在庫問題
説明文が挙げる、理解する対象は三つある。何か。
- 在庫管理の考え方
- 定量発注方式
- 定期発注方式
在庫管理の考え方,定量発注方式,定期発注方式の仕組みを理解する。
三つは読点で並べられており、末尾に「など」は付かない。
「の仕組み」がどこにかかるかは、文面からは決まらない。
「定量発注方式」と「定期発注方式」は、どこが違う文字列か。
二文字目だけである。
| 順 | 逐語 | 二文字目 |
|---|---|---|
| 1 | 定量発注方式 | 量 |
| 2 | 定期発注方式 | 期 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。
それぞれの仕組み、使い分け、どちらが先かはいずれも書かれていない。
細目名の「在庫問題」は、説明文のどこにあるか。
どこにもない。
説明文には「在庫管理」があるが、「在庫問題」ではない。
用語例にも「在庫問題」は無い。「安全在庫」「在庫費用」に「在庫」が含まれるだけである。
この 35 細目のうち、細目名の語が説明文に現れないのは 21 細目である。
用語例の ABC分析 について、注意すべき点は何か。
同じ略号がこの 35 細目のもう一つの細目に現れるが、別の語である。
| 細目 | 用語例 |
|---|---|
| 2.(1)②(この細目) | ABC分析(展開は書かれていない) |
| 3.(2)財務会計と管理会計 | ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算) |
この表は同じ略号が現れる細目を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
この細目の側には展開が無い。 3.(2)の展開をこちらに持ち込まない。
シラバスは在庫管理の考え方、定量発注方式、定期発注方式の仕組みを理解するとしている。説明文は一文 32 字で、この 35 細目のなかで 2.(1)⑧ 需要予測 と並んで最も短く、「など」も付かない。細目名の「在庫問題」という語は説明文にも用語例にも現れない。用語例は 7 語で、ABC分析 は 3.(2)財務会計と管理会計 の ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算)と略号が同じだが別の語であり、この細目の側には展開が書かれていない。
説明文が挙げる三つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 在庫管理の考え方 |
| 2 | 定量発注方式 |
| 3 | 定期発注方式 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 末尾に「など」は付かない。ただし三つで対象が尽きるとシラバスが述べたわけでもない。 それぞれの中身は書かれていない。
用語例 7 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 安全在庫 | — |
| 2 | 発注費用 | — |
| 3 | 在庫費用 | — |
| 4 | EOQ | Economic Ordering Quantity:経済的発注量 |
| 5 | 発注点 | — |
| 6 | ABC分析 | — |
| 7 | 季節変動 | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
7 語のいずれについても、意味・式・求め方は書かれていない。
括弧が付くのは EOQ だけである。
7 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例には現れない。
「発注」「在庫」を含む用語例
| 語に含まれる語 | 語数 | 用語例 |
|---|---|---|
| 発注 | 3 | 発注費用、EOQ(…:経済的発注量)、発注点 |
| 在庫 | 2 | 安全在庫、在庫費用 |
この表は語の一部で分けたものであり、シラバスが分類しているわけではない。 説明文の「定量発注方式」「定期発注方式」もこの語を含むが、用語例には無い。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(32 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 7 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
在庫管理の考え方,定量発注方式,定期発注方式の仕組みを理解する。
続けて 7 個が列挙されている。
用語例 安全在庫,発注費用,在庫費用, EOQ(Economic Ordering Quantity:経済的発注量),発注点,ABC分析,季節変動
説明文はこの 35 細目で最も短い
Section titled “説明文はこの 35 細目で最も短い”| 字数 | 細目 |
|---|---|
| 32 | 2.(1)②(この細目)、2.(1)⑧ 需要予測 |
| 35 | 2.(1)⑨ 業務分析・業務計画 |
| 40 | 1.(1)② 企業形態 |
この表は説明文の字数で並べたものであり、シラバスが長短を意図しているわけではない。
短いことは、この細目が軽いことを意味しない。
用語例は 7 語あり、最少の 1 語(1.(5)①)より多い。
「の仕組み」の係り方は決まらない
Section titled “「の仕組み」の係り方は決まらない”「在庫管理の考え方,定量発注方式,定期発注方式の仕組みを理解する。」という一文である。
「の仕組み」が三つすべてにかかるのか、後ろの二つだけにかかるのかは、文面からは決まらない。
このノートで係り受けを決めない。逐語のまま引く。
一つ目は「考え方」で終わっており、二つ目・三つ目とは形が違う。
ABC は別の細目にも出るが別の語である
Section titled “ABC は別の細目にも出るが別の語である”この細目の ABC分析 には展開が無い。
3.(2)財務会計と管理会計 の ABC(Activity Based Costing:活動基準原価計算) は
展開を持つが、文字列が違う。
同じ 3 文字を共有するだけであり、シラバスが両者を結び付けているわけではない。
このノートで ABC分析 を Activity Based Costing と展開しない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 在庫問題・在庫管理の定義、目的
- 定量発注方式・定期発注方式の仕組み、手順、使い分け
- 安全在庫・発注点の計算式、求め方
EOQの式、導出、前提ABC分析の手順、分類の基準- 季節変動の扱い方、除去の方法
- 発注費用と在庫費用の関係、トレードオフ
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。