外部資源の利用
説明文は何を書いているか。
システム開発における外部資源活用の妥当性,外部資源活用の方法,特徴を理解する。
これで全文である。39 字の一文。
「妥当性」「方法」「特徴」の三つが挙がる。
妥当性を何で判断するか、方法ごとの特徴が何かは書かれていない。
「外部資源活用」という語が一文に二度現れる。
用語例は何語で、この 25 細目のどこに位置するか。
13 語である。
1.(2)システム化計画の立案 と並んで 3 番目に多い (1 番目は 1.(1)の 17 語、2 番目は 3.(2)⑦ 契約締結 の 14 語)。
13 語のうち括弧を持つのは 3 語だけである。
括弧を持つ 3 語はどれか。
| 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|
| SaaS | Software as a Service(英語だけ) |
| IDC | Internet Data Center(英語だけ) |
| SOA…を含むWebサービス | Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ |
3 語目は「SOA(…)を含むWebサービス」までが一つの用語例である。
「SOA」だけ、あるいは「Webサービス」だけを切り出して別の語のように扱わない。
展開も訳も持たない英字の用語例はどれか。
SI事業者、ASP、OEM、ODM の 4 語である。
この 25 細目には、展開も訳も持たない英字の用語例が 13 語あり、この 4 語はそのうちの 4 つである。
4 語とも、英語の展開をノートで補わない。
シラバスはシステム開発における外部資源活用の妥当性、外部資源活用の方法、特徴を理解するとしている。説明文は 39 字の一文で、妥当性をどう判断するかも、方法ごとの特徴も書かれていない。用語例は 13 語あり、この 25 細目で 3 番目に多い。13 語のうち括弧を持つのは 3 語だけで、SI事業者、ASP、OEM、ODM は展開も訳も持たない。13 語それぞれの意味も、どれを選ぶかも書かれていない。
用語例 13 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | システムインテグレーター | — |
| 2 | SI事業者 | — |
| 3 | アウトソーシング | — |
| 4 | SaaS(Software as a Service) | 英語だけ |
| 5 | ASP | — |
| 6 | IDC(Internet Data Center) | 英語だけ |
| 7 | SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を含むWebサービス | 英語:日本語 |
| 8 | ソフトウェアパッケージの適用 | — |
| 9 | オープンソースソフトウェアの適用 | — |
| 10 | OEM | — |
| 11 | ODM | — |
| 12 | ファブレス | — |
| 13 | ファウンドリ | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも検討の順序でもない。 13 語のいずれについても、意味・特徴・使い分けは書かれていない。 13 語がグループに分けられているわけでもない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(39 字) |
| 文末 | 「〜方法,特徴を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 13(この 25 細目で 3 番目に多い) |
| 括弧を持つ用語例 | 3 |
| [タスクの例] | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
システム開発における外部資源活用の妥当性,外部資源活用の方法,特徴を理解する。
続けて用語例が 13 語挙げられている。
システムインテグレーター,SI事業者,アウトソーシング,SaaS(Software as a Service), ASP,IDC(Internet Data Center), SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を含むWebサービス, ソフトウェアパッケージの適用,オープンソースソフトウェアの適用,OEM,ODM, ファブレス,ファウンドリ
これがこの細目の根拠のすべてである。
説明文は三つを挙げるだけである
Section titled “説明文は三つを挙げるだけである”「妥当性」「方法」「特徴」の三つが読点で並ぶ。
「外部資源活用」という語が「妥当性」の前と「方法」の前の二度現れる。 三つ目の「特徴」には付かない。何の特徴かは文の形からは外部資源活用の方法と読めるが、 シラバスは明示していない。
妥当性の判断基準、方法の一覧、特徴の中身はいずれも書かれていない。
「外部資源」が何を指すかも定義されていない。
13 語は形も括弧もそろっていない
Section titled “13 語は形も括弧もそろっていない”片仮名だけの語(システムインテグレーター、アウトソーシング、ファブレス、ファウンドリ)、 英字で始まる語(SI事業者、SaaS、ASP、IDC、「SOA(…)を含むWebサービス」、OEM、ODM)、 「〜の適用」という句(ソフトウェアパッケージの適用、オープンソースソフトウェアの適用)が 混在している。
シラバスはこの違いを説明していない。分類を立てるとそれはこのノートの創作になる。
1 語目「システムインテグレーター」は長音で終わる。2 語目「SI事業者」との関係は書かれていない。
8 語目と 9 語目だけが「〜の適用」という形である。 シラバスはこの 2 語とほかの語の違いを述べていない。
12 語目「ファブレス」と 13 語目「ファウンドリ」は、どちらも片仮名で、意味は書かれていない。
括弧を持つのは SaaS、IDC、SOA…を含むWebサービス の 3 語である。
SaaS と IDC の括弧の中は英語の展開だけで、日本語訳は付かない。
7 語目は「SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を含むWebサービス」で、 括弧のあとに「を含むWebサービス」が続く。 この形の用語例はこの 25 細目でここだけである。 語の一部だけを取り出して「SOA」や「Webサービス」として扱わない。
一方、SI事業者・ASP・OEM・ODM には括弧が無い。 この 4 語の英語の展開をノートで補わない。
3 語目「アウトソーシング」も括弧を持たない。意味は書かれていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 13 語それぞれの意味、仕組み、料金の形
- SI事業者・ASP・OEM・ODM の英語の展開
- SaaS 以外のサービス形態の名前(この細目の逐語に無い)
- 外部資源活用の妥当性の判断基準、チェック項目
- 13 語の分類、長所と短所、選び方
- ファブレスとファウンドリの違い
- 3.(1)② 調達計画 の「外部委託によるシステム開発」との対応 (シラバスは両者を結び付けていない)
- 3.(1)①・②・④ との順序(シラバスは ①〜④ の順序を述べていない)
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。