MAR(Memory Address Register:メモリアドレスレジスタ) | Memory Address Register:メモリアドレスレジスタ |
| 11 | DR(Data Register:データレジスタ) | Data Register:データレジスタ |
| 12 | MR(Memory Register:メモリレジスタ) | Memory Register:メモリレジスタ |
| 13 | スタックポインタ | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列はシラバスの括弧をそのまま写したもので、括弧の中が見出しの別の書き方か、例示か、補足かを、シラバスは述べていない。 13 語のいずれについても、意味はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(110 字) |
| 一文目の文末 | 「〜プロセッサの能力とシステムの処理能力の関係を理解する。」 |
| 二文目の文末 | 「〜命令実行時のレジスタの動作を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 1 個 |
| 用語例の数 | 13 |
| 括弧を持つ用語例 | 7 |
| 用語例の区分見出し | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文、110 字である。「など」は 1 箇所ある。括弧は 1 個ある。
説明文の「制御装置」「演算装置」は、1.(2)の用語例と同じ文字列である。 2 つの細目の関係を、シラバスは書いていない。 用語例 マイクロプログラムカウンター(1.(7))も「プログラムカウンター」を文字列として含む。 この細目の括弧の中の「プログラムカウンター」との関係を、シラバスは書いていない。
シラバスはこの細目を節 1 プロセッサ の 7 番目に置いている。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 演算装置 — 1.(2)の用語例 演算装置 が、この細目の説明文に現れる
- 制御装置 — 1.(2)の用語例 制御装置 が、この細目の説明文に現れる
(用語例の語全体・括弧の前の文字列と細目名が、ほかの細目の細目名・説明文・用語例に現れる組は、b19gen/ov.py で両方向に照合し、すべて挙げた。細目名・説明文・用語例の語の一部について重なる例はほかにもあり(「方式」「データ」など)、ここには挙げていない。英数字(と「/」「.」「-」)だけの語は、前後が英数字でない位置の一致だけを数えた(別の英語の一部として当たるものは除いた)。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 13 語それぞれの意味
- 加算器・レジスタ・デコーダの役割の中身
- プロセッサの能力とシステムの処理能力の関係の中身
- 命令実行時のレジスタの動作の順序
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。