線形計画法
説明文が挙げる、理解する対象は何か。末尾の形にも注意せよ。
- LP(Linear Programming:線形計画法)の手法
- 問題の定式化
- グラフによる解法
- 線形計画法が有効と考えられる事例
LP(Linear Programming:線形計画法)の手法,問題の定式化,グラフによる解法, 線形計画法が有効と考えられる事例などを理解する。
末尾が「など」で開かれている。この四つで全部だとは書かれていない。
「グラフによる解法」とはあるが、グラフの描き方も解の求め方も書かれていない。
説明文の LP は、用語例にも現れるか。
現れない。
この 35 細目のうち、説明文に括弧付きの略語を持つのは 6 細目である。
| 細目 | 説明文の略語 | 同じ文字列が用語例にあるか |
|---|---|---|
| 1.(3)経営組織 | CEO、CIO | 有り |
| 2.(1)①(この細目) | LP | 無し |
| 2.(1)③ 日程計画 | CPM | 無し |
| 2.(1)⑤ IE分析手法 | PTS | 無し |
| 2.(1)⑥ 検査手法 | OC | 無し |
| 3.(7)経済性計算 | DCF、IRR | 無し |
この表は文字列の有無を並べたものであり、シラバスが対応づけているわけではない。
用語例にも現れるのは 1.(3)だけである。
この細目には「計画法」で終わる語が二つある。どれか。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 説明文 | LP(Linear Programming:線形計画法) |
| 用語例 | DP(Dynamic Programming:動的計画法) |
この表は同じ語尾を持つ語を並べたものであり、 シラバスが両者を対比しているわけではない。
どちらも 〜 Programming の展開を持ち、日本語も「〜計画法」で終わる。
両者の関係、違い、どちらが上位かはいずれも書かれていない。
シラバスは LP(Linear Programming:線形計画法)の手法、問題の定式化、グラフによる解法、線形計画法が有効と考えられる事例などを理解するとしている。説明文は一文で、細目名の「線形計画法」が括弧の中と文の後半に二回現れる。この 35 細目で説明文に括弧付きの略語を持つのは 6 細目あるが、その略語が同じ細目の用語例にも現れるのは 1.(3)経営組織 だけで、この細目の LP は用語例に無い。用語例は 4 語で、うち DP(Dynamic Programming:動的計画法)だけが略語である。
説明文が挙げる四つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 理解する対象 |
|---|---|
| 1 | LP(Linear Programming:線形計画法)の手法 |
| 2 | 問題の定式化 |
| 3 | グラフによる解法 |
| 4 | 線形計画法が有効と考えられる事例 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 末尾が「など」で開かれている。四つで全部だとは書かれていない。 それぞれの中身、手順、式はいずれも書かれていない。 「有効と考えられる事例」が何かも書かれていない。
「線形計画法」が現れる位置
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 細目名 | 線形計画法 |
| 説明文の括弧の中 | Linear Programming:線形計画法 |
| 説明文の後半 | 線形計画法が有効と考えられる事例 |
この表は同じ語が現れる位置を並べたものである。 説明文のなかでは二回現れる。 この 35 細目で「計画法」を説明文に持つのはこの細目だけである。
用語例 4 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | シンプレックス法 | — |
| 2 | 配分問題 | — |
| 3 | 輸送問題 | — |
| 4 | DP | Dynamic Programming:動的計画法 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 4 語のいずれについても、意味・手順・式は書かれていない。 2 語目と 3 語目はどちらも「問題」で終わるが、両者の関係は書かれていない。 4 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例には現れない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(72 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の括弧 | 1 箇所(LP) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 4 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
LP(Linear Programming:線形計画法)の手法,問題の定式化,グラフによる解法, 線形計画法が有効と考えられる事例などを理解する。
続けて 4 個が列挙されている。
用語例 シンプレックス法,配分問題,輸送問題,DP(Dynamic Programming:動的計画法)
説明文の略語は用語例に無い
Section titled “説明文の略語は用語例に無い”説明文には LP(Linear Programming:線形計画法) があるが、
用語例の 4 語に LP は含まれない。
この 35 細目で説明文に括弧付きの略語を持つのは 6 細目で、 そのうち同じ文字列が用語例にもあるのは 1.(3)経営組織 だけである。
用語例に無いことは、その語の重みが軽いことを意味しない。 シラバスが用語例に置いていない、というのがそのまま事実である。
「計画法」で終わる語が二つある
Section titled “「計画法」で終わる語が二つある”説明文の LP と、用語例の DP である。
| 略語 | 展開 | 日本語 | 位置 |
|---|---|---|---|
| LP | Linear Programming | 線形計画法 | 説明文 |
| DP | Dynamic Programming | 動的計画法 | 用語例 |
この表は文字列の形を並べたものであり、シラバスが両者を対比しているわけではない。
どちらも Programming を含み、日本語も「〜計画法」で終わる。
シラバスが DP を LP の一種としているのか、別の手法としているのかは書かれていない。
このノートで両者の関係を決めない。
細目名が説明文に二回現れる
Section titled “細目名が説明文に二回現れる”細目名は「線形計画法」で、説明文には括弧の中と後半の二箇所に現れる。
この 35 細目のうち、細目名の語が説明文に現れるのは 14 細目である。 この細目は説明文に 2 回現れる数少ない例である。
ただし括弧の中の「線形計画法」は Linear Programming の訳として置かれており、
後半の「線形計画法が有効と考えられる事例」とは位置づけが違う。
シラバスが両者を区別しているかどうかは書かれていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 線形計画法の定義、目的関数、制約条件、標準形
- 問題の定式化の手順、変数の置き方
- グラフによる解法の描き方、実行可能領域、最適解の求め方
- 線形計画法が有効な事例の具体例
- シンプレックス法の手順、計算量
- 配分問題・輸送問題の定式化、解法
DPの内容、LPとの違い、使い分け
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。