多重(マルチ)プログラミング(マルチタスク)とスケジューリング
説明文の一文目と二文目は、それぞれどう始まり、どう終わるか。
多重(マルチ)プログラミングの考え方,タスクのスケジューリングの代表的な方式について,スケジューリングの方法,特徴,スケジューリングにおけるトリガーと優先順位の役割,同期制御・排他制御の必要性,実現方法を理解する。また,タスクとタスクの同期,タスク間でのデータの受け渡し,マルチスレッドの考え方,並列処理などを理解する。
一文目は「多重(マルチ)プログラミングの考え方」で始まり、「実現方法を理解する。」で終わる。 二文目は「また,」で始まり、「タスクとタスクの同期」「タスク間でのデータの受け渡し」「マルチスレッドの考え方」「並列処理など」を読点で並べる。
一文目の「スケジューリングの方法」「特徴」「スケジューリングにおけるトリガーと優先順位の役割」「同期制御・排他制御の必要性」「実現方法」の中身を、シラバスは書いていない。
用語例の プリエンプティブ方式 と ノンプリエンプティブ方式 は、どこが違うか。
1 番目と 2 番目に続けて置かれ、後者は前者の前に「ノン」を置いた文字列である。
2 語の違いを、シラバスは書いていない。
用語例の 静的優先順位方式 と 動的優先順位方式 は、どこが違うか。
8 番目と 9 番目に続けて置かれ、先頭の「静的」「動的」だけが違う。 どちらも「優先順位方式」で終わる。
2 語の違いと、説明文の「優先順位の役割」との関係を、シラバスは書いていない。
シラバスは、多重(マルチ)プログラミングの考え方、タスクのスケジューリングの代表的な方式について、スケジューリングの方法、特徴、スケジューリングにおけるトリガーと優先順位の役割、同期制御・排他制御の必要性、実現方法を理解するとし、また、タスクとタスクの同期、タスク間でのデータの受け渡し、マルチスレッドの考え方、並列処理などを理解するとしている。用語例は 21 語で、21 語それぞれの意味は書かれていない。細目名の「マルチタスク」は説明文・用語例に無い。
用語例 21 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | プリエンプティブ方式 | — |
| 2 | ノンプリエンプティブ方式 | — |
| 3 | タイムスライス方式 | — |
| 4 | イベントドリブン方式 | — |
| 5 | フィードバック待ち行列方式 | — |
| 6 | 処理時間順方式 | — |
| 7 | 優先順 | — |
| 8 | 静的優先順位方式 | — |
| 9 | 動的優先順位方式 | — |
| 10 | ラウンドロビン | — |
| 11 | SJF(Short Job First) | Short Job First |
| 12 | 最短時間順 | — |
| 13 | 割込み禁止 | — |
| 14 | マルチCPU | — |
| 15 | 排他制御 | — |
| 16 | FCFS(First Come First Served) | First Come First Served |
| 17 | タイムクウォンタム | — |
| 18 | リソーススタベーション | — |
| 19 | SVC(SuperVisor Call)割込み | SuperVisor Call |
| 20 | 入出力終了割込み | — |
| 21 | ディスパッチ | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列はシラバスの括弧をそのまま写したもので、括弧の中が見出しの別の書き方か、例示か、補足かを、シラバスは述べていない。 21 語のいずれについても、意味はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(160 字) |
| 一文目の文末 | 「〜実現方法を理解する。」 |
| 二文目の文末 | 「〜並列処理などを理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 1 個 |
| 用語例の数 | 21 |
| 括弧を持つ用語例 | 3 |
| 用語例の区分見出し | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文、160 字である。「など」は 1 箇所ある。括弧は 1 個ある。
細目名は括弧を 2 つ持ち、二つ目の括弧の中の「マルチタスク」は説明文・用語例に無い。 一つ目の括弧を含む「多重(マルチ)プログラミング」は説明文の書き出しと同じ文字列である。 見出し名「タスク管理」は、1.(2)の用語例 タスク管理 と同じ文字列である。 2 つの関係を、シラバスは書いていない。
シラバスはこの細目を 1.(4)タスク管理 の見出しの下の 2 番目(最後)に置いている。 1.(4)は見出しだけで、本文(説明文・用語例)を持たない。
節 1 の【目標】の 2 項目目「ジョブ管理,タスク管理,記憶管理などOSの代表的な機能,役割を修得し,応用する。」は、見出し名「タスク管理」を文字列として持つ。 【目標】の項目と細目の対応を、シラバスは述べていない。
用語例の文字列の共通点
Section titled “用語例の文字列の共通点”| 文字列 | 用語例 |
|---|---|
| 方式 | プリエンプティブ方式、ノンプリエンプティブ方式、タイムスライス方式、イベントドリブン方式、フィードバック待ち行列方式、処理時間順方式、静的優先順位方式、動的優先順位方式 |
| 順 | 処理時間順方式、優先順、静的優先順位方式、動的優先順位方式、最短時間順 |
| 割込み | 割込み禁止、SVC(SuperVisor Call)割込み、入出力終了割込み |
語の文字列の共通点であって、シラバスの分類ではない。 表は例である。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 割込み — 1.(2)の用語例 割込み が、この細目の用語例 割込み禁止・SVC(SuperVisor Call)割込み・入出力終了割込み に現れる
- 多重(マルチ)プログラミング — 1.(2)の用語例 多重(マルチ)プログラミング が、この細目の細目名・説明文に現れる
- ディスパッチ — この細目の用語例 ディスパッチ が、1.(4)① の説明文にも現れる
- スレッド — 1.(4)① の用語例 スレッド が、この細目の説明文に現れる
(用語例の語全体・括弧の前の文字列と細目名が、ほかの細目の細目名・説明文・用語例に現れる組は、b20gen/ov.py で両方向に照合し、すべて挙げた。細目名・説明文・用語例の語の一部について重なる例はほかにもあり(「方式」「制御」など)、ここには挙げていない。英数字(と「/」「.」「-」)だけの語は、前後が英数字でない位置の一致だけを数えた(別の英語の一部として当たるものは除いた)。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 21 語それぞれの意味
- 一文目の「スケジューリングの方法」「特徴」「スケジューリングにおけるトリガーと優先順位の役割」「同期制御・排他制御の必要性」「実現方法」の中身
- 見出し名「タスク管理」と 1.(2)の タスク管理 の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。