構築及び移行
構築は何に適合させると書かれているか。試験の目的は何か。
構築は「文書化した設計」に適合させる。
試験の目的は「サービス受入れ基準を満たしていることを検証するため」である。
文書化した設計に適合する構築を行い,サービス受入れ基準を満たしていることを検証する ために,試験することを理解する。
試験の目的が明示されている。
稼働環境への展開は、何を使用して行うと書かれているか。
「リリース及び展開管理」である。
リリース及び展開管理を使用して,新規サービス又はサービス変更を,稼働環境に展開する
「リリース及び展開管理」は同じ小分類の細目 2.(14)の名前と一致する。
シラバスが「その細目のことである」と明記しているわけではない。 名前が一致する、というところまでである。
用語例 13 語のうち「移行」を含むものはいくつか。
7 つである。
移行(3)、業務及びシステムの移行(5)、移行計画(6)、移行リハーサル(7)、 移行判断(8)、移行の通知(9)、移行評価(10)。
13 語のうち半分以上が「移行」を含む。
シラバスは文書化した設計に適合する構築を行い、サービス受入れ基準を満たしていることを検証するために試験することを理解するとしている。あわせてリリース及び展開管理を使用して、新規サービス又はサービス変更を稼働環境に展開することを理解するとしている。試験の目的が「サービス受入れ基準を満たしていることを検証するため」と明示されている点と、展開に、細目 2.(14)と同じ名前の「リリース及び展開管理」を「使用して」と書かれている点がこの細目の要点である。用語例は 13 語で、2.(15)① インシデントの対応 と並んでこのバッチで 2 番目に多く、うち 7 語が「移行」を含む。なお細目名は「構築及び移行」だが、説明文に「移行」という語は現れず、使われているのは「展開」である。シラバスが「展開=移行」と述べているわけではない。
説明文の二文
| 文 | 内容 |
|---|---|
| 一文目 | 文書化した設計に適合する構築を行う/サービス受入れ基準を満たしていることを検証するために試験する |
| 二文目 | リリース及び展開管理を使用して、新規サービス又はサービス変更を稼働環境に展開する |
一文目は試験の目的を明示している。 二文目は展開に使うものを他の細目の名前で書いている。 細目名の「移行」は説明文に現れない。二文目が使っているのは「展開」である。
用語例 13 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 「移行」を含むか |
|---|---|---|
| 1 | 構築 | — |
| 2 | 継続的インテグレーション | — |
| 3 | 移行 | 含む |
| 4 | 運用サービス基準 | — |
| 5 | 業務及びシステムの移行 | 含む |
| 6 | 移行計画 | 含む |
| 7 | 移行リハーサル | 含む |
| 8 | 移行判断 | 含む |
| 9 | 移行の通知 | 含む |
| 10 | 移行評価 | 含む |
| 11 | 運用テスト | — |
| 12 | 受入れテスト | — |
| 13 | 運用引継ぎ | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、実行の順序でも重要度でもない。 13 語のどれにも括弧が付いていない。 7 語が「移行」を含む。 5 は「業務及びシステムの移行」という 1 項目である。2 つに分けて数えない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文 |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 13(2.(15)① と並んで 2 番目に多い) |
| 節の中の位置 | (13)サービスの設計及び移行 の ③(①② が先にある) |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
文書化した設計に適合する構築を行い,サービス受入れ基準を満たしていることを検証するために, 試験することを理解する。リリース及び展開管理を使用して,新規サービス又はサービス変更を, 稼働環境に展開することを理解する。
続けて 13 個が列挙されている。
用語例 構築,継続的インテグレーション,移行,運用サービス基準,業務及びシステムの移行, 移行計画,移行リハーサル,移行判断,移行の通知,移行評価,運用テスト,受入れテスト, 運用引継ぎ
細目名は「構築及び移行」だが、説明文に「移行」は現れない
Section titled “細目名は「構築及び移行」だが、説明文に「移行」は現れない”細目名は「構築及び移行」である。
- 一文目が「構築」— 構築を行い、試験する
