運用オペレーション
一文目は、何のために何をすると書かれているか。条件も答えよ。
目的は「システムを安定稼働させるため」である。
行いは「システムの監視・操作・状況連絡を実施する」である。
条件は「定められた手順に沿って」である。
システムを安定稼働させるために,定められた手順に沿って システムの監視・操作・状況連絡を実施することを理解する。
3 つは中黒(・)でつながれている。
二文目は、何に従って実施すると書かれているか。
「作業指示書」である。
システムの操作に当たっては,作業指示書に従って実施することを理解する。
「操作に当たっては」という限定が付いており、監視や状況連絡については書かれていない。
作業指示書に何を書くか、誰が作るかは書かれていない。
三文目が挙げる 3 つは何か。末尾の形にも注意せよ。
- ジョブスケジューリング
- アウトプット管理
- バックアップ
また,ジョブスケジューリング,アウトプット管理,バックアップといった 運用オペレーションの内容を理解する。
「といった」で開かれている。この 3 つで全部だとは書かれていない。
説明文と用語例で表記が違う 2 組を挙げ、どう違うかを答えよ。
| 組 | 説明文 | 用語例 |
|---|---|---|
| 1 | システムの監視・操作・状況連絡 | システムの監視と操作 |
| 2 | アウトプット管理 | アウトプットの管理 |
1 組目は、用語例に「状況連絡」が含まれない。つなぎ方も中黒(・)と「と」で違う。 2 組目は、「の」の有無だけが違う。
どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。
シラバスはシステムを安定稼働させるために定められた手順に沿ってシステムの監視・操作・状況連絡を実施すること、システムの操作に当たっては作業指示書に従って実施すること、またジョブスケジューリング、アウトプット管理、バックアップといった運用オペレーションの内容を理解するとしている。三文目の列挙は「といった」で開かれており、挙げられた 3 つで全部だとは書かれていない。説明文が三文なのは小分類 03・04・05 の 11 細目のなかでこの細目だけである。説明文の「システムの監視・操作・状況連絡」に対して用語例は「システムの監視と操作」で状況連絡を含まず、「アウトプット管理」と「アウトプットの管理」も表記が違う。用語例は 9 語で、括弧を持つのは運用支援ツールだけである。
説明文の三文(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 目的 | 文の内容 | 条件・限定 |
|---|---|---|---|
| 1 | システムを安定稼働させるために | システムの監視・操作・状況連絡を実施する | 定められた手順に沿って |
| 2 | 書かれていない | 作業指示書に従って実施する | システムの操作に当たっては |
| 3 | 書かれていない | ジョブスケジューリング,アウトプット管理,バックアップといった運用オペレーションの内容 | 「といった」で開かれる |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 三文とも文末は「理解する。」である。
一文目の 3 つ(中黒でつながれている)
| 順 | 行い |
|---|---|
| 1 | 監視 |
| 2 | 操作 |
| 3 | 状況連絡 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 3 つは中黒(・)でつながれている。
用語例 9 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 | 説明文に現れるか |
|---|---|---|---|
| 1 | 運用オペレーション | — | 現れる |
| 2 | スケジュール設計 | — | 現れない |
| 3 | ジョブスケジューリング | — | 現れる |
| 4 | バックアップ | — | 現れる |
| 5 | システムの監視と操作 | — | 表記が違う |
| 6 | アウトプットの管理 | — | 表記が違う |
| 7 | ジョブの復旧と再実行 | — | 現れない |
| 8 | 運用支援ツール | 監視ツール,診断ツール | 現れない |
| 9 | 業務運用マニュアル | — | 現れない |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 括弧が付くのは 8 番目だけである。 1 番目は細目名と同じである。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 三文(三文とも「理解する。」で終わる) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 9 |
| 末尾 | 三文目の列挙が**「といった」で開かれる** |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は三文である。
システムを安定稼働させるために,定められた手順に沿ってシステムの監視・操作・状況連絡を 実施することを理解する。システムの操作に当たっては,作業指示書に従って実施することを 理解する。また,ジョブスケジューリング,アウトプット管理,バックアップといった 運用オペレーションの内容を理解する。
続けて 9 個が列挙されている。
用語例 運用オペレーション,スケジュール設計,ジョブスケジューリング,バックアップ, システムの監視と操作,アウトプットの管理,ジョブの復旧と再実行, 運用支援ツール(監視ツール,診断ツール),業務運用マニュアル
