施設・設備の維持保全
一文目は何と書いているか。逐語で答えよ。
施設・設備を適正な状態に維持保全することを理解する。
一文で終わる短い文である。
「適正な状態」がどんな状態かは書かれていない。
二文目が「ライフサイクル費用」に含めているものを、シラバスの並び順で答えよ。
- 水道光熱費
- 保守・メンテナンス費
- 修繕費
水道光熱費,保守・メンテナンス費,修繕費などを含めたライフサイクル費用
「など」で開かれている。この 3 つで全部だとは書かれていない。
2 つ目は「保守・メンテナンス費」と中黒でつながれた 1 つの項目である。
二文目が挙げる活動は何か。末尾の形にも注意せよ。
- 修繕計画を立案する
- 施設・設備の長寿命化を図る
…修繕計画を立案し,施設・設備の長寿命化を図るなど, 施設・設備の維持保全の一連の活動を理解する。
「など」で開かれている。この 2 つで全部だとは書かれていない。
目的は「ライフサイクル費用の削減を目指して」である。
この細目の文末は、4.(1)・4.(3)とどう違うか。
| 細目 | 文末 |
|---|---|
| 4.(1)システム運用管理 | 一連の活動であることを理解する |
| 4.(3)サービスデスク | 一連の活動であることを理解する |
| 5.(1)③(この細目) | 一連の活動を理解する |
「であることを」が付かない。どれもシラバスの表記のままである。揃えない。 この表は同じ語が現れる細目を並べたものであり、シラバスが 3 つを対比しているわけではない。
シラバスは施設・設備を適正な状態に維持保全すること、また水道光熱費、保守・メンテナンス費、修繕費などを含めたライフサイクル費用の削減を目指して、修繕計画を立案し、施設・設備の長寿命化を図るなど、施設・設備の維持保全の一連の活動を理解するとしている。費用の列挙も活動の列挙も「など」で開かれている。用語例は細目名と同じ 1 語だけである。文末は「一連の活動を理解する」で、4.(1)と 4.(3)の「一連の活動であることを理解する」とは形が違う。
説明文の二文
| 文 | 述べていること |
|---|---|
| 一文目 | 施設・設備を適正な状態に維持保全する |
| 二文目 | ライフサイクル費用の削減を目指して、修繕計画の立案,長寿命化などの一連の活動 |
ライフサイクル費用に含めるもの(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 費用 |
|---|---|
| 1 | 水道光熱費 |
| 2 | 保守・メンテナンス費 |
| 3 | 修繕費 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、金額の大きさでも重要度でもない。 末尾は「〜など」で開かれている。3 つで全部だとは書かれていない。 2 つ目は中黒でつながれた 1 つの項目である。分解して数えない。
二文目が挙げる活動(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 活動 |
|---|---|
| 1 | 修繕計画を立案する |
| 2 | 施設・設備の長寿命化を図る |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。 末尾は「〜など」で開かれている。2 つで全部だとは書かれていない。
用語例 1 個
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 施設・設備の維持保全 | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 1 語だけで、細目名と同じである。括弧は付かない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(二文とも「理解する。」で終わる) |
| 文末 | 「一連の活動を理解する。」 |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 1 |
| 末尾 | 費用の列挙と活動の列挙が**「など」で開かれる** |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
施設・設備を適正な状態に維持保全することを理解する。また,水道光熱費, 保守・メンテナンス費,修繕費などを含めたライフサイクル費用の削減を目指して, 修繕計画を立案し,施設・設備の長寿命化を図るなど,施設・設備の維持保全の 一連の活動を理解する。
続けて 1 つが列挙されている。
用語例 施設・設備の維持保全
一文目 — 「適正な状態」の基準は書かれていない
Section titled “一文目 — 「適正な状態」の基準は書かれていない”一文目は「施設・設備を適正な状態に維持保全することを理解する。」だけである。
