不適合及び是正処置
説明文が挙げる行いはいくつあるか。シラバスの並び順で答えよ。
4 つである。
- 不適合を管理し修正するための処置をとる
- 不適合によって起こった結果に対処する
- 不適合が再発しないようにするための処置の必要性を評価する
- 必要な処置を実施する
4 つは読点(,)で並ぶだけで、a) や ① のような記号も番号も付かない。
条件は「不適合が発生した場合に」である。
3 つ目と 4 つ目は何が違うか。
3 つ目は処置そのものではなく、「処置の必要性を評価する」である。
不適合が再発しないようにするための処置の必要性を評価すること, 必要な処置を実施すること
評価と実施が別の行いとして書き分けられている。
必要性が無いと評価したときにどうするかは書かれていない。
用語例 2 語のうち、説明文に現れないものはどれか。
「是正処置」である。
| 順 | 用語例 | 説明文 |
|---|---|---|
| 1 | 不適合 | 4 回 |
| 2 | 是正処置 | 現れない |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
説明文にあるのは「処置」であって「是正処置」ではない。
是正処置が何かは書かれていない。
「不適合」とは何かは、シラバスに書かれているか。
書かれていない。
説明文は「不適合が発生した場合に」と書き出すが、不適合が何を指すかを述べていない。
名前から中身を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。
シラバスは不適合が発生した場合に、不適合を管理し修正するための処置をとること、不適合によって起こった結果に対処すること、不適合が再発しないようにするための処置の必要性を評価すること、必要な処置を実施することを理解するとしている。4 つは読点で並ぶだけで記号も番号も付かず、3 つ目が処置の実施ではなく必要性の評価である点が 4 つ目と分かれている。用語例は不適合と是正処置の 2 語で、是正処置は説明文に現れない。不適合が何を指すかは書かれていない。
説明文が挙げる 4 つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 行い | 何に対して |
|---|---|---|
| 1 | 管理し修正するための処置をとる | 不適合 |
| 2 | 対処する | 不適合によって起こった結果 |
| 3 | 必要性を評価する | 再発しないようにするための処置 |
| 4 | 実施する | 必要な処置 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 4 つには記号も番号も付いていない。読点で並んでいるだけである。 3 つ目は処置そのものではなく「必要性の評価」である。
用語例 2 つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 説明文に現れるか |
|---|---|---|
| 1 | 不適合 | 4 回 |
| 2 | 是正処置 | 現れない |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 2 語のどちらにも括弧が付いていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(4 つを読点でつなぐ) |
| 箇条書きの記号 | 無し |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 2 |
| 末尾 | 「など」は付かない |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。長いので 4 つに切って読む。
不適合が発生した場合に,不適合を管理し修正するための処置をとること, 不適合によって起こった結果に対処すること,不適合が再発しないようにするための 処置の必要性を評価すること,必要な処置を実施することを理解する。
続けて 2 つが列挙されている。
用語例 不適合,是正処置
条件は「不適合が発生した場合に」
Section titled “条件は「不適合が発生した場合に」”4 つの行いはすべてこの条件の下に置かれている。
不適合が発生していないときに何をするかは書かれていない。
「不適合」が何を指すか、誰がどう判定するかも書かれていない。
4 つは記号なしで並ぶ
Section titled “4 つは記号なしで並ぶ”この細目の 4 つは、a) や ① のような記号を持たない。読点で並ぶだけである。
同じ中分類の「1.」「2.」には a)〜e) の記号を持つ細目が 3 つあるが、 その細目名はこのノートの根拠に含まれていない。 この細目はその形ではない。
シラバスが「順に行う」とも「同時に行う」とも書いていない。
「不適合」が 4 回、「処置」が 3 回
Section titled “「不適合」が 4 回、「処置」が 3 回”説明文は「不適合」を 4 回、「処置」を 3 回使っている。 用語例の「是正処置」を含めると、この細目で「処置」は 4 回である。
| 順 | 「不適合」の現れ方 |
|---|---|
| 1 | 不適合が発生した場合に |
| 2 | 不適合を管理し修正するための処置 |
| 3 | 不適合によって起こった結果 |
| 4 | 不適合が再発しないようにするための処置 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、段階の順ではない。
「処置」は、1 つ目・3 つ目・4 つ目に現れる。 2 つ目だけが「処置」ではなく「対処する」である。
3 つ目は「必要性の評価」で止まっている
Section titled “3 つ目は「必要性の評価」で止まっている”3 つ目は「再発しないようにするための処置の必要性を評価する」であり、 処置をとるとは書かれていない。
処置の実施は 4 つ目に「必要な処置を実施する」として別に置かれている。
| 順 | 逐語 | 実施まで書かれているか |
|---|---|---|
| 3 | 処置の必要性を評価する | 評価まで |
| 4 | 必要な処置を実施する | 実施まで |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。
「必要でない」と評価した場合にどうするかは書かれていない。
「是正処置」は用語例にしかない
Section titled “「是正処置」は用語例にしかない”細目名は「不適合及び是正処置」だが、説明文に「是正処置」という語は現れない。
説明文にあるのは「処置」である。
「説明文の処置が是正処置のことである」とシラバスが述べているわけではない。
このノートで是正処置を定義しない。
同じ中分類には、語の形が似た別の語がある。
| 細目 | 語 | 現れ方 |
|---|---|---|
| 3.(2)①(この細目) | 是正処置 | 用語例 |
| 2.(17)問題管理 | 予防処置 | 用語例 |
両者の違いはシラバスに書かれていない。 別の細目の別の語である、というところまでである。
用語例 2 語という数
Section titled “用語例 2 語という数”この細目の用語例は 2 語である。 同じ小分類(03-パフォーマンス評価及び改善、4 細目)のうち用語例を持つ 3 細目のなかでは最も少ない (3.(1)① は用語例を持たないため、この比較には入らない)。
| 順 | 細目 | 用語例の数 |
|---|---|---|
| 1 | 3.(1)① 監視,測定,分析及び評価 | 無し |
| 2 | 3.(1)② サービスの報告 | 4 |
| 3 | 3.(2)①(この細目) | 2 |
| 4 | 3.(2)② 継続的改善 | 7 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
この細目は「3. パフォーマンス評価及び改善」の「(2)改善」の下にある ① である。
同じ(2)の下に ② 継続的改善 がある。 シラバスが ① と ② の関係を述べているわけではない。
パフォーマンス評価及び改善を修得し,適用する。
【目標】は節全体(4 細目)に掛かるものであって、この細目だけに掛かるものではない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 「不適合」が何を指すか、どう判定するか
- 「是正処置」が何をすることか、説明文の「処置」との関係
- 是正処置と 2.(17)の「予防処置」の違い
- 4 つをどの順で行うか、誰が行うか
- 「必要でない」と評価したときにどうするか
- 不適合の記録・報告の方法
- 他の規格が定める不適合の定義
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。