経済性計算
説明文が挙げる経済性計算の手法は何か。末尾の形にも注意せよ。
- DCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法
- IRR(Internal Rate of Return:内部利益率)法
投資が適切かどうかを判断するためのDCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法, IRR(Internal Rate of Return:内部利益率)法などの経済性計算の手法を理解する。
末尾が「など」で開かれている。この二つで全部だとは書かれていない。
どちらも「法」で終わり、括弧の中は「英語:日本語」の形である。
説明文の DCF・IRR は、用語例にも現れるか。
現れない。
この 35 細目で説明文に括弧付きの略語を二つ持つのは、1.(3)経営組織 とこの細目の 2 件である。
| 細目 | 説明文の略語 | 同じ文字列が用語例にあるか |
|---|---|---|
| 1.(3)経営組織 | CEO、CIO | 有り |
| 3.(7)(この細目) | DCF、IRR | 無し |
この表は文字列の有無を並べたものであり、シラバスが対比しているわけではない。
用語例には別の略語 NPV DPP WACC が並ぶ。
用語例 6 語のうち、括弧付きの略語は何語か。「法」が付くのはどれか。
括弧付きの略語は 3 語で、そのうち「法」が付くのは 2 語である。
| 順 | 用語例 | 「法」 |
|---|---|---|
| 1 | NPV(Net Present Value:正味現在価値)法 | 有り |
| 2 | DPP(Discounted Pay-Back Period:割引回収期間)法 | 有り |
| 6 | WACC(Weighted Average Cost of Capital:加重平均資本コスト) | 無し |
この表の「順」はシラバスの並び順のうち、該当する 3 語だけを抜き出した番号である。 重要度でも扱う順でもない。
WACC にだけ「法」が付かない。
括弧の閉じたあとに「法」が付く形は、説明文の DCF IRR と同じである。
「割引」を含む語はいくつあるか。
二つである。位置が違う。
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 説明文 | DCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法 |
| 用語例 | DPP(Discounted Pay-Back Period:割引回収期間)法 |
この表は同じ語を含む文字列を並べたものであり、 シラバスが両者を対応づけているわけではない。
どちらも展開が Discounted で始まる。
両者の関係、違いは書かれていない。
シラバスは投資が適切かどうかを判断するための DCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法、IRR(Internal Rate of Return:内部利益率)法などの経済性計算の手法を理解するとしている。説明文は一文で括弧付きの略語が二つあり、この 35 細目で説明文に括弧付きの略語を二つ持つのは 1.(3)経営組織 とこの細目だけである。ただし 1.(3)の二語は用語例にも現れるのに対し、この細目の DCF と IRR は用語例に無い。用語例は 6 語で、うち 3 語が括弧付きの略語である。
説明文の組み立て
| 位置 | 逐語 |
|---|---|
| 前置き | 投資が適切かどうかを判断するための |
| 列挙の一つ目 | DCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法 |
| 列挙の二つ目 | IRR(Internal Rate of Return:内部利益率)法 |
| まとめる語 | などの経済性計算の手法 |
| 文末 | を理解する。 |
この表はシラバスの一文を位置ごとに切り出したものであり、 シラバスがこの 5 つの見出しを立てているわけではない。 列挙は「など」で開かれている。 「適切かどうか」の基準は書かれていない。
用語例 6 個(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中身 | 「法」 |
|---|---|---|---|
| 1 | NPV | Net Present Value:正味現在価値 | 有り |
| 2 | DPP | Discounted Pay-Back Period:割引回収期間 | 有り |
| 3 | コーポレートファイナンス | — | 無し |
| 4 | 事業価値評価 | — | 無し |
| 5 | 採算比較 | — | 無し |
| 6 | WACC | Weighted Average Cost of Capital:加重平均資本コスト | 無し |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも扱う順でもない。 6 語のいずれについても、式・求め方・判定の基準は書かれていない。 括弧が付くのは 3 語で、いずれも括弧の中が「英語:日本語」の形である。 括弧のあとに「法」が付くのは 1 語目と 2 語目だけである。 6 語はいずれも、ほかの 34 細目の用語例には現れない。
説明文と用語例の略語
| 位置 | 略語 | 展開 | 日本語 |
|---|---|---|---|
| 説明文 | DCF | Discounted Cash Flow | 割引現金収入価値 |
| 説明文 | IRR | Internal Rate of Return | 内部利益率 |
| 用語例 | NPV | Net Present Value | 正味現在価値 |
| 用語例 | DPP | Discounted Pay-Back Period | 割引回収期間 |
| 用語例 | WACC | Weighted Average Cost of Capital | 加重平均資本コスト |
この表は略語が現れる位置を並べたものであり、シラバスが対応づけているわけではない。 5 語とも括弧の中が「英語:日本語」の形である。 説明文の 2 語は用語例に無く、用語例の 3 語は説明文に無い。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(105 字) |
| 文末 | 「〜を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の括弧 | 2 箇所(DCF・IRR) |
| 列挙に付くラベル | 用語例 |
| 用語例の数 | 6 |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文である。
投資が適切かどうかを判断するためのDCF(Discounted Cash Flow:割引現金収入価値)法, IRR(Internal Rate of Return:内部利益率)法などの経済性計算の手法を理解する。
続けて 6 個が列挙されている。
用語例 NPV(Net Present Value:正味現在価値)法, DPP(Discounted Pay-Back Period:割引回収期間)法,コーポレートファイナンス, 事業価値評価,採算比較,WACC(Weighted Average Cost of Capital:加重平均資本コスト)
説明文の略語が用語例に無い
Section titled “説明文の略語が用語例に無い”この 35 細目で説明文に括弧付きの略語を二つ持つのは、1.(3)経営組織 とこの細目の 2 件である。
1.(3)の CEO CIO は用語例にも同じ文字列で現れるが、
この細目の DCF IRR は用語例に無い。
用語例には別の略語 NPV DPP WACC が並ぶ。
説明文の 2 語と用語例の 3 語が、どういう関係にあるかは書かれていない。
このノートで五つを一つの体系に並べ直さない。
略語が五つあり、いずれも展開と日本語を持つ
Section titled “略語が五つあり、いずれも展開と日本語を持つ”説明文に 2 語、用語例に 3 語、合わせて 5 語の略語がある。
5 語とも括弧の中が「英語:日本語」の形で、日本語訳が付く。
この 35 細目には、括弧の中が英語だけで日本語訳の無い用語例が 17 語ある(括弧の中に「:」を持たず、英語だけが入っているものを数えた。
企業の社会的責任(CSR:Corporate Social Responsibility) は「:」を持つため含めない)が、
この細目にはそうした語が無い。
それでも、それぞれの式・求め方・判定の基準は書かれていない。
括弧のあとに「法」が付く形がある
Section titled “括弧のあとに「法」が付く形がある”| 語 | 括弧のあと | 位置 |
|---|---|---|
| DCF | 法 | 説明文 |
| IRR | 法 | 説明文 |
| NPV | 法 | 用語例 |
| DPP | 法 | 用語例 |
| WACC | 無し | 用語例 |
この表は文字列の形を並べたものであり、シラバスが対比しているわけではない。
WACC にだけ「法」が付かない。
WACC が手法ではないとシラバスが述べているわけではない。
「法」が付いていない、というところまでである。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 経済性計算の目的、「適切かどうか」の判断基準
DCFIRRNPVDPPWACCの式、計算手順、割引率の決め方- 五つの手法の使い分け、長所短所
- コーポレートファイナンス・事業価値評価・採算比較の内容
WACCが「法」でない理由- 3.(4)キャッシュフロー会計 との関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。