財務諸表の分析
説明文の二文は、それぞれ何を理解すると書いているか。
| 文 | 理解する対象 |
|---|---|
| 一文目 | 経営分析や経営診断の目的 |
| 二文目 | 財務分析手法の考え方、種類と特徴、代表的な財務指標 |
経営分析や経営診断の目的を理解する。また,実数法,比率法などの財務分析手法の 考え方,種類と特徴,代表的な財務指標を理解する。
二文目の列挙は「など」で開かれ、さらに「代表的な」が付く。
実数法・比率法は、いずれも用語例に含まれない。
用語例の ROA・ROE・ROI・ROIC の展開に、そろっていない点はあるか。
ある。On の大文字と小文字が割れている。
| 順 | 用語例 | 展開 | on の表記 |
|---|---|---|---|
| 12 | ROA | Return On Assets | 大文字 On |
| 13 | ROE | Return On Equity | 大文字 On |
| 14 | ROI | Return on Investment | 小文字 on |
| 15 | ROIC | Return on Invested Capital | 小文字 on |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。
同じ細目のなかで表記が割れている。
どちらが正しいか、という判断はこのノートでしない。そろえない。
用語例 26 語のうち、括弧付きの略語は何語か。
6 語である。
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 12 | ROA | Return On Assets:総資産利益率 |
| 13 | ROE | Return On Equity:自己資本利益率 |
| 14 | ROI | Return on Investment:投資利益率 |
| 15 | ROIC | Return on Invested Capital:投下資本利益率 |
| 16 | PBR | Price Book-value Ratio:株価純資産倍率 |
| 26 | EVA | Economic Value Added:経済的付加価値 |
この表の「順」はシラバスの並び順のうち、該当する 6 語だけを抜き出した番号である。 重要度でも扱う順でもない。
6 語とも括弧の中が「英語:日本語」の形である。
残る 20 語には括弧が付かない。
用語例は何語か。この 35 細目のなかでどうか。
26 語で、3 番目に多い。
| 順 | 細目 | 用語例 |
|---|---|---|
| 1 | 2.(2)② データの加工・分析 | 31 語 |
| 2 | 1.(2)③ ヒューマンリソースマネジメント | 28 語 |
| 3 | 3.(3)(この細目) | 26 語 |
この表の「順」は用語例の数で並べた順位であって、シラバスが付けた順位ではない。
シラバスは経営分析や経営診断の目的を理解すること、および実数法、比率法などの財務分析手法の考え方、種類と特徴、代表的な財務指標を理解するとしている。用語例は 26 語で、この 35 細目のなかで 3 番目に多い。うち 6 語が括弧付きの略語だが、ROA と ROE の展開は Return On、ROI と ROIC の展開は Return on と、同じ細目のなかで On の大文字と小文字が割れている。説明文が挙げる実数法と比率法は、いずれも用語例に含まれない。
説明文の組み立て
| 文 | 逐語 |
|---|---|
| 一文目 | 経営分析や経営診断の目的を理解する。 |
| 二文目 | また,実数法,比率法などの財務分析手法の考え方,種類と特徴,代表的な財務指標を理解する。 |
この表はシラバスの説明文を文で切ったものであり、シラバスが二文を対比しているわけではない。 一文目は「目的」、二文目は「考え方,種類と特徴」と「財務指標」が対象である。 「など」は二文目にだけある。さらに「代表的な」が付く。 「経営分析」と「経営診断」の違いは書かれていない。
二文目が挙げる二つの手法(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 逐語 |
|---|---|
| 1 | 実数法 |
| 2 | 比率法 |
この表の「順」は説明文に現れる順であって、重要度でも実行の順序でもない。 末尾が「など」で開かれている。二つで全部だとは書かれていない。 どちらも用語例には含まれない。 それぞれの中身は書かれていない。
用語例 26 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 |
|---|---|---|
| 1 | 内部分析 | — |
| 2 | 外部分析 | — |
| 3 | 趨勢法 | — |
| 4 | 構成比率 | — |
| 5 | 関係比率 | — |
| 6 | 静態分析 | — |
| 7 | 動態分析 | — |
| 8 | 収益性指標 | — |
| 9 | 資本利益率 | — |
| 10 | 売上高利益率 | — |
| 11 | 資本回転率 | — |
| 12 | ROA | Return On Assets:総資産利益率 |
| 13 | ROE | Return On Equity:自己資本利益率 |
| 14 | ROI | Return on Investment:投資利益率 |
| 15 | ROIC | Return on Invested Capital:投下資本利益率 |
| 16 | PBR | Price Book-value Ratio:株価純資産倍率 |
| 17 | 安全性指標 | — |
