リスクマネジメント
説明文の本文は何と書いているか。逐語で答えよ。
企業価値を維持,向上させる上で障害となるリスクの分析,及び災害などが発生した 場合にも必要な事業を継続するための計画策定の重要性を理解する。
一文である。理解する対象は「重要性」であって、分析の方法でも計画の中身でもない。
「災害など」は「など」で開かれている。災害以外に何があるかは書かれていない。
[リスク分析手順の例]に挙がる 6 段階は何か。見出しの語に注意せよ。
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| ⅰ | リスクの想定 |
| ⅱ | 想定したリスクの影響の分析 |
| ⅲ | 重要な業務の選定 |
| ⅳ | 重要な業務を継続させるための計画の立案 |
| ⅴ | 実施可能な体制の整備 |
| ⅵ | 継続して改善するために指針となる計画の策定 |
この表の「順」はシラバスが (ⅰ) から (ⅵ) の番号を振った順である。
ただし見出しは「リスク分析手順の例**」である。** この 6 段階が定まった手順だとも、これで全部だとも書かれていない。
この 35 細目で、説明文の後ろに角括弧付きの補足を持つ細目はいくつあるか。
この細目だけである。
ほかの 34 細目の説明文は、文と用語例だけで構成されている。
角括弧の中は「リスク分析手順の例」で、番号は (ⅰ) から (ⅵ) のローマ数字である。
この 35 細目で番号付きの段階が示されるのも、この細目だけである。
用語例 5 語のうち、ほかの細目にも現れるものはどれか。
「BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)」である。
| 細目 | 位置 |
|---|---|
| 1.(1)③ 企業の特徴 | 用語例 |
| 1.(2)⑤(この細目) | 用語例 |
この表は同じ文字列が現れる細目を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
括弧を含めて同じ文字列である。
シラバスは企業価値を維持、向上させる上で障害となるリスクの分析、及び災害などが発生した場合にも必要な事業を継続するための計画策定の重要性を理解するとしている。この 35 細目のなかで、説明文の後ろに角括弧付きの補足[リスク分析手順の例]を持つのはこの細目だけで、(ⅰ) から (ⅵ) の 6 段階が挙げられている。ただし見出しが「例」であるため、この 6 段階が定まった手順だとは書かれていない。シラバスの見出しは「リスク分析手順の例」で、細目名の「リスクマネジメント」は説明文にも補足にも現れない。用語例は 5 語で、BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)は 1.(1)③ 企業の特徴 にも同じ文字列で現れる。
説明文の構成
| 部分 | 逐語 |
|---|---|
| 本文(一文) | 企業価値を維持,向上させる上で障害となるリスクの分析,及び災害などが発生した場合にも必要な事業を継続するための計画策定の重要性を理解する。 |
| 角括弧の見出し | [リスク分析手順の例] |
| 番号付きの段階 | (逐語は下の表に置く。(ⅰ) から (ⅵ) の 6 つ) |
この表はシラバスの記載を部分ごとに切り出したものであり、 シラバスがこの 3 つの見出しを立てているわけではない。 この 35 細目で、角括弧付きの補足を持つのはこの細目だけである。
[リスク分析手順の例]の 6 段階(シラバスの番号のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| ⅰ | リスクの想定 |
| ⅱ | 想定したリスクの影響の分析 |
| ⅲ | 重要な業務の選定 |
| ⅳ | 重要な業務を継続させるための計画の立案 |
| ⅴ | 実施可能な体制の整備 |
| ⅵ | 継続して改善するために指針となる計画の策定 |
この表の「順」はシラバスが振った番号であって、重要度ではない。 見出しが「例」であるため、この順序が定まった手順だとは書かれていない。 各段階の実施方法、期間、担当はいずれも書かれていない。 ⅳ は「計画の立案」、ⅵ は「計画の策定」で終わり、どちらも「計画」を含むが、両者が同じ計画かどうかは書かれていない。
用語例 5 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画) | Business Continuity Plan:事業継続計画 |
| 2 | BCM(Business Continuity Management:事業継続マネジメント) | Business Continuity Management:事業継続マネジメント |
| 3 | JIS Q 22301(ISO 22301) | ISO 22301 |
| 4 | 事業影響度分析(BIA) | BIA |
| 5 | レジリエンス | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 5 語のいずれについても、意味・内容は書かれていない。 3 語目は括弧の中も規格番号である。両者の関係は書かれていない。 4 語目は日本語名が先で、括弧の中が略号だけである。英語の展開は書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文+角括弧付きの補足(180 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 角括弧付きの補足 | 有り(この 35 細目で唯一) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 5 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
企業価値を維持,向上させる上で障害となるリスクの分析,及び災害などが発生した場合にも 必要な事業を継続するための計画策定の重要性を理解する。
続けて角括弧付きの補足がある。
[リスク分析手順の例](ⅰ)リスクの想定,(ⅱ)想定したリスクの影響の分析, (ⅲ)重要な業務の選定,(ⅳ)重要な業務を継続させるための計画の立案, (ⅴ)実施可能な体制の整備,(ⅵ)継続して改善するために指針となる計画の策定
さらに 5 個が列挙されている。
用語例 BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画), BCM(Business Continuity Management:事業継続マネジメント), JIS Q 22301(ISO 22301),事業影響度分析(BIA),レジリエンス
角括弧付きの補足を持つのはこの細目だけである
Section titled “角括弧付きの補足を持つのはこの細目だけである”この 35 細目のうち、説明文の後ろに角括弧付きの補足を持つのはこの細目だけである。
ほかの 34 細目は、説明文と用語例だけで構成されている。
番号が (ⅰ) から (ⅵ) のローマ数字で振られているのも、この細目だけである。
シラバスがなぜこの細目にだけ手順を添えたかは書かれていない。
見出しの「例」を落とさない
Section titled “見出しの「例」を落とさない”角括弧の中は「リスク分析手順の例**」である。**
「リスク分析手順」ではない。
この 6 段階が定まった手順だとも、これで全部だとも書かれていない。
この 6 段階を「リスクマネジメントの手順」として覚えない。
シラバスの見出しは「リスク分析手順の例」であり、細目名の「リスクマネジメント」とは 文字列が違う。両者が同じものかどうかは書かれていない。
本文と手順で語が対応する箇所がある
Section titled “本文と手順で語が対応する箇所がある”| 本文の語 | 手順の語 |
|---|---|
| リスクの分析 | (ⅱ)想定したリスクの影響の分析 |
| 計画策定 | (ⅵ)継続して改善するために指針となる計画の策定 |
この表は同じ語が現れる位置を並べたものであり、 シラバスが本文と手順を対応づけているわけではない。
本文は「重要性を理解する」で終わり、手順の実施を求めているわけではない。
「事業を継続するための計画」と用語例の BCP(…:事業継続計画) が同じものだ、
とも書かれていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- リスクマネジメントの定義、リスクの種類、分類
- リスク分析の具体的な方法、評価尺度、算定式
- 6 段階それぞれの実施方法、成果物、期間
BCPとBCMの違い、策定手順JIS Q 22301とISO 22301の関係、規格の内容、制定年BIAの英語の展開、実施方法- レジリエンスの定義
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。