検査手法
説明文が挙げる「代表的な検査手法」は何か。末尾の形にも注意せよ。
- 抜取り検査
- OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線
- サンプリング
- シミュレーション
検査の設計の考え方を踏まえ,抜取り検査,OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線, サンプリング,シミュレーションなど代表的な検査手法の特徴を理解する。
末尾が「など」で開かれ、さらに「代表的な」が付く。
この四つで全部だとは書かれていない。
「シミュレーション」は説明文に何回現れるか。
三回である。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | …サンプリング,シミュレーションなど |
| 二文目 | また,シミュレーションの考え方 |
| 二文目 | シミュレーションモデルが適切かどうかを評価,分析すること |
この表は同じ語が現れる位置を並べたものである。
一文目では検査手法の一つとして、二文目では単独の対象として出る。
両者が同じものを指すかどうかは書かれていない。
説明文の「OC(…:検査特性)曲線」と、用語例の一語目はどう違うか。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 説明文 | OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線 |
| 用語例 | 検査特性曲線 |
この表は同じ語を含む文字列を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
説明文の側は略語が先で「曲線」が括弧の後ろに付き、 用語例の側は日本語がひと続きになっている。
両者が同じものだ、とは書かれていない。
この細目の用語例のうち、ほかの細目にも現れるものはどれか。
文字列がそのまま一致するのは「モンテカルロ法」である。
| 細目 | 位置 |
|---|---|
| 2.(1)⑥(この細目) | 用語例 |
| 2.(1)⑨ 業務分析・業務計画 | 用語例 |
この表は同じ文字列が現れる細目を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
また説明文の「シミュレーション」は、2.(2)② データの加工・分析 の用語例にも 同じ文字列で現れる。
語の一部としてであれば、2 語目の「不良率」が 2.(1)⑦ 品質管理手法 の用語例「不良率推定」に現れる。
シラバスは検査の設計の考え方を踏まえ、抜取り検査、OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線、サンプリング、シミュレーションなど代表的な検査手法の特徴を理解すること、およびシミュレーションの考え方、シミュレーションモデルが適切かどうかを評価、分析することの重要性を理解するとしている。説明文は二文 144 字で、この 35 細目のなかで 2 番目に長く(角括弧付きの補足を含む 1.(2)⑤ を除けば最も長く)、「シミュレーション」が三回現れる。用語例は 8 語で、一語目の検査特性曲線 は説明文の OC(…:検査特性)曲線 と語を共有するが文字列は違う。
説明文の組み立て
| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 検査の設計の考え方を踏まえ,抜取り検査,OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線,サンプリング,シミュレーションなど代表的な検査手法の特徴を理解する。 |
| 二文目 | また,シミュレーションの考え方,シミュレーションモデルが適切かどうかを評価,分析することの重要性を理解する。 |
この表はシラバスの説明文を文で切ったものであり、シラバスが二文を対比しているわけではない。 一文目は「特徴」、二文目は「重要性」が対象である。 両者の関係は書かれていない。
一文目が挙げる四つ(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 抜取り検査 |
| 2 | OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線 |
| 3 | サンプリング |
| 4 | シミュレーション |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 末尾が「など」で開かれ、さらに「代表的な」が付く。 それぞれの手順、適用条件はいずれも書かれていない。
用語例 8 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 検査特性曲線 | — |
| 2 | 不良率 | — |
| 3 | 消費者危険 | — |
| 4 | 生産者危険 | — |
| 5 | 非破壊検査 | — |
| 6 | 故障率曲線 | バスタブ曲線 |
| 7 | モンテカルロ法 | — |
| 8 | 実験計画法 | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 8 語のいずれについても、意味・式・読み方は書かれていない。 括弧が付くのは 6 語目だけで、括弧の中は日本語である。両者が同じものかは書かれていない。 3 語目と 4 語目は「消費者」「生産者」で対になる形だが、 シラバスが両者を対比しているわけではない。
「曲線」で終わる用語例
| 順 | 用語例 |
|---|---|
| 1 | 検査特性曲線 |
| 6 | 故障率曲線 |
この表の「順」はシラバスの並び順のうち、該当する 2 語だけを抜き出した番号である。 重要度でも扱う順でもない。 2 語の関係、描き方、縦軸・横軸はいずれも書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(144 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の括弧 | 1 箇所(OC) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 8 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
検査の設計の考え方を踏まえ,抜取り検査,OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線, サンプリング,シミュレーションなど代表的な検査手法の特徴を理解する。 また,シミュレーションの考え方,シミュレーションモデルが適切かどうかを評価, 分析することの重要性を理解する。
続けて 8 個が列挙されている。
用語例 検査特性曲線,不良率,消費者危険,生産者危険,非破壊検査, 故障率曲線(バスタブ曲線),モンテカルロ法,実験計画法
説明文はこの 35 細目で 2 番目に長い
Section titled “説明文はこの 35 細目で 2 番目に長い”| 字数 | 細目 |
|---|---|
| 180 | 1.(2)⑤ リスクマネジメント |
| 144 | 2.(1)⑥(この細目) |
| 142 | 2.(2)② データの加工・分析 |
この表は説明文の字数で並べたものであり、シラバスが長短を意図しているわけではない。
ただし 1.(2)⑤ の 180 字には、角括弧付きの補足[リスク分析手順の例]が含まれる。 説明文の文だけで比べるなら、この細目の 144 字が最も長い。
長いことは、この細目が重いことを意味しない。
「シミュレーション」が三回出る
Section titled “「シミュレーション」が三回出る”一文目では検査手法の一つとして、二文目では単独の対象として現れる。
二文目は「シミュレーションの考え方」と「シミュレーションモデルが適切かどうかを 評価,分析することの重要性」の二つを挙げる。
「シミュレーションモデル」がどのようなものか、 何をもって「適切」とするかは書かれていない。
この 35 細目で「シミュレーション」は、2.(2)② データの加工・分析 の用語例にも 同じ文字列で現れる。
説明文の略語は用語例に無い
Section titled “説明文の略語は用語例に無い”説明文の OC(Operating Characteristic:検査特性)曲線 は、用語例の 8 語に含まれない。
用語例の一語目は「検査特性曲線」で、略語も括弧も付かない。
説明文の括弧の中にある「検査特性」と、用語例の「検査特性曲線」は語を共有するが、 文字列としては別である。
このノートで両者を同じものだと書かない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 検査の設計の考え方の中身
- 抜取り検査の方式、判定基準、
AQLなどシラバスに無い語 OC曲線・検査特性曲線・故障率曲線の縦軸と横軸、読み方- 故障率曲線(バスタブ曲線)の形と、その各部分の名前
- 消費者危険と生産者危険の定義、記号、確率
- モンテカルロ法・実験計画法の手順
- シミュレーションモデルの妥当性の判定方法
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。