- 二文目 — 稼働環境に展開する
ただし、二文目に「移行」という語は現れない。 使われているのは「展開」である。
シラバスが「展開=移行である」と述べているわけではない。
一文目 — 構築と試験
Section titled “一文目 — 構築と試験”構築が適合する先は「文書化した設計」である。
「文書化した」という語が付いている。 同じ節の ② 設計 は「設計し,文書化することを理解する」と書いており、 同じ語が両方に現れる。 ただし、シラバスが両者を結び付けているわけではない。
試験の目的が明示されている —「サービス受入れ基準を満たしていることを検証するために」。
「サービス受入れ基準」は同じ節の ② の用語例にも現れる。
| 細目 | 現れ方 |
|---|---|
| 2.(13)② 設計 | 用語例 |
| 2.(13)③(この細目) | 説明文 |
シラバスが両者を結び付けているわけではない。 同じ語が 2 か所に現れる、というところまでである。
何をもってサービス受入れ基準とするかは、どちらの細目にも書かれていない。
二文目 — 展開に使うもの
Section titled “二文目 — 展開に使うもの”「リリース及び展開管理を使用して」と書かれている。
「リリース及び展開管理」は、同じ小分類の細目 2.(14)の名前と一致する。
| 語 | 一致する箇所 |
|---|---|
| リリース及び展開管理 | 2.(14)の細目名 |
| 稼働環境 | 2.(12)③ の箇条書き/2.(14)の説明文・用語例 |
シラバスが「その細目のことである」と明記しているわけではない。 名前が一致する、というところまでである。
なお、2.(12)③ 変更管理の活動 の箇条書きの 5 つ目にも 「リリース及び展開管理に送られ,稼働環境に展開する」という記述がある。
| 細目 | 逐語 |
|---|---|
| 2.(12)③ | 試験された変更は,リリース及び展開管理に送られ,稼働環境に展開する |
| 2.(13)③(この細目) | リリース及び展開管理を使用して,新規サービス又はサービス変更を,稼働環境に展開する |
「送られ」と「使用して」で表記が違う。どちらもシラバスの表記のままである。 シラバスが両者を対比しているわけではない。
用語例 13 語 —「移行」が 7 つ
Section titled “用語例 13 語 —「移行」が 7 つ”13 語のうち 7 語が「移行」を含む。
| 形 | 該当 |
|---|---|
| 「移行」単独 | 移行(3) |
| 「移行」+名詞 | 移行計画(6)、移行リハーサル(7)、移行判断(8)、移行評価(10) |
| 「移行」+「の」+名詞 | 移行の通知(9) |
| 「移行」が後ろ | 業務及びシステムの移行(5) |
「移行」の直後に「の」が付くのは 9(移行の通知)だけである。 ほかの 4 つ(6・7・8・10)は「移行〜」である。 どれもシラバスの表記のままである。揃えない。
5 の「業務及びシステムの移行」は「及び」を内部に持つ 1 項目である。 「業務の移行」と「システムの移行」に分けて数えない。
7 語のそれぞれが何をすることかは書かれていない。
「テスト」で終わる 2 語
Section titled “「テスト」で終わる 2 語”11 と 12 は「テスト」で終わる — 運用テスト、受入れテスト。
両者がどう違うか、一文目の「試験」とどう関係するかは書かれていない。
一文目は「試験する」と書き、用語例は「テスト」と書く。 どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。
用語例 13 語という数
Section titled “用語例 13 語という数”小分類 02 の 25 細目のなかで、13 語はこの細目と 2.(15)① インシデントの対応 の 2 つである。 最多は 2.(17)問題管理 の 14 語である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 「構築」と「開発」(2.(12)③ の「開発(構築)」)の関係
- 「継続的インテグレーション」が何をすることか
- 「運用サービス基準」が何を定めるか、「サービス受入れ基準」との違い
- 移行計画・移行リハーサル・移行判断・移行の通知・移行評価のそれぞれの中身、順序
- 「運用テスト」と「受入れテスト」の違い、一文目の「試験」との関係
- 「運用引継ぎ」が何をすることか、誰から誰へか
- 「展開」と「移行」の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。
同じ節の ①(新規サービス又はサービス変更の計画)・②(設計)の内容を、 この細目に書かない。 それぞれ別の細目である。