説明文が三文なのは 11 細目のなかでこの細目だけ
Section titled “説明文が三文なのは 11 細目のなかでこの細目だけ”小分類 03・04・05 の 11 細目のなかで、説明文が三文なのはこの細目だけである。
| 文数 | 細目 |
|---|---|
| 一文 | 3.(1)①、3.(1)②、3.(2)①、3.(2)②、4.(3)、5.(1)①、5.(1)④ |
| 二文 | 4.(1)、5.(1)②、5.(1)③ |
| 三文 | 4.(2)(この細目) |
この表は文の数で並べたものであり、シラバスが分類しているわけではない。
11 細目すべての説明文が「理解する。」で終わる。この細目は 3 回現れる。
一文目 — 目的と条件
Section titled “一文目 — 目的と条件”目的は「システムを安定稼働させるため」である。
条件は「定められた手順に沿って」である。
誰が手順を定めるか、手順に何を書くかは書かれていない。
行いは 3 つで、中黒(・)でつながれている。
| 順 | 行い |
|---|---|
| 1 | 監視 |
| 2 | 操作 |
| 3 | 状況連絡 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。
中黒でつながれた 3 つを分解して別々の行いとして扱わない。
「状況連絡」を誰に対して行うかは書かれていない。
二文目 — 操作だけに掛かる限定
Section titled “二文目 — 操作だけに掛かる限定”「システムの操作に当たっては」と限定が置かれている。
| 対象 | 何に従うか |
|---|---|
| 操作 | 作業指示書 |
| 監視 | 書かれていない |
| 状況連絡 | 書かれていない |
この表は二文目が名指ししている対象を並べたものであり、 シラバスが 3 つを対比しているわけではない。
「作業指示書」に何を書くか、誰が作るか、手順との関係は書かれていない。
同じ中分類には、語の形が似た別の語がある。
| 細目 | 語 |
|---|---|
| 4.(2)(この細目) | 作業指示書 |
| 2.(16) | サービス要求の実現に関する指示書 |
両者が同じものかどうかは書かれていない。 別の細目の別の語である。
三文目 — 「といった」で開かれている
Section titled “三文目 — 「といった」で開かれている”3 つが挙げられ、「といった運用オペレーションの内容」と続く。
| 順 | 挙げられているもの |
|---|---|
| 1 | ジョブスケジューリング |
| 2 | アウトプット管理 |
| 3 | バックアップ |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。
「といった」で開かれている。この 3 つで全部だとは書かれていない。
それぞれが何をすることかは書かれていない。
説明文と用語例で表記が違う 2 組
Section titled “説明文と用語例で表記が違う 2 組”| 説明文 | 用語例 |
|---|---|
| システムの監視・操作・状況連絡 | システムの監視と操作 |
| アウトプット管理 | アウトプットの管理 |
上の組は「状況連絡」の有無とつなぎ方(中黒/「と」)が違う。 下の組は「の」の有無が違う。
どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。
「状況連絡」は説明文にだけあり、用語例には無い。
用語例のうち説明文に現れないもの
Section titled “用語例のうち説明文に現れないもの”| 順 | 用語例 |
|---|---|
| 2 | スケジュール設計 |
| 7 | ジョブの復旧と再実行 |
| 8 | 運用支援ツール |
| 9 | 業務運用マニュアル |
この表の「順」は用語例の並び順に振った番号であり、説明文に現れない 4 語だけを抜き出している。
いずれも名前だけが挙がっており、中身は書かれていない。
「スケジュール設計」と説明文の「ジョブスケジューリング」が同じものかどうかも書かれていない。
用語例 8 番目の括弧
Section titled “用語例 8 番目の括弧”「運用支援ツール(監視ツール,診断ツール)」がこの細目で唯一の括弧である。
| 順 | 括弧の中の語 |
|---|---|
| 1 | 監視ツール |
| 2 | 診断ツール |
この表の「順」は括弧の中の並び順であって、段階の順でも重要度でもない。
括弧の中に「など」「ほか」は付いていない。 ただし「これで全部である」とシラバスが述べているわけではない。
それぞれのツールが何をするかは書かれていない。
この細目は「4. サービスの運用」の(2)である。
節の【目標】は 3 項目からなり、その 2 つ目がこの細目に対応する語を含む。
システムの操作やスケジューリングといった運用オペレーションの役割,機能を修得し,適用する。
【目標】も「といった」で開かれている。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 「定められた手順」を誰が定めるか、何を書くか
- 「作業指示書」の記載項目、作成者、手順との関係
- 監視・操作・状況連絡それぞれの具体的な作業
- 「状況連絡」の相手
- ジョブスケジューリング・アウトプット管理・バックアップの方法
- スケジュール設計とジョブスケジューリングの違い
- 「ジョブの復旧と再実行」の手順
- 監視ツール・診断ツールの具体名、機能
- 「業務運用マニュアル」の記載項目
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。