ソフトウェア要件の評価及びレビュー
説明文を読点で区切ると、どういう断片が並ぶか。
決定したソフトウェア要件がシステム要件に合致しているか,実現可能かなど,ソフトウェア要件を評価する際の基準,ソフトウェア要件定義書の作成後,システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことを理解する。
読点で区切ると、次の 5 つの断片が並ぶ。
- 決定したソフトウェア要件がシステム要件に合致しているか
- 実現可能かなど
- ソフトウェア要件を評価する際の基準
- ソフトウェア要件定義書の作成後
- システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことを理解する。
説明文は一文である。1.(4)の説明文は二文である。断片どうしの係り方を、シラバスは書き分けていない。
用語例 10 語のうち、1.(4)の用語例と同じ文字列の語はどれか。
双方向の追跡可能性(…)・テスト可能性・運用及び保守の実現可能性・レビュー参加者・レビュー方式・アシュアランスケース の 6 語である。 トレーサビリティマトリクス は 1.(6)① の用語例と同じ文字列である。
6 語それぞれの意味と、1.(4)・1.(6)① の同じ文字列の語との関係を、シラバスは書いていない。
用語例の 外部一貫性 と 内部一貫性 は、文字列の上でどこが違うか。
2 番目と 3 番目に続けて置かれ、どちらも「一貫性」で終わる。 先頭の「外部」「内部」だけが違う。1.(4)の用語例 一貫性 は、2 語の末尾と同じ文字列である。
2 語それぞれの意味を、シラバスは書いていない。
シラバスは、決定したソフトウェア要件がシステム要件に合致しているか、実現可能かなど、ソフトウェア要件を評価する際の基準、ソフトウェア要件定義書の作成後、システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことを理解するとしている。用語例は 10 語で、10 語それぞれの意味は書かれていない。
用語例 10 語(シラバスの並び順のまま)
| 順 | 用語例 | 括弧の中 |
|---|---|---|
| 1 | 双方向の追跡可能性(双方向のトレーサビリティ) | 双方向のトレーサビリティ |
| 2 | 外部一貫性 | — |
| 3 | 内部一貫性 | — |
| 4 | テスト可能性 | — |
| 5 | ソフトウェアシステムの実現可能性 | — |
| 6 | トレーサビリティマトリクス | — |
| 7 | 運用及び保守の実現可能性 | — |
| 8 | レビュー参加者 | — |
| 9 | レビュー方式 | — |
| 10 | アシュアランスケース | — |
この表の「順」はシラバスの並び順であって、重要度でも実施の順序でもない。 「括弧の中」の列は、シラバスの括弧の中の文字列をそのまま写したものである。 10 語のいずれについても、意味はシラバスに書かれていない。
この細目でのシラバスの書き方
| 項目 | 記載 |
|---|---|
| 説明文 | 一文(102 字) |
| 文末 | 「〜システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことを理解する。」 |
| 説明文の「など」 | 1 箇所 |
| 説明文の中の括弧 | 無し |
| 用語例の数 | 10 |
| 括弧を持つ用語例 | 1 |
| 用語例の区分見出し | 無し |
シラバスが書いていること
Section titled “シラバスが書いていること”説明文は一文、102 字である。「など」は 1 箇所ある。括弧は無い。
最後の断片「システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことを理解する。」は、1.(4)の説明文の二文目の最後の断片と同じ文字列である。 四つ目の断片「ソフトウェア要件定義書の作成後」は、1.(4)では「システム要件定義書の作成後」である。2 つの細目の関係を、シラバスは述べていない。
シラバスはこの細目を節 1 システム要件定義・ソフトウェア要件定義 の(7)に置いている。
説明文の「ソフトウェア要件定義」は、節 1 の【目標】「システム及び/又はソフトウェア要件定義の考え方,手順,手法,留意事項を修得し,適用する。」にも現れる。 【目標】の項目と細目の対応を、シラバスは述べていない。
ほかの細目との文字列の重なり
Section titled “ほかの細目との文字列の重なり”- 双方向の追跡可能性(双方向のトレーサビリティ) — この細目の用語例 双方向の追跡可能性(…) が、1.(4)の用語例 双方向の追跡可能性(…) にも現れる
- テスト可能性 — この細目の用語例 テスト可能性 が、1.(4)の用語例 テスト可能性 にも現れる
- 運用及び保守の実現可能性 — この細目の用語例 運用及び保守の実現可能性 が、1.(4)の用語例 運用及び保守の実現可能性 にも現れる
- レビュー参加者 — この細目の用語例 レビュー参加者 が、1.(4)の用語例 レビュー参加者 にも現れる
- レビュー方式 — この細目の用語例 レビュー方式 が、1.(4)の用語例 レビュー方式 にも現れる
- アシュアランスケース — この細目の用語例 アシュアランスケース が、1.(4)の用語例 アシュアランスケース にも現れる
- 一貫性 — 1.(4)の用語例 一貫性 が、この細目の用語例 外部一貫性・内部一貫性 に現れる
- トレーサビリティマトリクス — この細目の用語例 トレーサビリティマトリクス が、1.(6)① の用語例 トレーサビリティマトリクス にも現れる
(用語例の語全体・括弧の前の文字列と細目名が、ほかの細目の細目名・説明文・用語例に現れる組は、b23gen/ov.py で両方向に照合し、すべて挙げた。細目名・説明文・用語例の語の一部について重なる例はほかにもあり(「要件」「定義」など)、ここには挙げていない。英数字(と「/」「.」「-」)だけの語は、前後が英数字でない位置の一致だけを数えた(別の英語の一部として当たるものは除いた)。ほかの細目の用語例の括弧の中は、照合する先に含めていない(括弧の中に当たる一致は挙げない)。)
シラバスはこれらを結び付けていない。 文字列が同じことだけが事実である。
この細目で書かないこと
Section titled “この細目で書かないこと”次はいずれもこのノートの根拠に含まれていない。
- 10 語それぞれの意味
- 外部一貫性 と 内部一貫性 の関係
- 説明文の断片「ソフトウェア要件を評価する際の基準」の中身
- この細目と 1.(4)システム要件の評価及びレビュー の関係
名前から内容を推測して書くことは spec.md §8.1a に反する。