| 18 | 流動性 | — |
| 19 | 流動比率 | — |
| 20 | 自己資本比率 | — |
| 21 | 付加価値 | — |
| 22 | 生産性 | — |
| 23 | 資本生産性 | — |
| 24 | 労働生産性 | — |
| 25 | 分配率 | — |
| 26 | EVA | Economic Value Added:経済的付加価値 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 26 語のいずれについても、式・求め方・目安の値は書かれていない。 括弧が付くのは 6 語だけである。 3 語目「趨勢法」はシラバスの本文でルビが振られた語だが、ルビは本文ではない。 26 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例と完全には一致しない。 ただし「収益性指標」は 3.(1)④ の「収益」を、 「PBR(Price Book-value Ratio:株価純資産倍率)」は同じく「純資産」を、 それぞれ語の一部として含む。
Return で始まる 4 語の表記
| 順 | 用語例 | 展開 | on の表記 |
|---|---|---|---|
| 12 | ROA | Return On Assets | 大文字 On |
| 13 | ROE | Return On Equity | 大文字 On |
| 14 | ROI | Return on Investment | 小文字 on |
| 15 | ROIC | Return on Invested Capital | 小文字 on |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 同じ細目のなかで表記が割れている。 シラバスがこの違いに理由を書いているわけではない。そろえない。
対になる形の組(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 組 |
|---|---|
| 1・2 | 内部分析 / 外部分析 |
| 6・7 | 静態分析 / 動態分析 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 この表は形が対になる語を抜き出したものであり、シラバスが対比しているわけではない。 どちらの組も並びが連続している。 それぞれの違いは書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(62 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所(二文目) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 26(この 35 細目で 3 番目に多い) |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文である。
経営分析や経営診断の目的を理解する。また,実数法,比率法などの財務分析手法の 考え方,種類と特徴,代表的な財務指標を理解する。
続けて 26 個が列挙されている。全語は ## 図 の表にある。
同じ細目のなかで On の表記が割れている
Section titled “同じ細目のなかで On の表記が割れている”ROA と ROE は Return On、ROI と ROIC は Return on である。
4 語は 12 語目から 15 語目に連続して並ぶ。
それでも表記が割れている。
この 35 細目には、ほかにも Management by Objectives and self-control(1.(2)③)の
self-control が小文字である例、well-being(1.(2)③)が小文字である例がある。
いずれもシラバスの表記のままである。
このノートで大文字小文字をそろえない。
説明文の二つの手法は用語例に無い
Section titled “説明文の二つの手法は用語例に無い”「実数法」「比率法」はどちらも用語例 26 語に含まれない。
用語例には「趨勢法」があり、「構成比率」「関係比率」「流動比率」「自己資本比率」など 「比率」を含む語もあるが、いずれも別の文字列である。
シラバスが説明文の二つと用語例を対応づけているわけではない。
このノートで「比率法にあたるのは○○」と割り当てない。
用語例は 26 語で 3 番目に多い
Section titled “用語例は 26 語で 3 番目に多い”26 語のうち括弧が付くのは 6 語だけで、残る 20 語は名前だけである。
「指標」で終わる語が 2 語(収益性指標、安全性指標)、 「率」で終わる語が 8 語(構成比率、関係比率、資本利益率、売上高利益率、 資本回転率、流動比率、自己資本比率、分配率)、 「性」で終わる語が 4 語(流動性、生産性、資本生産性、労働生産性)ある。
シラバスがこれらを分類しているわけではない。
「代表的な財務指標」がこの 26 語のどれを指すかも書かれていない。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 経営分析・経営診断の目的、違い、進め方
- 実数法・比率法の内容、使い分け
- 用語例 26 語それぞれの式、算出方法、目安の値
ROAROEROIROICPBREVAの計算式、分子と分母- 収益性・安全性・生産性という区分の定義
- 内部分析と外部分析、静態分析と動態分析の違い
Onとonのどちらが正しいかという判断
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。