施設管理・設備管理
一文目は、何の管理によって何を確保すると書いているか。末尾の形にも注意せよ。
管理の対象は「データセンターなどの施設」と「コンピュータ,ネットワークなどの設備」である。
確保するものは「費用の削減,快適性,安全性など」である。
データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備の管理によって, 費用の削減,快適性,安全性などを確保することを理解する。
「など」で開かれている。挙げられた 3 つで全部だとは書かれていない。
二文目が挙げるものを、シラバスの並び順で答えよ。
- 電源や回線の冗長化
- バックアップ環境の整備
- 電源,空調設備,建物などのアクセス管理
また,電源や回線の冗長化,バックアップ環境の整備, 電源,空調設備,建物などのアクセス管理などを理解する。
3 つ目は「電源,空調設備,建物などのアクセス管理」である。 「アクセス管理」が「電源」「空調設備」のどこまでに掛かるかは、シラバスが明示していない。 このノートで区切り方を決めない。
末尾も「〜など」で開かれている。
細目名は「施設管理・設備管理」である。「設備管理」は説明文と用語例のどこに現れるか。
どこにも現れない。
| 語 | 説明文 | 用語例 |
|---|---|---|
| 施設管理 | 現れない | 1 語目 |
| 設備管理 | 現れない | 現れない |
説明文にあるのは「データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備の管理」という形である。
「設備管理」という語そのものは、この細目のどこにも無い。
用語例 7 語のうち、括弧を持たないのはどれか。
「施設管理」だけである。ほかの 6 語はすべて括弧を持つ。
さらに「データファシリティスタンダード(ティア(Tier)基準)」は二重の入れ子括弧である。
シラバスはデータセンターなどの施設やコンピュータ、ネットワークなどの設備の管理によって費用の削減、快適性、安全性などを確保すること、また電源や回線の冗長化、バックアップ環境の整備、電源、空調設備、建物などのアクセス管理などを理解するとしている。説明文には「など」が 5 箇所あり、小分類 03・04・05 の 11 細目のなかで最も多い。用語例は 7 語で、括弧を持たないのは施設管理だけである。細目名にある「施設管理」は用語例の 1 語目にあるだけで説明文には現れず、「設備管理」は説明文にも用語例にも現れない。
説明文の二文
| 文 | 述べていること |
|---|---|
| 一文目 | 施設(データセンターなど)と設備(コンピュータ,ネットワークなど)の管理によって、費用の削減,快適性,安全性などを確保する |
| 二文目 | 冗長化,バックアップ環境の整備,アクセス管理など |
一文目 — 管理の対象と確保するもの
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 施設 | データセンターなどの施設 |
| 設備 | コンピュータ,ネットワークなどの設備 |
| 確保するもの | 費用の削減,快適性,安全性など |
この表はシラバスの一文を位置ごとに切り出したものであり、 シラバスがこの 3 つの見出しを立てているわけではない。 3 か所とも「など」で開かれている。
二文目が挙げる 3 つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 挙げられているもの |
|---|---|
| 1 | 電源や回線の冗長化 |
| 2 | バックアップ環境の整備 |
| 3 | 電源,空調設備,建物などのアクセス管理 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 末尾は「〜など」で開かれている。3 つで全部だとは書かれていない。
用語例 7 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 施設管理 | —(括弧なし) |
| 2 | 建物管理 | 免震装置,アレスタなどのサージ防護デバイス,防災防犯設備,安全管理関連知識ほか |
| 3 | 消火設備 | 泡消火設備,ハロゲン化物消火設備,不活性ガス消火設備など |
| 4 | 電気設備 | UPS,自家発電設備ほか |
| 5 | 空調設備 | 空調機器,エアフロー,コールドアイル,ホットアイルほか |
| 6 | 通信設備 | MDF,IDFほか |
| 7 | データファシリティスタンダード | ティア(Tier)基準(二重の入れ子) |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 括弧が付かないのは 1 番目だけである。 2〜6 の括弧はいずれも「など」または「ほか」で開かれている。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(二文とも「理解する。」で終わる) |
| 説明文の「など」 | 5 箇所(この 11 細目のなかで最多) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 7 |
| 用語例の開き語 | 「ほか」4 箇所・「など」2 箇所 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備の管理によって, 費用の削減,快適性,安全性などを確保することを理解する。また,電源や回線の冗長化, バックアップ環境の整備,電源,空調設備,建物などのアクセス管理などを理解する。
続けて 7 個が列挙されている。
用語例 施設管理,建物管理(免震装置,アレスタなどのサージ防護デバイス,防災防犯設備, 安全管理関連知識ほか),消火設備(泡消火設備,ハロゲン化物消火設備, 不活性ガス消火設備など),電気設備(UPS,自家発電設備ほか), 空調設備(空調機器,エアフロー,コールドアイル,ホットアイルほか), 通信設備(MDF,IDFほか),データファシリティスタンダード(ティア(Tier)基準)
説明文の「など」が 5 箇所
Section titled “説明文の「など」が 5 箇所”小分類 03・04・05 の 11 細目のなかで、説明文に「など」が最も多いのはこの細目である。
| 順 | 「など」の現れ方 |
|---|---|
| 1 | データセンターなどの施設 |
