AIを利活用する上での留意事項
説明文の 2 文は、それぞれ何を理解するとしているか。
AIを利活用する上での脅威,負の事例を理解する。また,AIの出力データにおけるハルシネーション,悪意ある情報(差別的表現など),古い情報などの出力リスク,AIの出力データを人間が確認することの重要性,及び必要に応じて人間が加工して用いることといったAIの出力に対する人間の関与の必要性を理解する。
- 一文目 — AIを利活用する上での 脅威,負の事例
- 二文目 — 出力リスク、人間が確認することの重要性、人間が加工して用いることといった人間の関与の必要性
二文目は「出力」の語を 4 回使う(出力データ 2 回・出力リスク・出力に対する)。
説明文が「出力リスク」として挙げるのは何か。
3 つで、後ろに「など」がある。
- ハルシネーション
- 悪意ある情報(差別的表現など) — 括弧の中にも「など」がある
- 古い情報
3 つで全部ではない。 ハルシネーション の意味はシラバスに書かれていない。
説明可能なAI(XAI:Explainable AI) の括弧の中は、ほかの括弧つきの用語例とどう違うか。
「:」の前も後ろも英字である(XAI と Explainable AI)。この 24 細目の用語例で「:」を持つほかの括弧は、どれも「:」の後ろが日本語である。 (24 細目の用語例の「:」を持つ括弧を、「:」の後ろが英字だけかどうかで照合した結果である。)
見出しの 説明可能なAI と、括弧の中の XAI・Explainable AI の関係を、シラバスは述べていない。
シラバスは、AIを利活用する上での脅威、負の事例と、ハルシネーションなどの出力リスクや、AIの出力に対する人間の関与の必要性を理解するとしている。説明文は 2 文である。用語例は 12 語で、説明可能なAI(XAI:Explainable AI) の括弧の中は、この 24 細目の用語例でただ 1 つ「:」の後ろが英字である。12 語の意味は書かれていない。
用語例 12 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | 説明可能なAI(XAI:Explainable AI) | XAI:Explainable AI |
| 2 | 説明可能性 | — |
| 3 | 解釈可能性 | — |
| 4 | 大局説明 | — |
| 5 | 局所説明 | — |
| 6 | ヒューマンインザループ(HITL) | HITL |
| 7 | AI利用者の関与によるバイアス | — |
| 8 | アルゴリズムのバイアス | — |
| 9 | AIサービスの責任論 | — |
| 10 | ディープフェイク | — |
| 11 | AIサービスのオプトアウトポリシー | — |
| 12 | AI倫理アセスメント | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列はシラバスの括弧をそのまま写したもので、展開・訳・例示の区別をシラバスは付けていない。 12 語のいずれについても、意味・使い方はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(148 字) |
| 一文目の文末 | 「〜負の事例を理解する。」 |
| 二文目の文末 | 「〜及び必要に応じて人間が加工して用いることといったAIの出力に対する人間の関与の必要性を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 2 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 1 個 |
| 用語例の数 | 12 |
| 括弧を持つ用語例 | 2 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は 2 文、148 字である。この 24 細目で説明文が 2 文の細目は 5 件あり、この細目はその 1 つである。 「など」は 2 箇所(「差別的表現など」「古い情報など」)ある。
細目名「AIを利活用する上での留意事項」の後半「利活用する上での留意事項」は、節 1 の【目標】2 項目目にも現れる (「…動向,利活用する上での留意事項を修得し,適用する。」)。
シラバスはこの細目を 1.(5)AI(Artificial Intelligence:人工知能)の利活用 の見出しの下の 3 番目(最後)に置いている。
用語例の文字列の共通点
Section titled “用語例の文字列の共通点”| 文字列 | 用語例 |
|---|---|
| 説明 | 説明可能なAI(…)、説明可能性、大局説明、局所説明 |
| 可能性 | 説明可能性、解釈可能性 |
| バイアス | AI利用者の関与によるバイアス、アルゴリズムのバイアス |
| AIサービス | AIサービスの責任論、AIサービスのオプトアウトポリシー |
語の文字列の共通点であって、シラバスの分類ではない。 同じ文字列を持つ語どうしの関係は書かれていない。 用語例 AI利用者の関与によるバイアス の「関与」は、説明文の「人間の関与の必要性」にも現れる。 2 つの関係は書かれていない。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 倫理 — AI倫理アセスメント の一部。1.(5)① の用語例 信頼できるAIのための倫理ガイドライン(…)・倫理的に調和した設計(…)・人工知能学会倫理指針 にもある
- 説明 — 1.(5)① の用語例 人間中心のAI社会原則 の括弧の中(説明責任)にもある
- リスク — 説明文の「出力リスク」。3.(1)④ の説明文(「電子商取引におけるリスク」)にもある
(細目名・説明文・用語例の 3 種と【目標】を対象に、部分一致で照合した結果である。 この細目の語の一部がほかの細目と重なる例はほかにもあり(「AIサービス」「人間」「利活用」など)、ここでは列挙しない。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 12 語それぞれの意味
- ハルシネーション の意味
- 説明文の脅威・負の事例・出力リスクと、12 語の対応
- ヒューマンインザループ(HITL) の略語の展開
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。