データ分析における統計的手法
説明文が挙げる、理解する対象は何か。
統計的手法を用いてデータを分析し,データから言えること, データが何を意味するのかを適切に把握することを理解する。
二つが読点で並べられている。末尾に「など」は付かない。
「統計的手法を用いてデータを分析し」は、その後ろの二つにかかる前置きである。
統計的手法が何かは書かれていない。
用語例のうち、括弧の中に列挙を持つのは何語か。
3 語である。
| 順 | 用語例 | 括弧の中の語数 |
|---|---|---|
| 2 | 標本抽出 | 6 |
| 4 | 統計的バイアス | 3 |
| 5 | 認知バイアス | 4+「など」 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
5 語目の括弧だけが「など」で開かれている。
統計的バイアスと認知バイアスで、括弧の閉じ方はどう違うか。
| 用語例 | 括弧の中身 | 末尾 |
|---|---|---|
| 統計的バイアス | 選択バイアス,情報バイアス,交絡バイアス | 「など」無し |
| 認知バイアス | ハロー効果,バンドワゴン効果,正常性バイアス,確証バイアスなど | 「など」有り |
この表は括弧の中の形を並べたものであり、シラバスが両者を対比しているわけではない。
認知バイアスの側だけが開かれている。
統計的バイアスの側に「など」が無いことは、3 種類で全部だとシラバスが述べたことを 意味しない。「など」が無い、というところまでである。
この 35 細目で、用語例に「など」を含むのはいくつあるか。
この細目だけである。
説明文に「など」を持つ細目は 19 あるが、用語例の側に「など」があるのはこの細目だけである。
この細目の説明文には「など」が無い。
シラバスは統計的手法を用いてデータを分析し、データから言えること、データが何を意味するのかを適切に把握することを理解するとしている。説明文には「など」が無い一方、用語例の括弧の中に「など」があり、この 35 細目で用語例に「など」を含むのはこの細目だけである。用語例は 5 語で、うち 3 語が括弧の中に読点付きの列挙を持つ。統計的バイアスの括弧には「など」が付かないのに対し、認知バイアスの括弧だけが「など」で開かれている。
説明文の組み立て
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 前置き | 統計的手法を用いてデータを分析し |
| 対象の一つ目 | データから言えること |
| 対象の二つ目 | データが何を意味するのか |
| 文末 | を適切に把握することを理解する。 |
この表はシラバスの一文を位置ごとに切り出したものであり、 シラバスがこの 4 つの見出しを立てているわけではない。 説明文に「など」は無い。 「適切に」の基準は書かれていない。
用語例 5 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 母集団 | — |
| 2 | 標本抽出 | 国勢調査,アンケート調査,全数調査,単純無作為抽出,層別抽出,多段抽出 |
| 3 | 精度と偏り | — |
| 4 | 統計的バイアス | 選択バイアス,情報バイアス,交絡バイアス |
| 5 | 認知バイアス | ハロー効果,バンドワゴン効果,正常性バイアス,確証バイアスなど |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 5 語のいずれについても、意味・違い・手順は書かれていない。 3 語目は「と」で二語をつないだ一語である。二語に分けて数えない。 括弧の中で割らずに、それぞれ 1 語と数える。 5 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例には現れない。
標本抽出 の括弧の中(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 国勢調査 |
| 2 | アンケート調査 |
| 3 | 全数調査 |
| 4 | 単純無作為抽出 |
| 5 | 層別抽出 |
| 6 | 多段抽出 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実行の順序でもない。 末尾に「など」は付かない。 前半 3 語が「調査」、後半 3 語が「抽出」で終わるが、 シラバスが二つに分けているわけではない。
二つの「バイアス」の括弧の中
| 用語例 | 括弧の中の語 | 「など」 |
|---|---|---|
| 統計的バイアス | 選択バイアス,情報バイアス,交絡バイアス | 無し |
| 認知バイアス | ハロー効果,バンドワゴン効果,正常性バイアス,確証バイアスなど | 有り |
この表は括弧の中の形を並べたものであり、シラバスが両者を対比しているわけではない。 認知バイアスの括弧だけが「など」で開かれている。 認知バイアスの側は 2 語が「効果」、2 語が「バイアス」で終わる。 両者の違い、包含関係はいずれも書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(56 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 用語例の「など」 | 1 箇所(この 35 細目で唯一) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 5 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
統計的手法を用いてデータを分析し,データから言えること,データが何を意味するのかを 適切に把握することを理解する。
続けて 5 個が列挙されている。
用語例 母集団,標本抽出(国勢調査,アンケート調査,全数調査,単純無作為抽出, 層別抽出,多段抽出),精度と偏り,統計的バイアス(選択バイアス,情報バイアス, 交絡バイアス),認知バイアス(ハロー効果,バンドワゴン効果,正常性バイアス, 確証バイアスなど)
「など」が説明文ではなく用語例にある
Section titled “「など」が説明文ではなく用語例にある”この 35 細目で、用語例に「など」を含むのはこの細目だけである。
| 位置 | この細目 | ほかの細目 |
|---|---|---|
| 説明文 | 無し | 19 細目にある |
| 用語例 | 有り | 無し |
この表は「など」の位置を並べたものであり、シラバスが使い分けを説明しているわけではない。
用語例の「など」は 5 語目 認知バイアス の括弧の中にある。
この「など」は認知バイアスの中身に付くのであって、 用語例そのものが 5 語で閉じていないという意味ではない。
括弧の閉じ方が非対称である
Section titled “括弧の閉じ方が非対称である”4 語目 統計的バイアス の括弧は 3 語で閉じ、
5 語目 認知バイアス の括弧は 4 語のあとに「など」が付く。
二つは隣り合って並び、どちらも「バイアス」で終わる。
それでも括弧の閉じ方が違う。
シラバスがこの差に理由を書いているわけではない。
統計的バイアスの側を閉じた集合として覚えない。「など」が無い、というところまでである。
用語例の 3 語が括弧に列挙を持つ
Section titled “用語例の 3 語が括弧に列挙を持つ”5 語のうち 3 語が、括弧の中に読点付きの列挙を持つ。
この 35 細目で括弧の中に読点付きの列挙を持つ用語例は、 この細目の 3 語のほか、2.(1)⑦ 品質管理手法 の 2 語、2.(2)② データの加工・分析 の 1 語、2.(1)⑨ 業務分析・業務計画 の 1 語がある。
この細目は、5 語のうち 3 語がその形である。
括弧の中の語は、それぞれの外側の語の内訳として並ぶが、 そう明示されているわけではない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 統計的手法とは何か、どんな手法があるか
- 「適切に把握する」の基準
- 母集団・標本抽出の定義、標本の大きさの決め方
- 括弧の中の抽出法それぞれの手順、長所短所
- 精度と偏りの定義、関係
- 統計的バイアスと認知バイアスの違い、包含関係
- 各バイアス・各効果の内容、生じる原因、対処
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。