経営管理とは
一文目は、経営管理の何を理解すると書いているか。逐語で答えよ。
「必要性,目的」である。
企業の目的を達成するために企業活動を円滑に行い,経営資源の最適配分,有効活用の 仕組み作りと運用を行う経営管理の必要性,目的を理解する。
必要性が何か、目的が何かの中身は書かれていない。
この 35 細目で「経営資源」を説明文に持つのは、この細目だけである(細目名では 1.(1)① 企業活動と経営資源 にも現れる)。
二文目は、経営管理に何が含まれると書いているか。末尾の形にも注意せよ。
- 人的資源管理
- 品質管理
- 生産管理
また,経営管理には人的資源管理,品質管理,生産管理などが含まれること, マネジメントサイクルの考え方などを理解する。
末尾が「など」で開かれている。この 3 つで全部だとは書かれていない。
二文目には「など」が二箇所ある。二つ目は「マネジメントサイクルの考え方など」に付く。
用語例 8 語のうち、括弧が付くのはどれか。展開が無い略語はどれか。
括弧が付くのは TQM だけである。
用語例 経営目標,経営計画,事業計画,業績評価,PDCA,OODAループ, 財務・資産・人事・情報管理,TQM(Total Quality Management:総合的品質管理)
PDCA と OODAループ には括弧が無く、展開も日本語訳も書かれていない。
このノートで PDCA や OODA を展開しない。
用語例の中に、説明文と同じ文字列が現れる箇所はあるか。
ある。「品質管理」である。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 説明文 | 人的資源管理,品質管理,生産管理など |
| 用語例 | TQM(Total Quality Management:総合的品質管理) |
この表は同じ文字列が現れる位置を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
用語例の側は「総合的品質管理」であって「品質管理」ではない。 「総合的」が付くかどうかで文字列が違う。
シラバスは経営資源の最適配分、有効活用の仕組み作りと運用を行う経営管理の必要性、目的を理解すること、および経営管理には人的資源管理、品質管理、生産管理などが含まれること、マネジメントサイクルの考え方などを理解するとしている。説明文は二文 124 字で、この 35 細目のなかで 4 番目に長く、「など」が二箇所ある。この 35 細目のうち説明文に「経営資源」を持つのはこの細目だけである。用語例は 8 語で、PDCA と OODAループ には展開が無く、TQM(Total Quality Management:総合的品質管理)の括弧の中にある「品質管理」は説明文にも同じ文字列で現れる。
説明文の組み立て
| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 企業の目的を達成するために企業活動を円滑に行い,経営資源の最適配分,有効活用の仕組み作りと運用を行う経営管理の必要性,目的を理解する。 |
| 二文目 | また,経営管理には人的資源管理,品質管理,生産管理などが含まれること,マネジメントサイクルの考え方などを理解する。 |
この表はシラバスの説明文を文で切ったものであり、シラバスが二文を対比しているわけではない。 一文目は「経営管理とは何を行うものか」、二文目は「何が含まれるか」だが、 両者の関係は書かれていない。
一文目で「行う」の前に並ぶ語句
経営資源の最適配分,有効活用の仕組み作りと運用を行う
読点と「と」で語句が並ぶが、「仕組み作りと運用」が「有効活用」だけに係るのか、 「経営資源の最適配分」にも係るのかは書かれていない。このノートでは切り分けない。 ここに「など」は付かない。 それぞれが何かは書かれていない。 理解する対象は「経営管理の必要性,目的」であって、これらの語句そのものではない。
二文目が挙げる、経営管理に含まれるもの(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 人的資源管理 |
| 2 | 品質管理 |
| 3 | 生産管理 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも扱う順でもない。 末尾が「など」で開かれている。3 つで全部だとは書かれていない。 それぞれが何かは書かれていない。
用語例 8 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 経営目標 | — |
| 2 | 経営計画 | — |
| 3 | 事業計画 | — |
| 4 | 業績評価 | — |
| 5 | PDCA | — |
| 6 | OODAループ | — |
| 7 | 財務・資産・人事・情報管理 | — |
| 8 | TQM(Total Quality Management:総合的品質管理) | Total Quality Management:総合的品質管理 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
8 語のいずれについても、意味・内容は書かれていない。
PDCA と OODAループ には展開が無い。
7 語目は中黒で四つの語をつないだ一語であり、四語に分けて数えない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(124 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 2 箇所(いずれも二文目) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 8 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
企業の目的を達成するために企業活動を円滑に行い,経営資源の最適配分,有効活用の 仕組み作りと運用を行う経営管理の必要性,目的を理解する。また,経営管理には 人的資源管理,品質管理,生産管理などが含まれること,マネジメントサイクルの 考え方などを理解する。
続けて 8 個が列挙されている。
用語例 経営目標,経営計画,事業計画,業績評価,PDCA,OODAループ, 財務・資産・人事・情報管理,TQM(Total Quality Management:総合的品質管理)
「経営資源」が出るのはこの細目だけである
Section titled “「経営資源」が出るのはこの細目だけである”この 35 細目のうち、説明文に「経営資源」を持つのはこの細目だけである。
1.(1)① の細目名は「企業活動と経営資源」だが、その説明文には「経営資源」が無い。
| 細目 | 細目名の「経営資源」 | 説明文の「経営資源」 |
|---|---|---|
| 1.(1)① 企業活動と経営資源 | 有り | 無し |
| 1.(2)①(この細目) | 無し | 有り |
この表は文字列の有無を並べたものであり、シラバスが両者を結び付けているわけではない。
経営資源が何かは、どちらの細目にも書かれていない。
「など」が二箇所ある
Section titled “「など」が二箇所ある”二文目に「など」が二回出る。
| 位置 | 直前の列挙 |
|---|---|
| 一つ目 | 人的資源管理,品質管理,生産管理 |
| 二つ目 | マネジメントサイクルの考え方 |
この表は「など」の位置を並べたものであり、シラバスが二つを対比しているわけではない。
二つ目は列挙の後ろではなく、単独の語の後ろに付いている。 「マネジメントサイクルの考え方」以外に何を理解するのかは書かれていない。
この 35 細目で説明文の「など」が二箇所以上あるのは 4 細目で、この細目と 1.(2)④ 行動科学、3.(1)④ 財務諸表 が 2 箇所、2.(2)④ 図表やグラフによるデータの可視化 が 3 箇所である。
「マネジメントサイクル」という語は、この 35 細目でこの細目の説明文にしか現れない。
それが何を指すかは書かれていない。用語例の PDCA や OODAループ がそれにあたる、
とも書かれていない。
展開の無い略語が二つある
Section titled “展開の無い略語が二つある”PDCA と OODAループ には括弧が無い。
この 35 細目には、括弧で英語の展開を与えられた略語が多くある
(TQM(Total Quality Management:総合的品質管理) もその一つである)。
一方でこの二語には展開が無い。
PDCA が何の頭文字か、OODA が何の頭文字かは書かれていない。
「ループ」が OODA にだけ付いていることの理由も書かれていない。
このノートで両者を展開しない。両者の違いや使い分けも書かない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 経営管理の必要性・目的の中身
- 経営資源とは何か、最適配分・有効活用の方法
- マネジメントサイクルとは何か、
PDCAやOODAループとの関係 PDCAOODAの展開、各段階の名前、回し方- 人的資源管理・品質管理・生産管理それぞれの内容
TQMの手法、導入手順、品質管理との違い- 経営目標・経営計画・事業計画の違い、階層関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。