| 2 | ネットワークなどの設備 |
| 3 | 安全性などを確保する |
| 4 | 建物などのアクセス管理 |
| 5 | アクセス管理などを理解する |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度ではない。
5 箇所すべてで列挙が開かれている。閉じた集合として書かない。
「施設」と「設備」の区別
Section titled “「施設」と「設備」の区別”一文目は「施設」と「設備」に別の例を挙げている。
| 語 | 挙げられている例 |
|---|---|
| 施設 | データセンターなど |
| 設備 | コンピュータ,ネットワークなど |
この表は説明文の例を並べたものであり、シラバスが両者を定義しているわけではない。
「施設」と「設備」の違いは書かれていない。 挙げられている例が違う、というところまでである。
細目名の「設備管理」は本文に無い
Section titled “細目名の「設備管理」は本文に無い”細目名は「施設管理・設備管理」で、中黒でつながれた 2 語である。
| 語 | 説明文 | 用語例 |
|---|---|---|
| 施設管理 | 現れない | 1 語目 |
| 設備管理 | 現れない | 現れない |
説明文にあるのは「データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備の管理」 という形であり、「施設管理」「設備管理」という語ではない。
用語例に「設備管理」は無い。代わりに「建物管理」「消火設備」「電気設備」 「空調設備」「通信設備」が並ぶ。
シラバスが「これらが設備管理にあたる」と述べているわけではない。
二文目 — 3 つ目の「アクセス管理」
Section titled “二文目 — 3 つ目の「アクセス管理」”電源,空調設備,建物などのアクセス管理
| 順 | 語 |
|---|---|
| 1 | 電源 |
| 2 | 空調設備 |
| 3 | 建物 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度ではない。 「アクセス管理」がこの 3 つのどこまでに掛かるかは、シラバスが明示していない。 このノートで区切り方を決めない。
「など」で開かれている。この 3 つで全部だとは書かれていない。
「アクセス管理」が何をすることかは書かれていない。
「電源」は 1 つ目(冗長化)と 3 つ目(アクセス管理)の両方に現れる。
説明文と用語例の重なり
Section titled “説明文と用語例の重なり”| 語 | 説明文 | 用語例 |
|---|---|---|
| 空調設備 | 二文目 | 5 語目(括弧付き) |
| 電源 | 二文目に 2 回 | 無し(「電気設備」がある) |
| バックアップ | 二文目(バックアップ環境の整備) | 無し |
この表は同じ語・近い語が現れる位置を並べたものであり、 シラバスが対応づけているわけではない。
「電源」と「電気設備」が同じものを指すとは書かれていない。
用語例の括弧 — 6 語が括弧を持つ
Section titled “用語例の括弧 — 6 語が括弧を持つ”括弧を持たないのは 1 番目「施設管理」だけである。
| 順 | 用語例 | 括弧の中の数 | 開き語 |
|---|---|---|---|
| 2 | 建物管理 | 4 | など・ほか |
| 3 | 消火設備 | 3 | など |
| 4 | 電気設備 | 2 | ほか |
| 5 | 空調設備 | 4 | ほか |
| 6 | 通信設備 | 2 | ほか |
| 7 | データファシリティスタンダード | 1 | 無し |
この表の「順」は用語例の並び順に振った番号であり、括弧を持つ 6 語だけを抜き出している。
2〜6 はいずれも開き語を持つ。中身を閉じた集合として書かない。
7 だけが開き語を持たないが、「これで全部である」とシラバスが述べているわけではない。
二重の入れ子括弧
Section titled “二重の入れ子括弧”「データファシリティスタンダード(ティア(Tier)基準)」は、括弧の中にさらに括弧がある。
| 層 | 語 |
|---|---|
| 外側 | データファシリティスタンダード |
| 中 | ティア(Tier)基準 |
| 内側 | Tier(日本語の後ろに英語のつづり) |
この表は括弧の入れ子を層ごとに切り出したものであり、 シラバスが「外側」「内側」という見出しを立てているわけではない。
ティア基準の等級、判定条件、策定者は書かれていない。
展開の無い略称
Section titled “展開の無い略称”用語例には UPS・MDF・IDF がある。いずれも括弧の中に置かれ、展開が付かない。
| 順 | 略称 | 現れる場所 |
|---|---|---|
| 1 | UPS | 電気設備の括弧の中 |
| 2 | MDF | 通信設備の括弧の中 |
| 3 | IDF | 通信設備の括弧の中 |
この表の「順」は用語例に現れる順であって、重要度ではない。
何の略か、何を指すかはシラバスに書かれていない。 シラバスが展開していない略称を、このノートで補うことはしない。
この細目は「5. ファシリティマネジメント」の「(1)ファシリティマネジメント」の下にある ② である。
節の【目標】には「施設や設備の管理」という語がある。
ファシリティマネジメントの目的,考え方,施設や設備の管理,維持保全における 留意事項を修得し,適用する。
【目標】は節全体(4 細目)に掛かるものであって、この細目だけに掛かるものではない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 「施設」と「設備」の違い、「施設管理」と「設備管理」の違い
- 免震装置・アレスタ・サージ防護デバイス・防災防犯設備の説明
- 「安全管理関連知識」が何を指すか
- 泡消火設備・ハロゲン化物消火設備・不活性ガス消火設備の違い、適用対象
- UPS・MDF・IDF が何の略か、何をするか
- 自家発電設備の方式
- エアフロー・コールドアイル・ホットアイルの配置、効果
- ティア(Tier)基準の等級、判定条件、策定者
- 冗長化・バックアップ環境の整備・アクセス管理の具体的な方法
- 「快適性」「安全性」の判定基準
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。