決算の仕組み
説明文の二文は、それぞれ何を理解すると書いているか。
| 文 | 理解する対象 |
|---|---|
| 一文目 | 決算の目的、仕組み、決算で作成される諸表の種類と特徴 |
| 二文目 | 連結会計の目的、作成される諸表 |
決算の目的,仕組み,決算で作成される諸表の種類と特徴を理解する。 また,子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計の目的, 作成される諸表を理解する。
どちらにも「など」は付かない。
一文目には「種類と特徴」があるが、二文目には無い。
説明文で数を明示している箇所はどこか。
「一つの組織」である。
子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計
この 35 細目で説明文に和語の数詞を置くのは 2 細目だけである。
| 細目 | 数の明示 |
|---|---|
| 2.(1)⑦ 品質管理手法 | 「七つ」が 2 回 |
| 3.(1)③(この細目) | 「一つ」が 1 回 |
この表は和語の数詞の出現を並べたものであり、シラバスが対比しているわけではない。
数字そのものであれば、2.(2)④ 図表やグラフによるデータの可視化 の説明文に 「起点が0ではないグラフ」があり、1.(2)⑤ リスクマネジメント の補足には (ⅰ) から (ⅵ) のローマ数字がある。
用語例のうち、「連結」が付く語と付かない語の対応はどうなっているか。
| 順 | 「連結」無し | 順 | 「連結」有り |
|---|---|---|---|
| 5 | 貸借対照表 | 9 | 連結貸借対照表 |
| 6 | 損益計算書 | 10 | 連結損益計算書 |
| 7 | キャッシュフロー計算書 | 11 | 連結キャッシュフロー計算書 |
| 8 | 株主資本等変動計算書 | 12 | 連結株主資本等変動計算書 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも作る順でもない。
4 語ずつが同じ並びで対応している。
ただしシラバスが両者を対比しているわけではない。並び順がそうなっている、 というところまでである。
用語例の IFRS について、注意すべき点は何か。
展開が書かれていない。
用語例 …,決算短信,のれん,IFRS
この 35 細目のどこにも IFRS の展開は無い。
用語例の最後に置かれ、この細目で唯一のアルファベットの語である。
このノートで展開しない。
シラバスは決算の目的、仕組み、決算で作成される諸表の種類と特徴を理解すること、および子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計の目的、作成される諸表を理解するとしている。この 35 細目で説明文に和語の数詞を置くのは 2 細目だけで、この細目には「一つ」がある。用語例は 19 語で、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書・株主資本等変動計算書の 4 語と、それぞれに「連結」を付けた 4 語が並んで置かれている。IFRS には展開が書かれていない。
説明文の組み立て
| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 決算の目的,仕組み,決算で作成される諸表の種類と特徴を理解する。 |
| 二文目 | また,子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計の目的,作成される諸表を理解する。 |
この表はシラバスの説明文を文で切ったものであり、シラバスが二文を対比しているわけではない。 一文目は決算、二文目は連結会計が対象である。 両者の関係、包含は書かれていない。 「など」はどちらの文にも無い。
用語例 19 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 中間決算 | — |
| 2 | 四半期決算 | — |
| 3 | 試算表 | — |
| 4 | 精算表 | — |
| 5 | 貸借対照表 | — |
| 6 | 損益計算書 | — |
| 7 | キャッシュフロー計算書 | — |
| 8 | 株主資本等変動計算書 | — |
| 9 | 連結貸借対照表 | — |
| 10 | 連結損益計算書 | — |
| 11 | 連結キャッシュフロー計算書 | — |
| 12 | 連結株主資本等変動計算書 | — |
| 13 | 支配力基準 | — |
| 14 | 有価証券報告書 | — |
| 15 | 会計監査 | — |
| 16 | 決算公告 | — |
| 17 | 決算短信 | — |
| 18 | のれん | — |
| 19 | IFRS | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
19 語のいずれにも括弧が付かない。
19 語のいずれについても、意味・記載事項・作成義務は書かれていない。
IFRS はこの細目で唯一のアルファベットの語で、展開が書かれていない。
19 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例と完全には一致しない。
ただし「損益計算書」は 3.(1)① の「変動損益計算書」に、
「株主資本等変動計算書」は 3.(1)④ の「株主資本」を含む形で、それぞれ重なる。
「連結」の有無で対応する 8 語
| 順 | 「連結」無し | 順 | 「連結」有り |
|---|---|---|---|
| 5 | 貸借対照表 | 9 | 連結貸借対照表 |
| 6 | 損益計算書 | 10 | 連結損益計算書 |
| 7 | キャッシュフロー計算書 | 11 | 連結キャッシュフロー計算書 |
| 8 | 株主資本等変動計算書 | 12 | 連結株主資本等変動計算書 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも作る順でもない。 4 語ずつが同じ並びで対応している。 シラバスが両者を対比しているわけではない。並び順がそうなっている、というところまでである。 「連結」が付くとどう変わるかは書かれていない。
ほかの細目の説明文にも現れる語
| 用語例 | 現れる細目 |
|---|---|
| 貸借対照表 | 3.(1)④ 財務諸表 |
| 損益計算書 | 3.(1)④ 財務諸表 |
| キャッシュフロー計算書 | 3.(1)④ 財務諸表、3.(4)キャッシュフロー会計 |
| 株主資本等変動計算書 | 3.(1)④ 財務諸表 |
この表は同じ文字列が現れる細目を並べたものであり、 シラバスが対応づけているわけではない。 この細目では用語例、3.(1)④ と 3.(4)では説明文に置かれている。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(83 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 無し |
| 数の明示 | 「一つ」が 1 回(この 35 細目で 2 細目のみ) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 19 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
決算の目的,仕組み,決算で作成される諸表の種類と特徴を理解する。 また,子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計の目的, 作成される諸表を理解する。
続けて 19 個が列挙されている。全語は ## 図 の表にある。
「一つの組織とみなして」が連結会計の説明である
Section titled “「一つの組織とみなして」が連結会計の説明である”二文目は「子会社を含む企業グループを一つの組織とみなして決算する連結会計」と書く。
ただし、連結会計の手続、対象となる子会社の範囲、判定の基準は書かれていない。
用語例に「支配力基準」があるが、それが判定の基準だ、とは書かれていない。
用語例に「連結」の有無で対応する 8 語が並ぶ
Section titled “用語例に「連結」の有無で対応する 8 語が並ぶ”5 語目から 8 語目の 4 語と、9 語目から 12 語目の 4 語が、同じ並びで対応している。
後者は前者に「連結」を付けた文字列である。
この形は、この 35 細目でこの細目にしか現れない。
「連結」が付くと何が変わるか、どちらが先に作られるかは書かれていない。
このノートで両者の違いを補わない。
前半 4 語が 3.(1)④ の説明文にも出る
Section titled “前半 4 語が 3.(1)④ の説明文にも出る”5 語目から 8 語目の 4 語は、3.(1)④ 財務諸表 の説明文にそのまま現れる。
さらに 7 語目のキャッシュフロー計算書は、3.(4)キャッシュフロー会計 の説明文にもある。
この細目では用語例、ほかの細目では説明文に置かれている。
シラバスが三つの細目を対応づけているわけではない。
同じ文字列が現れる、というところまでである。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 決算の目的、手続、時期
- 中間決算・四半期決算の違い、実施時期
- 試算表・精算表の作り方、関係
- 各諸表の様式、記載事項、作成義務
- 連結会計の手続、連結の範囲、支配力基準の内容
- のれんの意味、償却
IFRSの展開、日本の会計基準との違い
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。