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説明文は何を書いているか。

ベンダー企業に対し,調達対象システム,提案依頼事項,調達条件などを示したRFP(Request For Proposal:提案依頼書)及びRFQ(Request For Quotation:見積依頼書)を提示し,提案書,見積書の提出を依頼することを理解する。

これで全文である。129 字の一文。

この 25 細目で 2 番目に長い説明文である(最長は 196 字の 3.(2)⑥ 調達リスク分析)。

二つの文書を提示して、二つの文書の提出を依頼する、という形になっている。

説明文に括弧はいくつあるか。

2 個である。どちらも英語の展開と日本語の訳を持つ。

一つ目。

RFP(Request For Proposal:提案依頼書)

二つ目。

RFQ(Request For Quotation:見積依頼書)

二つは説明文の中で「及び」でつながれており、続きの文字列ではない。

この 25 細目のうち、説明文の側に括弧を持つのは 3 細目・4 箇所で、 2 箇所を持つのはこの細目だけである。

4 箇所とも、同じ略語は用語例に現れない。

用語例は何語で、どんな形か。

8 語である。括弧を持つものは無い。

対象範囲,システムモデル,サービス要件,目標スケジュール,契約条件,ベンダーの経営要件,ベンダーのプロジェクト体制要件,ベンダーの技術及び実績評価

後ろの 3 語だけが「ベンダーの」で始まる。

8 語が二つの文書のどちらに載る項目なのかは書かれていない。

シラバスはベンダー企業に対し、調達対象システム、提案依頼事項、調達条件などを示した RFP 及び RFQ を提示し、提案書、見積書の提出を依頼することを理解するとしている。説明文は 129 字で、この 25 細目で 2 番目に長く、示すものは「など」で開かれている。用語例は 8 語で括弧を持つものは無く、うち 3 語が「ベンダーの」で始まる。8 語が二つの文書のどちらに載る項目かも、各語の中身も書かれていない。

用語例 8 個(シラバスの並び順のまま)

順用語例「ベンダーの」で始まるか
1対象範囲いいえ
2システムモデルいいえ
3サービス要件いいえ
4目標スケジュールいいえ
5契約条件いいえ
6ベンダーの経営要件はい
7ベンダーのプロジェクト体制要件はい
8ベンダーの技術及び実績評価はい

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも検討の順序でもない。 右の列は 8 語の文字列を突き合わせた結果であって、 シラバスが 8 語を二つに分類しているわけではない。 8 語のいずれについても、書くべき内容・粒度・分量は書かれていない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文一文(129 字)
文末「〜依頼することを理解する。」
説明文の「など」1 箇所(調達条件など)
説明文の中の括弧2 個(どちらも展開+訳)
列挙に付くラベル用語例
用語例の数8
括弧を持つ用語例0
[タスクの例]無し

説明文は一文である。

ベンダー企業に対し,調達対象システム,提案依頼事項,調達条件などを示したRFP(Request For Proposal:提案依頼書)及びRFQ(Request For Quotation:見積依頼書)を提示し,提案書,見積書の提出を依頼することを理解する。

続けて用語例が 8 語挙げられている。

対象範囲,システムモデル,サービス要件,目標スケジュール,契約条件,ベンダーの経営要件,ベンダーのプロジェクト体制要件,ベンダーの技術及び実績評価

これがこの細目の根拠のすべてである。

一つ目は示すもので、「調達対象システム,提案依頼事項,調達条件など」の三つである。 「など」が付いているので、三つで全部ではない。

二つ目は提示する文書で、RFP 及び RFQ の二つである。「など」は付いていない。

三つ目は提出を依頼するもので、「提案書,見積書」の二つである。「など」は付いていない。

示すものの三つと、二つの文書と、二つの提出物が、それぞれどう対応するかは書かれていない。

説明文は 129 字あるが、述べているのは「依頼することを理解する」までである。

この 25 細目で説明文に「など」を持つのは 7 細目・9 箇所で、 この細目はそのうちの 1 箇所を持つ。

略語はシラバスが説明文の中で展開している

Section titled “略語はシラバスが説明文の中で展開している”

RFP と RFQ は説明文の括弧の中で英語の展開と日本語の訳を与えられている。

この 25 細目のうち、説明文の側に括弧を持つのは 3 細目・4 箇所で、 そのうち 2 箇所がこの細目にある。 4 箇所とも、同じ略語は用語例に現れない。

RFQ の訳「見積依頼書」に対応する細目はこの 25 細目に無い。 3.(2)④ は「提案書・見積書」であって、見積依頼書ではない。

書かれたとおりの展開と訳だけを置く。ノートの側で別の訳を足さない。

二つの文書は「及び」でつないである

Section titled “二つの文書は「及び」でつないである”

二つの文書は「及び」でつながれている。「および」に開かない。 シラバスの表記では二つの略語にそれぞれ括弧が続き、 「及び」の前後に空白は入らない。

この 25 細目で「及び」が現れるのは、細目名を含めて 5 箇所である (細目名を数えなければ 4 箇所)。そのうち 2 箇所がこの細目にある (説明文の二つの文書をつなぐ箇所と、用語例の「ベンダーの技術及び実績評価」)。 残る 3 箇所は 1.(2)の [タスクの例] (ⅴ) と、3.(1)④ の細目名・説明文である。

二つを同時に提示するのか、片方だけでもよいのかは書かれていない。 二つの文書の内容の違いも書かれていない。

8 語は項目の名前が並ぶだけである

Section titled “8 語は項目の名前が並ぶだけである”

前の 5 語(対象範囲、システムモデル、サービス要件、目標スケジュール、契約条件)は 示すものや調達の側の項目に読める名前で、 後ろの 3 語はいずれも「ベンダーの」で始まる。

ただしシラバスは 8 語を二つに分けておらず、 前の 5 語と後ろの 3 語が別の性質を持つとも書いていない。

8 語が RFP と RFQ のどちらに載るのか、両方に載るのかは書かれていない。

8 語のいずれについても、何を書くか、どの単位で書くかは示されていない。

8 語はいずれも、ほかの細目の説明文・用語例には現れない (この 8 語の文字列で照合した結果である。 より短い語がこの 8 語の中に含まれる形の重なりは別にある)。

8 語目「ベンダーの技術及び実績評価」だけが「評価」で終わり、 提示する項目ではなく評価を指すようにも読めるが、シラバスはそこに触れていない。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • RFP・RFQ に載せる項目の一覧、様式、分量
  • 二つの文書の違い、書き分け、出す順序
  • 8 語それぞれの書き方、評価の重み付け
  • 提出された提案書・見積書の比較評価や選定(3.(2)⑤ の主題であり、この細目の逐語に無い)
  • 3.(2)② との順序(シラバスは ①〜⑦ の順序を述べていない)

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。