調達の前提
説明文は何を書いているか。
開発するシステムの用途,規模,取組方針,前提や制約条件に応じた調達方法を理解する。
これで全文である。41 字の一文。
この細目は用語例を持たない。[タスクの例]も持たない。
調達方法にどんなものがあるかは、この細目には書かれていない。
調達方法は何に応じると書かれているか。
四つである。
- 開発するシステムの用途
- 規模
- 取組方針
- 前提や制約条件
どの観点にどの調達方法が対応するかは書かれていない。
四つの重みも、見極め方も書かれていない。
この細目が置かれている 3.(1)とは何か。
3.(1)は「調達と調達計画」という見出しで、本文も用語例も持たない。
この見出しの文字列は、小分類名「調達計画・実施」とは違う。
この細目はその下の ① である。②〜④ に 調達計画・外部資源の利用・システム資産及びソフトウェア資産管理 が並ぶ。
シラバスは開発するシステムの用途、規模、取組方針、前提や制約条件に応じた調達方法を理解するとしている。調達方法が応じる先として四つが挙がるが、どの観点にどの調達方法が対応するかは書かれていない。この細目は用語例を持たず、この 25 細目で用語例を持たない 5 件のうちの 1 件である。調達方法にどんなものがあるかも、四つをどう見極めるかも書かれていない。
調達方法が「応じる」と説明文が述べている先
| 応じる先 |
|---|
| 開発するシステムの用途 |
| 規模 |
| 取組方針 |
| 前提や制約条件 |
この表は説明文に現れる順で並べたものであって、検討する順序でも重要度でもない。 どの行にどの調達方法が対応するかは書かれていないため、この表に調達方法の列は作れない。 四つで全部かどうかも書かれていない。 四つ目「前提や制約条件」は「や」で二つをつないだ一項目であり、 シラバスは前提と制約条件を分けて数えていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(41 字) |
| 文末 | 「〜調達方法を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 用語例 | 無し |
| [タスクの例] | 無し |
用語例を持たない細目は、この 25 細目で 5 件である。
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
開発するシステムの用途,規模,取組方針,前提や制約条件に応じた調達方法を理解する。
この細目には用語例も [タスクの例] も無い。上の一文がすべてである。
説明文は「応じた」で四つを受ける
Section titled “説明文は「応じた」で四つを受ける”「用途,規模,取組方針,前提や制約条件」の四つが読点で並び、 「に応じた調達方法を理解する」が続く形である。
一つ目には「開発するシステムの」が付き、二つ目以降には付かない。 「規模」「取組方針」がシステムの規模・方針を指すのかどうかは、 文の形からはそう読めるが、シラバスは明示していない。
四つ目「前提や制約条件」だけが「や」で二つの語をつないでいる。
四つが調達方法を決めるための観点なのか、単に関係するものの列挙なのかも書かれていない。
調達方法そのものは書かれていない
Section titled “調達方法そのものは書かれていない”説明文が述べているのは「四つに応じた調達方法を理解する」までで、 調達方法にどんなものがあるかは挙げられていない。
この細目は用語例も持たないため、方法の名前は一つも出てこない。
3.(2)① 調達の方法 には用語例として企画競争入札などが挙がるが、 シラバスはこの細目と 3.(2)① を結び付けていない。 この細目の逐語だけでは、どの方法がどの観点に対応するかは分からない。
用語例を持たない 5 件の 1 つである
Section titled “用語例を持たない 5 件の 1 つである”この 25 細目のうち、用語例を持たないのは 2.(2)① 要件定義の目的、2.(3)情報システム戦略との整合性の検証、3.(1)① 調達の前提、3.(2)② 情報提供依頼書、3.(2)④ 提案書・見積書 の 5 件である。
この細目は説明文の中に四つの並列を持つため、図の行はそこから作れる。
3.(1)の見出しは「調達と調達計画」で、小分類名「調達計画・実施」とは文字列が違う。 シラバスはこの違いに触れていない。どちらかにそろえない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 調達方法の種類、選び方、判断の基準
- 四つの観点それぞれの意味、測り方
- 観点と調達方法の対応関係
- 「取組方針」を誰が決めるか
- 3.(2)① 調達の方法 との対応(シラバスは両者を結び付けていない)
- 3.(1)②〜④ との順序(シラバスは ①〜④ の順序を述べていない)
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。