生産システム
説明文の 2 文は、それぞれ何を理解するとしているか。
生産システムのモデルと生産管理のフェーズ,及び生産管理システムの目的を理解する。また,FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション)システムは生産工程の自動化を図るシステムであり,設計段階から組立,検査,出荷,在庫管理などの工程において合理化を図るために,生産管理システム,生産計画を支援するツールなどを取り入れ,装置制御から工場管理まで効率的な自動化を実現することを理解する。
- 一文目 — 生産システムのモデルと生産管理のフェーズ、及び生産管理システムの目的
- 二文目 — FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション)システムについて、「装置制御から工場管理まで効率的な自動化を実現すること」
二文目は FA システムを「生産工程の自動化を図るシステム」と書いている。 「など」は 2 箇所(「在庫管理などの工程」「生産計画を支援するツールなど」)ある。
説明文の FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション) は、ほかのどこに現れるか。
5.(1)② 産業機器の例 の用語例 FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション)機器 に、括弧の中まで同じ文字列で現れる。 (細目名・説明文・用語例の 3 種と【目標】を対象に、FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション) の文字列で照合した結果である。)
2.(3)では説明文の語、5.(1)② では用語例の語で、5.(1)② の側は括弧の後ろに「機器」が続く。 2 つの関係はシラバスに書かれていない。
用語例のうち「管理」で終わる語はいくつか。
9 語である(品質管理、工程管理、日程管理、在庫管理、設計管理、調達管理、原価管理、利益管理、戦略管理)。
9 語と、説明文の「生産管理のフェーズ」の対応は書かれていない。 在庫管理 は説明文の「在庫管理などの工程」にも現れる。
シラバスは、生産システムのモデル、生産管理のフェーズ、生産管理システムの目的と、FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション)システムが装置制御から工場管理まで効率的な自動化を実現することを理解するとしている。説明文は 2 文、203 字である。用語例は 18 語で、9 語が「管理」で終わる。「管理」で終わる 9 語と生産管理のフェーズの対応は書かれていない。
用語例 18 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | 品質管理 | — |
| 2 | 工程管理 | — |
| 3 | 日程管理 | — |
| 4 | 在庫管理 | — |
| 5 | 設計管理 | — |
| 6 | 積算支援 | — |
| 7 | 調達管理 | — |
| 8 | 原価管理 | — |
| 9 | 利益管理 | — |
| 10 | 戦略管理 | — |
| 11 | 変化のマネジメント | — |
| 12 | CAP(Computer Aided Planning) | Computer Aided Planning |
| 13 | CAPP(Computer Aided Process Planning) | Computer Aided Process Planning |
| 14 | MRP | — |
| 15 | FMS(Flexible Manufacturing System) | Flexible Manufacturing System |
| 16 | MES(Manufacturing Execution System) | Manufacturing Execution System |
| 17 | FMC(Flexible Manufacturing Cell) | Flexible Manufacturing Cell |
| 18 | 生産性指標 | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列はシラバスの括弧をそのまま写したもので、展開・訳・例示の区別をシラバスは付けていない。 18 語のいずれについても、意味・使い方はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(203 字) |
| 一文目の文末 | 「〜及び生産管理システムの目的を理解する。」 |
| 二文目の文末 | 「〜装置制御から工場管理まで効率的な自動化を実現することを理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 2 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 1 個 |
| 用語例の数 | 18 |
| 括弧を持つ用語例 | 5 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は 2 文、203 字で、この 24 細目では 1.(5)② の 264 字に次いで長い。 「生産管理」の文字列は説明文に 3 回現れる(生産管理のフェーズ・生産管理システム 2 回)。節 2 の【目標】2 項目目にも「生産管理」がある。 細目名「生産システム」も、節 2 の【目標】2 項目目に並ぶ。
シラバスはこの細目を節 2 エンジニアリングシステム の 3 番目に置いている。
| 形 | 用語例 |
|---|---|
| 括弧の中が英語だけ | CAP(Computer Aided Planning)、CAPP(Computer Aided Process Planning)、FMS(…)、MES(…)、FMC(…) |
| 英字で括弧を持たない | MRP |
括弧を持つ 5 語はどれも括弧の中が英語だけで、日本語の訳は無い。 MRP には展開も訳も無い。 CAP と CAPP は括弧の中が「Computer Aided」で始まり、2.(4)の CAE(Computer Aided Engineering)も同じ文字列で始まる。 3 つの関係はシラバスに書かれていない。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 在庫管理 — 用語例・説明文の語。1.(2)の用語例 在庫管理システム にもある
- FA(Factory Automation:ファクトリーオートメーション) — 説明文の語。5.(1)② の用語例 FA(…)機器(問い 2)。英字 FA だけなら 3.(2)① の UN/CEFACT の中にも現れるが、英字が重なっただけである
- 生産性 — 用語例 生産性指標 の一部。2.(4)の説明文(「生産性を向上させるために」)にもある
(細目名・説明文・用語例の 3 種と【目標】を対象に、部分一致で照合した結果である。 この細目の語の一部がほかの細目と重なる例はほかにもあり(「設計」「制御」「自動化」など)、ここでは列挙しない。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 18 語それぞれの意味
- 生産システムのモデル・生産管理のフェーズの中身
- 「管理」で終わる 9 語と生産管理のフェーズの対応
- MRP の展開、CAP・CAPP・FMS・MES・FMC の日本語の訳
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。