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この細目の説明文の文末は、ほかの細目と何が違うか。

「〜を行う。」で終わる。「理解する」が付かない。

…変更要求及び新規サービス又はサービス変更の提案の優先順位付けを行う。

この小分類の 25 細目のなかで、説明文のどの文も「理解する」で終わらないのはこの細目だけである。 文末が「理解する」でない文を含む細目はほかにもある (たとえば 2.(7)サービスレベル管理 は後半の文だけが「報告する。」で終わり、2.(20)情報セキュリティ管理 は「なお」書きが「提供している。」で終わる)。

優先順位付けの対象は何か。いくつあるか。

2 つである。

  1. 変更要求
  2. 新規サービス又はサービス変更の提案

「変更要求及び新規サービス又はサービス変更の提案」と、「及び」でつながれている。

2 つ目は内部に「又は」を持つ 1 項目である。 「新規サービスの提案」と「サービス変更の提案」に分けて数えない。

優先順位付けの前に、シラバスは何を求めているか。

2 つである。

  1. サービスの要求事項を決定し
  2. 利用可能な資源を考慮して

「利用可能な」という限定が資源に付いている。

用語例の「サービスの状態」の括弧には何が入っているか。閉じているか。

計画中、開発中、稼働中、廃止の 4 つが入り、末尾は「など」で開かれている。

サービスの状態(計画中,開発中,稼働中,廃止など)

この 4 つで全部だとは書かれていない。 4 つが順に移るとも書かれていない。

シラバスはサービスの要求事項を決定し、利用可能な資源を考慮して、変更要求及び新規サービス又はサービス変更の提案の優先順位付けを行うと書いている。この細目の説明文だけが文末を「〜を行う。」で閉じており、小分類 02 の 25 細目のなかで説明文のどの文も「理解する」で終わらないのはこの細目だけである(「理解する」で終わらない文を含む細目はほかにもあり、たとえば 2.(7)は後半の文、2.(20)は「なお」書きがそうである)。優先順位付けの対象は変更要求と新規サービス又はサービス変更の提案の 2 つで、その前に資源を考慮するという条件が置かれている。用語例のサービスの状態の括弧には計画中・開発中・稼働中・廃止の 4 つが挙がるが、末尾が「など」で開かれており、これで全部だとは書かれていない。なお、2.(13)①② の説明文にある「サービス計画」とは「の」の有無が違い、同じものを指すかどうかは書かれていない。

説明文の組み立て

順逐語役割
1サービスの要求事項を決定し前提
2利用可能な資源を考慮して条件
3変更要求及び新規サービス又はサービス変更の提案対象(2 つ)
4優先順位付けを行う行い

この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 この表はシラバスの一文を順に切り出したものであり、 シラバスがこの 4 つの見出しを立てているわけではない。 文末は「行う。」で、「理解する」が付かない。

用語例 5 つ(シラバスの並び順のまま)

順用語例括弧の中身括弧の閉じ方
1サービスの要求事項——
2変更要求—(RFC は付かない)—
3サービスポートフォリオ——
4サービス**・パイプライン**——
5サービスの状態計画中,開発中,稼働中,廃止など「など」で開いている

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 括弧が付くのは 5 つ目だけで、その中身は「など」で開かれている。 5 語のうち 4 語が「サービス」を含む。「変更要求」だけが含まない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文の文末「〜を行う。」(「理解する」が付かない)
列挙に付くラベル用語例
用語例の数5

説明文は一文である。

サービスの要求事項を決定し,利用可能な資源を考慮して,変更要求及び新規サービス又は サービス変更の提案の優先順位付けを行う。

続けて 5 つが列挙されている。

用語例 サービスの要求事項,変更要求,サービスポートフォリオ,サービス・パイプライン, サービスの状態(計画中,開発中,稼働中,廃止など)

この細目の説明文は「〜を行う。」で終わる。

小分類 02 の 25 細目のうち、文末が「理解する」でない文を含む細目の例を挙げる(これで全部ではない)。

細目文末
2.(2)(この細目)「〜を行う。」(説明文全体)
2.(7)サービスレベル管理「〜報告する。」(後半の文だけ)
2.(20)情報セキュリティ管理「〜提供している。」(「なお」書きの 2 文目)

説明文のどの文も「理解する」で終わらないのは、この細目だけである。

シラバスがこの書き分けの理由を書いているわけではない。

優先順位付けの前に置かれた 2 つ

Section titled “優先順位付けの前に置かれた 2 つ”

行いは「優先順位付けを行う」だが、その前に 2 つが置かれている。

  1. サービスの要求事項を決定し
  2. 利用可能な資源を考慮して

資源には「利用可能な」という限定が付いている。

「サービスの要求事項」は用語例の 1 つ目でもある。 この語は同じ中分類の 1.(2)の用語例、2.(13)①② の説明文にも現れる。 ただし、シラバスが「同じものを指す」と述べているわけではない。

「変更要求及び新規サービス又はサービス変更の提案」と、「及び」でつながれている。

順対象形
1変更要求単独
2新規サービス又はサービス変更の提案内部に「又は」を持つ 1 項目

この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも扱う順でもない。

2 つ目を「新規サービスの提案」と「サービス変更の提案」に分けて数えない。

「新規サービス又はサービス変更」という言い回しは、同じ中分類の2.(13)①(新規サービス又はサービス変更の計画)、2.(13)③、2.(14)の説明文にも現れる。 ただし、シラバスが「同じものを指す」と述べているわけではない。

この細目の用語例は「変更要求」であり、括弧が付かない。

同じ中分類の 2.(12)② 変更管理の開始 の用語例は「変更要求(RFC)」で、括弧が付く。

細目用語例
2.(2)(この細目)変更要求
2.(12)②変更要求(RFC)

どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。 シラバスが両者を同じものとして扱っているかどうかも書かれていない。

5 つ目の括弧には 4 つが入り、末尾が「など」で開かれている。

順括弧の中の語
1計画中
2開発中
3稼働中
4廃止

この表の「順」は括弧の中の並び順であって、段階の順でも重要度でもない。

この 4 つで全部だとは書かれていない。 4 つが順に移るとも、戻れるとも書かれていない。 このノートでは、4 つを矢印でつないだ状態遷移図を作らない。

4 つ目だけが「〜中」の形をとらない(計画中・開発中・稼働中 に対して「廃止」)。

「サービスポートフォリオ」と「サービス・パイプライン」

Section titled “「サービスポートフォリオ」と「サービス・パイプライン」”

3 つ目と 4 つ目は名前だけが挙げられている。

4 つ目は「サービス・パイプライン」と中黒が入る。 3 つ目の「サービスポートフォリオ」には中黒が無い。 どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。

両者が何を指すか、どう違うか、互いにどう関係するかは書かれていない。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • 「サービスポートフォリオ」「サービス・パイプライン」が何を指すか、両者の違い
  • サービスの状態が 4 つで全部か、順に移るか、戻れるか
  • 優先順位付けの基準、誰が行うか
  • 「サービスの要求事項」の定義、誰が決定するか
  • 「利用可能な資源」が何を指すか
  • この細目が同じ中分類の 2.(12)変更管理・2.(13)サービスの設計及び移行 とどう関係するか

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。

なお、同じ中分類の 2.(13)①② の説明文には「サービス計画で決定した」という語があり、 この細目名「サービスの計画」とは「の」の有無が違う。 両者が同じものを指すかどうかは、シラバスに書かれていない。