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システム資産及びソフトウェア資産管理

説明文は何を書いているか。

調達を適切に行う上で,システム資産及びソフトウェア資産を管理することが有効であることを理解する。

これで全文である。48 字の一文。

述べているのは「有効である」ということまでである。

どう管理するか、何を記録するか、誰が行うかは書かれていない。

細目名と説明文はどんな表記でつないでいるか。

どちらも「及び」である。

  • 細目名 — システム資産及びソフトウェア資産管理
  • 説明文 — システム資産及びソフトウェア資産を管理すること

この 25 細目で「及び」が現れるのは、細目名を含めて 5 箇所である。そのうち 2 箇所がこの細目にある (細目名と説明文)。

「および」に開かない。

細目名は「資産管理」で終わり、説明文は「資産を管理すること」と書く。 シラバスはこの違いに触れていない。

用語例は何語で、どんな形か。

3 語である。括弧を持つものは無い。

ソフトウェアのサプライチェーンマネジメント,ライセンス管理,構成管理

2 語目と 3 語目は「管理」で終わり、1 語目だけが「マネジメント」で終わる。

シラバスは「管理」と「マネジメント」の使い分けを説明していない。

シラバスは調達を適切に行う上で、システム資産及びソフトウェア資産を管理することが有効であることを理解するとしている。説明文が述べているのは有効であるということまでで、どう管理するかは書かれていない。用語例は 3 語で、括弧を持つものは無い。細目名と説明文はどちらも「及び」でつなぐ表記であり、システム資産とソフトウェア資産の違いも、3 語それぞれの中身も書かれていない。

用語例 3 個(シラバスの並び順のまま)

順用語例語尾
1ソフトウェアのサプライチェーンマネジメントマネジメント
2ライセンス管理管理
3構成管理管理

この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも検討の順序でもない。 「語尾」の列はシラバスの表記を写したものであり、 シラバスが 3 語を分類しているわけではない。 3 語のいずれについても、意味・手順・対象は書かれていない。

この細目でのシラバスの書き方

項目記載
説明文一文(48 字)
文末「〜有効であることを理解する。」
説明文の「など」無し
列挙に付くラベル用語例
用語例の数3
括弧を持つ用語例0
[タスクの例]無し

説明文は一文である。

調達を適切に行う上で,システム資産及びソフトウェア資産を管理することが有効であることを理解する。

続けて用語例が 3 語挙げられている。

ソフトウェアのサプライチェーンマネジメント,ライセンス管理,構成管理

これがこの細目の根拠のすべてである。

「有効である」までしか述べていない

Section titled “「有効である」までしか述べていない”

説明文は「管理することが有効である」と述べるだけで、 管理の方法・記録の内容・見直しの頻度は書かれていない。

「調達を適切に行う上で」という前置きが付くので、 資産管理は調達のために述べられている。 ただし、管理の結果を調達のどこで使うかは書かれていない。

「適切に」が何を指すかも書かれていない。

この 25 細目には、文末が「有効であることを理解する。」で終わる細目はこの 1 件だけである。

「システム資産」と「ソフトウェア資産」を分けて書く

Section titled “「システム資産」と「ソフトウェア資産」を分けて書く”

細目名も説明文も、二つを「及び」でつないでいる。

シラバスは二つの違いを説明していない。 ソフトウェア資産がシステム資産に含まれるのかどうかも書かれていない。

この 25 細目で「及び」が現れるのは、細目名を含めて 5 箇所である(細目名を数えなければ 4 箇所)。 この細目の細目名と説明文に 2 箇所、1.(2)の [タスクの例] (ⅴ) に 1 箇所、3.(2)③ の説明文と用語例「ベンダーの技術及び実績評価」に 2 箇所である。 いずれも「および」に開かない。

細目名は「システム資産及びソフトウェア資産管理」で、 「管理」が二つ目にだけ付く形になっている。 システム資産の側に「管理」が付くかどうかは、細目名の表記からは読み取れない。 説明文は「システム資産及びソフトウェア資産を管理する」と書いており、 こちらは二つとも管理の対象である。

1 語目「ソフトウェアのサプライチェーンマネジメント」は 3 語のなかで最も長く、 「ソフトウェアの」という限定が付く。 何を指すか、どの範囲までを追うのかは書かれていない。

2 語目「ライセンス管理」と 3 語目「構成管理」は、どちらも「管理」で終わる。 対象も方法も書かれていない。

3 語がシステム資産とソフトウェア資産のどちらに対応するかも書かれていない。

3 語はいずれも、ほかの細目の説明文・用語例には現れない (この 3 語の文字列で照合した結果である。 より短い語がこの 3 語の中に含まれる形の重なりは別にある)。

次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。

  • 資産管理の手順、台帳の項目、棚卸しの方法
  • 3 語それぞれの意味、対象、進め方
  • システム資産とソフトウェア資産の違い、包含関係
  • ライセンス違反が起きたときの扱い
  • 構成管理と変更管理の関係(変更管理はこの細目の逐語に無い)
  • 3.(1)①〜③ との順序(シラバスは ①〜④ の順序を述べていない)

名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。