何をもって「適正な状態」とするか、誰が判断するかは書かれていない。
「維持保全」が何をすることかも書かれていない。
二文目 — 目的は「ライフサイクル費用の削減」
Section titled “二文目 — 目的は「ライフサイクル費用の削減」”「〜の削減を目指して」という目的が置かれている。
含めるものは 3 つ挙げられ、「など」で開かれている。
| 順 | 費用 |
|---|---|
| 1 | 水道光熱費 |
| 2 | 保守・メンテナンス費 |
| 3 | 修繕費 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、金額の大きさでも重要度でもない。
「ライフサイクル費用」がどう算出されるか、どの期間を指すかは書かれていない。
2 つ目「保守・メンテナンス費」は中黒でつながれた 1 つの項目である。 「保守費」と「メンテナンス費」に分けて数えない。
二文目 — 活動も「など」で開かれている
Section titled “二文目 — 活動も「など」で開かれている”| 順 | 活動 |
|---|---|
| 1 | 修繕計画を立案する |
| 2 | 施設・設備の長寿命化を図る |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、実行の順序ではない。
「など」で開かれている。この 2 つで全部だとは書かれていない。
修繕計画に何を書くか、長寿命化の方法は書かれていない。
文末が「一連の活動を理解する」
Section titled “文末が「一連の活動を理解する」”この 11 細目(小分類 03・04・05)には「一連の活動」を使う細目が 3 つあるが、形が 2 通りある。
| 細目 | 文末 |
|---|---|
| 4.(1)システム運用管理 | 一連の活動であることを理解する |
| 4.(3)サービスデスク | 一連の活動であることを理解する |
| 5.(1)③(この細目) | 一連の活動を理解する |
この表は同じ語が現れる細目を並べたものであり、シラバスが 3 つを対比しているわけではない。
4.(1)は「運用の資源管理では**…一連の活動である」、4.(3)は「サービスデスクは… 一連の活動である」と述べる形で、この細目は「一連の活動を理解する」と対象を示す形である。**
シラバスがこの書き分けの理由を書いているわけではない。
「一連の活動」は中分類 15 の 1.・2.(29 細目)には 1 度も現れない。
用語例は 1 語だけ
Section titled “用語例は 1 語だけ”用語例「施設・設備の維持保全」は細目名と同じである。
小分類 05(4 細目)のなかで用語例が 1 語なのは、この細目と 5.(1)① ファシリティマネジメントの目的と考え方 である。
| 順 | 細目 | 用語例の数 |
|---|---|---|
| 1 | 5.(1)① ファシリティマネジメントの目的と考え方 | 1 |
| 2 | 5.(1)② 施設管理・設備管理 | 7 |
| 3 | 5.(1)③(この細目) | 1 |
| 4 | 5.(1)④ 環境側面 | 6 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
用語例が少ないことは、根拠が欠けていることを意味しない。
「施設・設備」という表記
Section titled “「施設・設備」という表記”この細目は「施設・設備」と中黒でつなぐ表記を使う。
同じ節の 5.(1)② は細目名が「施設管理・設備管理」で、説明文は 「データセンターなどの施設やコンピュータ,ネットワークなどの設備」と分けて書く。
表記が違う。どちらもシラバスの表記のままである。揃えない。
この細目は「5. ファシリティマネジメント」の「(1)ファシリティマネジメント」の下にある ③ である。
節の【目標】には「維持保全」と「留意事項」という語がある。
ファシリティマネジメントの目的,考え方,施設や設備の管理,維持保全における 留意事項を修得し,適用する。
「留意事項」が【目標】の並びのどこまでに掛かるかは、シラバスが明示していない。 このノートで区切り方を決めない。 【目標】の「留意事項」が何を指すかは、この細目の説明文にも用語例にも書かれていない。 【目標】は節全体(4 細目)に掛かるものであって、この細目だけに掛かるものではない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 「適正な状態」の基準、判断する人
- 「維持保全」が具体的に何をすることか
- 「ライフサイクル費用」の算出方法、対象期間
- 水道光熱費・保守・メンテナンス費・修繕費以外に何が含まれるか
- 修繕計画の記載項目、立案の手順、周期
- 長寿命化の具体的な方法
- 「留意事項」(【目標】)が何を指すか
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。