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説明文は何を書いているか。

システム化構想の立案の目的,考え方,手順を理解する。

これで全文である。26 字の一文。

目的が何か、考え方が何か、手順がどう進むかは、説明文には書かれていない。

この 25 細目のうち 24 件が一文で、二文なのは 3.(2)⑥ 調達リスク分析 だけである。 25 件すべてが「理解する。」で終わる。

この細目はシラバスから何をもらっているか。
材料この細目この 25 細目での位置
説明文26 字の一文—
[タスクの例]10 項目持つのは 2 件だけ(もう 1 件は 1.(2))
用語例17 語最多(次は 3.(2)⑦ の 14 語)

三つの材料を持つのは、この細目と 1.(2)システム化計画の立案の 2 件だけである。

残る 23 細目に [タスクの例] は無い。

[タスクの例]は用語例とどう違うか。

ラベルが違う。 シラバスはこの細目で二つの列挙を別のラベルで並べている。

  • [タスクの例] — (ⅰ) から (ⅹ) までの 10 項目
  • 用語例 — 17 語

シラバスは両者の関係を書いていない。 10 項目と 17 語がどう対応するかも書かれていない。

[タスクの例]の番号は半角括弧のローマ数字で、シラバスの表記のままである。

括弧を持つ用語例はいくつあるか。

17 語のうち 6 語である。

用語例括弧の中身
BABOKビジネスアナリシス知識体系ガイド(日本語だけ)
BPRBusiness Process Reengineering:ビジネスプロセスリエンジニアリング(英語と日本語)
SoRSystems of Record(英語だけ)
SoESystems of Engagement(英語だけ)
SoISystems of Insight(英語だけ)
OOTBOut Of The Box(英語だけ)

この表は括弧の中身の形で並べたものであり、 シラバスが 6 語を同じ種類だと書いているわけではない。

BABOK には英語の展開が無く、SoR・SoE・SoI・OOTB には日本語訳が無い。 シラバスが書いていない側を補わない。

シラバスはシステム化構想の立案の目的、考え方、手順を理解するとしている。説明文は 26 字の一文で、目的・考え方・手順の中身はどれも書かれていない。この細目は用語例のほかに [タスクの例] を 10 項目持ち、用語例 17 語はこの 25 細目で最も多い。[タスクの例] を持つのはこの細目と 1.(2)システム化計画の立案の 2 件だけである。10 項目が手順の各段階であるとはシラバスが述べておらず、17 語それぞれの意味も書かれていない。

用語例 17 個(シラバスの並び順のまま)

順用語例括弧の中身
1経営課題—
2経営要求—
3事業環境—
4業務環境—
5情報技術動向—
6業務分析—
7業務フロー—
8システム最適化手法—
9システム化構想書—
10システム化推進体制—
11BABOK(ビジネスアナリシス知識体系ガイド)日本語だけ
12BPR(Business Process Reengineering:ビジネスプロセスリエンジニアリング)英語:日本語
13SoR(Systems of Record)英語だけ
14SoE(Systems of Engagement)英語だけ
15SoI(Systems of Insight)英語だけ
16Fit to Standard—
17OOTB(Out Of The Box)英語だけ

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも検討の順序でもない。 17 語のいずれについても、意味・使いどころ・ほかの語との関係は書かれていない。 17 語がグループに分けられているわけでもない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文一文(26 字)
文末「〜手順を理解する。」
説明文の「など」無し
列挙に付くラベル[タスクの例]と用語例の二つ
[タスクの例]の数10(この 25 細目で最多)
用語例の数17(この 25 細目で最多)
括弧を持つ用語例6

