タスクと状態遷移
説明文を読点で区切ると、どういう断片が並ぶか。
タスクとジョブステップ,スレッドとの関係,タスクの生成から実行,消滅までの状態遷移,ディスパッチャの役割を理解する。
読点で区切ると、次の 5 つの断片が並ぶ。
- タスクとジョブステップ
- スレッドとの関係
- タスクの生成から実行
- 消滅までの状態遷移
- ディスパッチャの役割を理解する。
三つ目の断片は「生成から実行」まで、四つ目は「消滅までの状態遷移」である。断片どうしの係り方を、シラバスは書き分けていない。
用語例の 実行可能状態 と 実行状態 は、どこが違うか。
2 番目と 3 番目に続けて置かれ、前者は「実行」と「状態」の間に「可能」を置く。 「状態」で終わる語は 実行可能状態・実行状態・待ち状態 の 3 語である。
3 語の違いと、3 語と説明文の「状態遷移」の関係を、シラバスは書いていない。
用語例の プロセス と 軽量プロセス は、どう置かれているか。
軽量プロセス は 1 番目、プロセス は 5 番目に置かれ、前者は後者の前に「軽量」を置いた文字列である。 6 番目の スレッド は、説明文にも「スレッドとの関係」として現れる。
プロセス と 軽量プロセス の違いと関係を、シラバスは書いていない。
シラバスは、タスクとジョブステップ、スレッドとの関係、タスクの生成から実行、消滅までの状態遷移、ディスパッチャの役割を理解するとしている。用語例は 6 語で、6 語それぞれの意味は書かれていない。
用語例 6 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 |
|---|---|
| 1 | 軽量プロセス |
| 2 | 実行可能状態 |
| 3 | 実行状態 |
| 4 | 待ち状態 |
| 5 | プロセス |
| 6 | スレッド |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 6 語のいずれについても、意味はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(58 字) |
| 文末 | 「〜ディスパッチャの役割を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 説明文の中の括弧 | 無し |
| 用語例の数 | 6 |
| 括弧を持つ用語例 | 0 |
| 用語例の区分見出し | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文、58 字である。「など」も括弧も無い。
説明文の「ジョブステップ」は、1.(3)の説明文にも現れる。 2 つの細目の「ジョブステップ」の関係を、シラバスは書いていない。 見出し名「タスク管理」は、1.(2)の用語例 タスク管理 と同じ文字列である。 2 つの関係を、シラバスは書いていない。
シラバスはこの細目を 1.(4)タスク管理 の見出しの下の 1 番目に置いている。 1.(4)は見出しだけで、本文(説明文・用語例)を持たない。
節 1 の【目標】の 2 項目目「ジョブ管理,タスク管理,記憶管理などOSの代表的な機能,役割を修得し,応用する。」は、見出し名「タスク管理」を文字列として持つ。 【目標】の項目と細目の対応を、シラバスは述べていない。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- プロセス — この細目の用語例 プロセス が、1.(2)の用語例 プロセス管理、1.(11)の用語例 信頼プロセス にも現れる
- スレッド — この細目の用語例 スレッド が、1.(4)② の説明文にも現れる
- ディスパッチ — 1.(4)② の用語例 ディスパッチ が、この細目の説明文に現れる
(用語例の語全体・括弧の前の文字列と細目名が、ほかの細目の細目名・説明文・用語例に現れる組は、b20gen/ov.py で両方向に照合し、すべて挙げた。細目名・説明文・用語例の語の一部について重なる例はほかにもあり(「タスク」「理解」など)、ここには挙げていない。英数字(と「/」「.」「-」)だけの語は、前後が英数字でない位置の一致だけを数えた(別の英語の一部として当たるものは除いた)。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 6 語それぞれの意味
- 状態遷移の中身と、3 語と説明文の「状態遷移」の関係
- ディスパッチャの役割の中身
- この細目と 1.(3)の「ジョブステップ」の関係
- 見出し名「タスク管理」と 1.(2)の タスク管理 の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。