プログラムの形態と性質
説明文の一文目と二文目は、それぞれ何を理解するとしているか。
プログラムには,ソースプログラム,オブジェクトプログラムなどの形態があること,ソースプログラムの管理対象には,データ構造定義,レコード構造定義などのマクロソースがあることを理解する。また,再入可能プログラム,逐次再使用可能プログラムなどの性質と,それらの使用のされ方を理解する。
一文目は「プログラムには,ソースプログラム,オブジェクトプログラムなどの形態があること,ソースプログラムの管理対象には,データ構造定義,レコード構造定義などのマクロソースがあることを理解する。」、二文目は「また,再入可能プログラム,逐次再使用可能プログラムなどの性質と,それらの使用のされ方を理解する。」である。 二文目は「また,」で始まる。
一文目は「ソースプログラム,オブジェクトプログラムなどの形態」と「マクロソース」を、二文目は「再入可能プログラム,逐次再使用可能プログラムなどの性質」を挙げる。 それぞれの中身を、シラバスは書いていない。
説明文の「ソースプログラム」「オブジェクトプログラム」は、用語例とどう重なるか。
「ソースプログラム」は、用語例 原始プログラム(…) の括弧の中に同じ文字列で現れる。 「オブジェクトプログラム」の文字列は用語例に無い。
説明文の 2 つの形態と用語例 12 語の対応を、シラバスは書いていない。
用語例のうち括弧を持つ 4 語は、括弧の中に何を置いているか。
原始プログラム(…) は「ソースプログラム」、ABI(…) は「Application Binary Interface」、POSIX(…) は「Portable Operating System Interface」、SCM(…) は「Software Configuration Management:ソフトウェア構成管理」 である。
12 語それぞれの意味を、シラバスは書いていない。
シラバスは、プログラムには、ソースプログラム、オブジェクトプログラムなどの形態があること、ソースプログラムの管理対象には、データ構造定義、レコード構造定義などのマクロソースがあることを理解するとし、また、再入可能プログラム、逐次再使用可能プログラムなどの性質と、それらの使用のされ方を理解するとしている。用語例は 12 語で、12 語それぞれの意味は書かれていない。
用語例 12 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | 原始プログラム(ソースプログラム) | ソースプログラム |
| 2 | 目的プログラム | — |
| 3 | コンパイラ | — |
| 4 | ロードモジュール | — |
| 5 | ローダ | — |
| 6 | ライブラリ | — |
| 7 | 動的リンキング | — |
| 8 | リエントラント | — |
| 9 | API | — |
| 10 | ABI(Application Binary Interface) | Application Binary Interface |
| 11 | POSIX(Portable Operating System Interface) | Portable Operating System Interface |
| 12 | SCM(Software Configuration Management:ソフトウェア構成管理) | Software Configuration Management:ソフトウェア構成管理 |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列はシラバスの括弧をそのまま写したもので、括弧の中が見出しの別の書き方か、例示か、補足かを、シラバスは述べていない。 12 語のいずれについても、意味はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 二文(139 字) |
| 一文目の文末 | 「〜レコード構造定義などのマクロソースがあることを理解する。」 |
| 二文目の文末 | 「〜それらの使用のされ方を理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 3 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 無し |
| 用語例の数 | 12 |
| 括弧を持つ用語例 | 4 |
| 用語例の区分見出し | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は二文、139 字である。「など」は 3 箇所ある。括弧は無い。
用語例のうち 原始プログラム(…)・目的プログラム・コンパイラ・ロードモジュール・ローダ の 5 語は、4.(2)の用語例にも同じ文字列で置かれている。 コンパイラ は 1.(2)の用語例にもあり、3 回置かれている。用語例 ライブラリ は 2.(3)の用語例にも置かれている。複数の細目で同じ意味か、なぜ複数回置かれているかを、シラバスは書いていない。
シラバスはこの細目を節 1 オペレーティングシステム の 15 番目に置いている。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- コンパイラ — この細目の用語例 コンパイラ が、1.(2)の用語例 コンパイラ、4.(2)の用語例 コンパイラ・実行時コンパイラ・クロスコンパイラ にも現れる
- ローダ — この細目の用語例 ローダ が、1.(2)の用語例 フラッシュブートローダ、4.(2)の用語例 ローダ にも現れる
- レコード — 1.(5)の用語例 レコード が、この細目の説明文に現れる
- ライブラリ — この細目の用語例 ライブラリ が、1.(12)の用語例 多重化(入出力パスの多重化,補助記憶装置の二重化,ライブラリの二重化,ディスクの二重書き)、2.(3)の用語例 ライブラリ、2.(4)の細目名・説明文・用語例 ソースライブラリ・オブジェクトライブラリ・ロードライブラリ・クラスライブラリ、2.(6)の説明文、5.(1)の用語例 オープンソースライブラリ にも現れる。2.(4)の細目名が、この細目の用語例 ライブラリに現れる
- API — この細目の用語例 API が、2.(3)の細目名・説明文・用語例 Web API・API仕様 にも現れる。2.(3)の細目名が、この細目の用語例 APIに現れる
- 原始プログラム(ソースプログラム) — この細目の用語例 原始プログラム(ソースプログラム) が、4.(2)の用語例 原始プログラム(ソースプログラム) にも現れる
- 目的プログラム — この細目の用語例 目的プログラム が、4.(2)の用語例 目的プログラム にも現れる
- ロードモジュール — この細目の用語例 ロードモジュール が、4.(2)の用語例 ロードモジュール にも現れる
(用語例の語全体・括弧の前の文字列と細目名が、ほかの細目の細目名・説明文・用語例に現れる組は、b20gen/ov.py で両方向に照合し、すべて挙げた。細目名・説明文・用語例の語の一部について重なる例はほかにもあり(「管理」「OS」など)、ここには挙げていない。英数字(と「/」「.」「-」)だけの語は、前後が英数字でない位置の一致だけを数えた(別の英語の一部として当たるものは除いた)。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 12 語それぞれの意味
- プログラムの形態・マクロソース・性質の中身と使用のされ方
- この細目と 4.(2)に共に置かれた 5 語の関係
- コンパイラ と 1.(2)の コンパイラ、ライブラリ と 2.(3)の ライブラリ の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。