[タスクの例]と用語例の両方を持つのは、この細目と 1.(2)の 2 件だけである。

説明文は一文である。

システム化構想の立案の目的,考え方,手順を理解する。

続けて [タスクの例] が 10 項目挙げられている。

(ⅰ)対象業務システム課題の定義,(ⅱ)対象業務システムの分析,(ⅲ)適用情報技術の調査, (ⅳ)ビジネスモデルの企画,(ⅴ)業務プロセスの企画,(ⅵ)システム方式の策定, (ⅶ)業務運用の評価指標の設定,(ⅷ)費用とシステム投資効果の予測, (ⅸ)情報システム戦略との検証,(ⅹ)承認

そのあとに用語例が 17 語続く。

経営課題,経営要求,事業環境,業務環境,情報技術動向,業務分析,業務フロー, システム最適化手法,システム化構想書,システム化推進体制, BABOK(ビジネスアナリシス知識体系ガイド), BPR(Business Process Reengineering:ビジネスプロセスリエンジニアリング), SoR(Systems of Record),SoE(Systems of Engagement),SoI(Systems of Insight), Fit to Standard,OOTB(Out Of The Box)

節 1 の【目標】は「システム化構想の立案とシステム化計画の立案の目的,考え方,手順を修得し, 適用する。」と書いており、この細目と 1.(2)が一つの項目に並んでいる。

番号項目
(ⅰ)対象業務システム課題の定義
(ⅱ)対象業務システムの分析
(ⅲ)適用情報技術の調査
(ⅳ)ビジネスモデルの企画
(ⅴ)業務プロセスの企画
(ⅵ)システム方式の策定
(ⅶ)業務運用の評価指標の設定
(ⅷ)費用とシステム投資効果の予測
(ⅸ)情報システム戦略との検証
(ⅹ)承認

この表の番号はシラバスの表記をそのまま写したものであって、 実施の順序でも重要度でもない。シラバスは 10 項目の順序を述べていない。

説明文は「手順を理解する」と書いているが、 この 10 項目が手順の各段階であるとは書かれていない。

各項目が何をすることなのか、誰が行うのか、何ができあがるのかも書かれていない。 項目名は 10 個とも名詞句で、末尾は「定義」「分析」「調査」「企画」「策定」「設定」「予測」 「検証」「承認」である。

用語例は 17 語でこの 25 細目で最も多い

Section titled “用語例は 17 語でこの 25 細目で最も多い”

用語例は 17 語で、この 25 細目で最も多い。次に多いのは 3.(2)⑦ 契約締結 の 14 語、 その次が 1.(2)システム化計画の立案 と 3.(1)③ 外部資源の利用 の 13 語である。

17 語は、括弧の有無も、括弧の中身の形もそろっていない。 先頭の 10 語は括弧を持たず、11 番目から 15 番目と 17 番目が括弧を持つ。

括弧の中身は三通りに分かれる。 BABOK は日本語だけ、BPR は英語と日本語の両方、 SoR・SoE・SoI・OOTB は英語だけである。

16 番目の Fit to Standard は英字だが括弧を持たない。 この 25 細目には、展開も訳も持たない英字の用語例が 13 語あり、Fit to Standard はその一つである。

BABOK はこの細目と 2.(1)② 要求分析の手法 の二つに、同じ文字列で現れる。 この 25 細目で同じ用語例が二度現れるのは、BABOK と NPV の 2 語だけである。 同じ語が二つの細目にあることを、シラバスが両者を結び付けた記述として読まない。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • システム化構想の立案の目的・考え方・手順の中身
  • [タスクの例]10 項目の実施方法、成果物、担当、順序
  • 17 語それぞれの意味、判断基準、使いどころ
  • BABOK の英語の展開、SoR・SoE・SoI・OOTB・Fit to Standard の日本語訳
  • SoR・SoE・SoI の三つがどう違うか(並んでいるだけで、違いは書かれていない)
  • (ⅸ)「情報システム戦略との検証」と 2.(3)情報システム戦略との整合性の検証 の関係 (どちらも「情報システム戦略」を含むが、シラバスは両者を結び付けていない)
  • 1.(2)システム化計画の立案 との前後関係(節 1 の【目標】も説明文も順序を述べていない)

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。